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プロローグ18
「…そこまで悩むのであれば少しだけ内容をご説明しましょう。あくまでもほんの入り口程度ですが」
「…!」
なっ…なんだ?俺が悩んだとみるや明らかな譲歩をしてきたぞ。そんなに俺の力が惜しいと?
だが…ここでどんな仕事かを知るのは重要だ。
「まずあなたの仕事についてですが、要は情報屋です」
「情報屋?」
「世界中のありとあらゆる情報を集めてそれを売りに出す。聞いたことはあるでしょう?」
まぁ確かにそういう存在があるのは知っている。情報一つで自分の人生も他人の人生も変わってしまうほどだ。価値が高ければ需要はあるだろう。
問題はなぜ俺のスキルが必要なのか?…というところか。そこが一番気になる。
「…その情報ってのはどうやって手に入れるんだ?」
「残念ですがこれ以上は言えません。ここで決めてください」
くっ…やっぱそうなるよな。ここで決めるべきか…。
情報屋になるか…つまらない人生を送るか…。




