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第一話 始まり



ある日の夜の事


時刻は午後11時前


自宅の自室で寝る準備が整った槙本(まきもと)信介(しんすけ)はベッドに入り部屋の電気を消す。


学校で疲れた身体を癒す為、高校生にしては若干早めの睡眠に入ろうとする。学校から出された課題も終わり、既に今において信介の睡眠を邪魔をするものは何もなくなった。


これでゆっくりと寝られる。

そう思い目を瞑ってから僅か数十秒後、部屋の天井の一部に明るい光が現れた。

光は信介の頭の隣に置いてある携帯が光って天井に届いたのだ。



(.......また来たな)



信介はすぐ様この携帯が光った理由に辿り着いた。

何しろ信介、ここ最近ずっと同じ現象に悩み続けているからだ。

携帯の画面がつく理由は、誰かからメールが来たか、色々と携帯に入れてあるゲームアプリの通知だったりと、その携帯の持ち主によって大きく異なる。

信介の携帯には確かにゲームアプリは入っているがそれは通知するにしているかと言われれば答えはノーだ。

それならば信介が思い浮かんだ選択肢の片方しかないのだ。


信介は数秒考えた後に身体を回して、携帯のある方へ向く。

布団から手を出して携帯を手に持つ。そして画面を開きロックの暗証番号を打ち込んでアプリが表示される画面へと行き着く。

そこから通知の来たアプリを確認し、数字が表示されてあるアプリを開く。

それは今の時代携帯を持つ者なら誰でも携帯に入れてある無料通信アプリだった。


信介はそこからメールを送って来た人物の名前を確認する。



「......やっぱりか」



信介はその人物の名前を見た途端そんな言葉を口に出す。

はあ〜、と溜息をこぼしその人物とのトーク画面を開く。このアプリ、送った側から相手がメールを見ると“既読”と言うのが付き相手がメールの内容を見たかどうか分かるという信介のこの状況に於いて1番いらない機能だ。


しかし1度開いてしまえば信介は仕方無しに相手にメールの返事を返す。そしてメールを返すと相手側には直ぐに既読と言う文字が付く。それに信介はもう1度溜息を付き、これから長い夜が始まると覚悟する。











「続きが読んでみたい」と思う方はブックマークお願いします。


短いですが、最後まで読んで下さりありがとうございました。

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