弁護士・柳沢健介～公開処刑配信者 FIREMAN～

0時0分0秒、炎上した事で有名な動画配信者「オカリナ」がファイアマンと名乗る謎の人物に惨殺されその凄惨なシーンは配信された。すぐに動画は削除されたものの、警察関係者を始めとする閲覧者に衝撃を与えた。数日後、最近炎上の火中の中にあるタレントの高城美紀の公式Twitterや掲示板に犯行声明が送信された。
「ＨＡＬＯ、貴女は炎上してますね。」
「私は、炎上した状態を沈下することを生業とするものです。」
「長らく嫌われ、炎上している貴方を今から消火しに参ります。」
「手始めに、貴女のTwitterにあがっていた貴女のイイネ！の傀儡に休暇を与えさせていただきました。」
「近い内に火元、すなわち貴女を消化させていただきます‥‥。そのつもりで・・・・。」
美紀は大物弁護士の大久保平蔵を介してマネージャーと共に、新宿歌舞伎町にオフィスを持ち活動するヤメ検の敏腕弁護士・柳沢健介が自営する小規模法律事務所を訪れて名誉毀損罪、脅迫罪で刑事告訴を視野に入れての法律相談を持ち掛けてきた。盟友である元刑事の私立探偵・榊原龍太郎や、元事件記者のフリーライターの滝川雅彦と連携して恐喝事件と誹謗中傷について事件性を視野に入れて独自に調査を進めて行く中で、第二第三の殺人事件が発生し、事態はさらに深刻化していく・・・・。