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会計の前世

「あー……前世の俺と前世のアイツは幼馴染の婚約者だったけど、アイツ昔っから浮気ばかりしてよ。当時の俺はアイツに惚れ込んでて、何度アイツに浮気されようが浮気相手に嫌がらせされようが我慢していたんだ。


 そんな時にヴィヴィアとは父親同士の縁で出会ってよ。

 エネミーになっていた当時の俺を次々と論破……と言うか正論を言ってね。ヴィヴィアから浮気相手とアイツが俺の悪口を言っている所と、婚約指輪を質屋に売った事を聞かされて流石に眼が覚めたよ。


 直ぐに両親に全て話して婚約を此方から破棄。彼は反対したけどヴィヴィアと俺が集めていた証拠を出されたら流石に黙って受け入れた。

 尻軽女の事? アレはどんなヤリチンでも避ける程の尻軽。そんな状況に尻軽も流石にヤバいと思ったんだろうね~。子供が出来たと嘘ついてアイツは渋々結婚した。『あんなのと結婚するなんて余程自分の家が憎いらしい』て社交界で嘲笑の的。唯一の救いはまともだったアイツの両親が早くに亡くなった事ね。


 その頃の俺はヴィヴィアから紹介された誠実な男の人と結婚式を挙げて、彼の仕事で三年程他国に着いて行った。帰ってきた時にはアイツは病気を移されて寝たきり。家は女の無駄使いと借金のせいで没落。まぁその女も最後にはスラムの道端で死んだけどな」

 チャラ男の会計は前世()の自分を思い出して苦笑していた。


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