魔人襲撃
その一団、ミシュカと聖騎士らにこの辺りをひれ伏している、ミシュカは気にせずカウンターに歩み寄る
「キーパーはいるか?依頼を発行したい」
「はいは~い、キーパーのチャシャだニャ」
赤毛にネコミミ、ネコシッポ、でる所はでてる、という体に露出の多い服装、・・・動き回るのに大丈夫なのか?
まぁ、それはいいとして、そんな容姿の猫獣人がこのハウスを仕切っているハウスキーパーだ、もっとも、キーパーはあくまで不正が出来ないような権限を心具により与えられた者達だ、与えたのはキーパーをまとめるハウスマスターだ、本部にいるらしいが、よくしらない
「この都市の近くに魔人が出現した、観測によれば豚型、その討伐依頼だ」
「はいにゃ~」
そうして魔人の討伐任務が発行された、俺?行かない行かない、Eランクなんて使い物にならないって
「・・・行くか」
「ははっ、俺達も参加するぜ!!」
毒蜂、動く城は参加するみたいだ、他にいくつもの冒険者チームも参加していくみたいだ、いや~頑張るねぇ~
「クロは相変わらずいかないのかニャ?」
チャシャがやってきた相変わらず距離が近いキーパーだ、他のキーパー、少なくとも俺が知ってる中にはいない
「あ~、行かん行かん、俺が戦力になるわきゃねー」
「相変わらずだニャ~自分の実力わかってるのはいいことだニャ」
「だろ?」
「まぁ、これでちゃんと実力があればサインももらうんだけどニャ」
チャシャはサイン集めが趣味だ、チャシャの姉のシャムも趣味らしい
「俺のサインはもらっとかないと損だぜ~?」
「有名になったらニャ」
「とりあえず、採取依頼頼むわ」
「はいニャ~」
相変わらず仕事はやるなぁ・・・魔人討伐は明日集合して出発か・・・まぁ、俺は近場で採取だが
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「はい、これが採取品な」
「承ったニャ~」
次の日俺は採取品である品を渡し、報酬の銅貨2枚、小銅貨5枚を受けとる、この世界には王金貨、金貨、小金貨、銀貨、小銀貨、銅貨、小銅貨がある
小銅貨10枚で銅貨1、銅貨10枚で小銅貨1枚というようにそれぞれ10枚で換金してもらえる、王金貨は一般に出回る事はほぼないが、俺は小銀貨以上もここ数年手にしてない、弱小なんてそんなもんだ
「ほい、サンキュー」
さて、借りてる安宿帰って飯にするか、今日も一品だけだが
「お?」
いきなりハウスに魔方陣が現れた、転移陣だな、これ、中から現れたのは毒蜂のメンバー、確か鏡の心具使いだ、それに続いてミシュカ、仲間の騎士団、次々転移されてくる、みてわかるくらいにボロボロだその心具使いが叫ぶように口を開く
「報告、魔人は豚型、我が方は敗北、豚魔人は明日、ここアクリアムに攻め混む模様!!」
それだけいうと意識を失った、そして、ハウスは騒然とし、混乱し始めた、帰るタイミング失ったんだが・・・