タイプの美少女が現れるまで
初めての投稿です。内容がダメダメだったり面白くないかもしれませんが、温かい目で見守ってほしいです。
美少女が転校してきた。目が覚めるのには十分な理由だろう。周りの奴も呆けてる。それくらいの美少女だ。
「岡本今日は起きてるな!いつも寝てるくせに!」
「うるせー!!」
クラスのお調子者が茶化してくる。これがもしただの美少女だったら腹立たしいだろうがそんなことどうでもいい。なぜなら長年夢見ていたいつか現れてほしいドタイプの美少女だからだ。黒髪ロングのストレートで控えめな胸、そしてどこか周りを寄せ付けないような雰囲気。完璧だ。心の中で拍手を送る。これほど神に感謝したことはないだろう。
「ほら静かに!はやる気持ちもわかりますが、まずは自己紹介をしてもらいましょう」
担任の先生が指示を出す。だがやはりかな、美少女を目の前にテンションが最高潮に達している野郎どもの耳には響かない!しかし話題の中心人物の声ともあれば話は変わってくる。
「東京都立西南高校から転向してきました。西条氷織です。よろしくお願いします」
端的な挨拶、、、やはりツンデレか!?いや、まだ判断の時ではない。鼓動が再び高鳴る。そして決意した、俺はこのいかにもツンデレな美少女を惚れさせる!!この決意は俺のなんの刺激もない平凡な学生生活のスパイスとなった。
「落ち着いたところで西条さんは、、、」
来たっ!一番大切といってもおかしくない席決め。ここで今後の命運が決まるといっても過言ではない。ここまで好みの美少女が転校してきたんだ!神様仏様なんなら悪魔でもいい俺の隣の席にしてくれ!!
「古野君の隣に座ってください」
俺含め古野以外の野郎どものハートが粉々に砕け散る音が教室に響いた。神様のせめてもの慈悲なのか幸い西条さんは俺の前の席だ。それに古野は少々ぽっちゃりだ。おそらくないだろう。まだやりようはある。
「西条さんはわからないことがたくさんあると思いますので、みなさん助けてあげてください。それでは朝礼を終わります。委員長」
「起立、気を付けー礼!ありがとうございました」
「「「ありがとうございましたー」」」
朝礼が終わった後はそれはもうすごかった。男子も女子も関係なく全員群がってくる。
「西条さん趣味は!?」
「そんなことよりも俺、田中碧音!軽音部なんだけど、音楽とか興味ある!?」
野郎どもは全員気を引こうとしてやがる。それと違って女子は、、、
「ちょっと男子、西条さん困ってるじゃない!!」
「そうよ!西条さんのことも考えて!」
(テンプレ台詞きたー)
「うるせーな、お前らは引っ込んでろよ!」
「あんたらこそ引っ込んでなさいよ!」
(おーこわ、どこぞのヤンキー漫画かよ)
「ちょっとみんな落ち着いて」
「そうだよみんな興奮しすぎ」
ここで委員長と副委員長の登場か。
「椎名さん、、、」
「ごめん隼瀬、ちょっと興奮しすぎてた、、」
(すげー、みんなが一気に冷静になったな)
「ほら授業もう始まるよ続きは後にしよう」
一時間目はいつもだるい古語の授業。美少女がいるからってそれは変わりなく、俺はぬりけしを作って西条さんの隣を取られた腹いせに古野の後頭部めがけてそれを飛ばしていた。
(あぁ~楽し)
俺の性格の悪さやモテない理由がすべてここにつまっていると思う。
(だけど大丈夫だれも見てないから、、、)
これがダメだった。俗にいうフラグを立ててしまったのだ。そう、プリントを渡すために後ろを振り向いた西条さんとバッチリ目が合ってしまったのだ。
「あはは、調子はどう?」
意味不明なことを聞いてる自覚はある。だけどこの状況をどうしたらいいかわからない。
「そうね、あなたのその意味不明な行動以外はすべていいわ」
(終わった、、、)
彼女の目に俺は頭のおかしい授業を真面目に受けていない生徒として映っただろう。そして今日汚名返上できる機会もなく放心状態で一日を過ごした。
(今日こそ西条さんの俺へのイメージを変えて実はナイスガイだと教えてあげなければ)
決意を胸に学校へ足を運ぶ。通学途中なにやら楽しそうな西条さんの声が前の角から聞こえてきたので一目見ようと小走りする。するとそこには古野と楽しそうに話す西条さんがいた。
「え」
リアル声が出た。それに気づいた二人が振り返る。
「どうしたの岡本?」
「いやーごめんごめん。なんでもない。」
「そう?ならいいけど。それでさー、、、」
(なんでもないわけないだろ!!どういうことだよ古野ー!)
リアルに叫んでいたら120デシベルは出ただろう。まさかの一番ないと思っていた古野が最有力候補なんて、、、。こんなん誰も予想できねぇよ。だけどまぁ、まだ付き合っているとは限らない。たまたま出会っただけかもしれない。もう少したったらわかるはず。今日も放心状態で一日を過ごす。無意味な一日すぎて泣けてくる。
今日はいつもより早く家を出る。なぜかって?そう、昨日の古野と西条さんが一緒に登校していたのは偶然かそれとも約束していたのか、それを見極めるためだ。そのため古野の家の前に張り込みする。
午前7時35分、まさかの古野の家から西条さんがでてきた。
(もしかして、西条さんはビッ〇なのか?古野は隠れヤリ〇ンなのか?)
二人の後をつけながら考えに耽る。
(学校についたら、隼瀬に聞いてみよう)
なぜかあいつはどんなことでも知ってる。おそらく知っているだろう。
「隼瀬、古野と西条さんの関係性について何か知ってるか?」
「へー、岡本君も気づいたんだね。いいよ教えてあげよう」
(なんで知ってるんだよ。恐ろしいやつだ。)
「心して聞けよ、、、そう二人は付き合ってるのさ」
俺の何かが崩れた。まるで走ったが間に合わず、友を処刑させてしまったメロスのような心情だ。
「ちなみに教えてくれ、なんで二人は付き合ったんだ?」
まだ、すべてを処理しきれていない状態でかろうじて聞く。
「あー、それはね。古野君のあふれ出る色気のせいだよ。ぼくもあの色気にはやられそうになったよ。強敵だった。」
古野に色気があるのは全くわからんし、隼瀬はゲイか頭が沸いてるのだと思った。
そして俺は理解した。古野は実は色気むんむんマンで西条は理想のヒロインの皮をかぶったただのビッ〇というこを。俺は待つ。いつか理想のヒロインが現れるまで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。個人的には最後に向かうにつれ元々あった素人感がさらにひどくなっていくことや中学生っぽい文章なのを感じました。これからもっと頑張っていきたいです。




