ぼくの好き
掲載日:2025/10/10
雨上がりの匂いが好き。
土や草花が喜んでいるような、そんな自然の香りがするから。
雨が降ってるときじゃだめだよ。
夕暮れ時の、雲の隙間から射す、綺麗なオレンジの光が好き。
ちょっぴり瞳に痛い光は、センチメンタルな心にそっと寄り添ってくれるから。
日が暮れて、少し経った頃の
お月様の光が好き。
これから夜が始まるよ、って合図みたいに
優しく照らしてくれるから。
道端の雑草にまぎれて咲いている
小さな小さな花が好き。
出しゃばらず遠慮がちで、
それでも見つけた人を癒してくれる。
冬の寒い朝の川沿いで
川に反射するキラキラが好き。
昔聞いたアイヌの民謡みたく
銀のしずくのように綺麗だから。
夏の森の中で空から射す
木々の隙間から漏れるキラキラが好き。
アイヌの民謡で聞いた
金のしずくの通り、とても素敵だから。
春の訪れを告げるように鳴く
ホトトギスの鳴き声が好き。
たまに鳴き声を失敗して
笑わせてくれるから。
秋が少しずつ深まる中、魅せてくれる
色とりどりの紅葉が好き。
ようやく私の番ですとゆっくりと
鮮やかなグラデーションを披露する。
好きなもの、嫌いなもの
色々あるかもしれないけれど。
好きなもののことを考えてるほうが
きっと、楽しいよね。




