取り敢えず事情聴取!?
あの後、消防車やらパトカーやら多数来て一大騒動となってしまった。刑事さんやら、消防士の方々に色んな事聞かれたけど、なんにもしてないから答えることは決まり切ったことばかり。
なんやかんやで10時過ぎになって気が付いたけど、
”私どこで寝ればいいのー?てか明日着る服も無いじゃん。”
よく質問してきた1人の刑事さんに話しかけた。
「あの〜。私部屋の中で寝れないじゃないですかぁ。
寝るところとか明日着る服とかなんにも無いんですよぉ。何か警察でしてくださるんですかぁ〜?」
と疲れながらも聞くと刑事さんは
「すみませんねぇ。そういったことはしてないんですよね。寝るところは、友達や親兄弟親戚の家で泊まってもらって、着るものはご自分でお買い求めください。」
と腰が低くなってるような、なってないような感じで言われた。そして、
「この状況、今のところは変わらないようなので、一旦休んで、明日改めてお話伺ってもいいですか?」
「そうですよねぉ。明日仕事だけどそんな状況じゃないから休み取ってみます。明日はまたここへ来ればいいですか?」
「あ、こちらの警察署にお越しください。」
と名刺を渡された。佐藤康成と名前が書いてあった。
「あ、佐藤さん、ドアの内側の自転車の鍵取ってもいいですか?」
自転車あると便利だからと聞いてみた。
「うーん。本当はそのままにして欲しいんだけど、写真だけ撮らせてね。」
と言って鑑識さん呼んで写真撮ってた。