連行
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眩しいくらいのヌード鑑賞のお風呂から上がった俺達は、着替え中だ。
脱衣場では、またまた、一悶着が起こりそうだ。
「さぁ、カボスとスダチって娘さんを探し出しましょう」
「うん、そうしたら、チューちゃんも見つかるわよね」
「チューちゃんもだけど、禁断の果実の手掛かりもかも」
「でも、禁断の果実を食べた張本人の家の三桃ちゃんだって、覚えてないのよ、難しいわよ」
「まぁ、チューちゃんをまず見つけようよ、ロコのためにね」
「ありがとう、マーク」
「ねぇ、ねぇ、ちょっと~っ」
「なんだい?ルル」
「なんだいじゃないわよ、私の衣は?」
「ルルは、裸ん坊で来たんだから、あるわけないじゃない」
「えっ?じゃぁ、私は?」
「自慢のオールヌードで過ごせばいいじゃ~ん」
「オロチちゃんって、イジワルねぇ」
「ルルのその身体の方が、イジワルよ」
「まぁまぁ、ルルさんの衣をどうにかしないと」
「ネーブル、甘やかすと、癖になるのよっ」
「オロチちゃん、イジワルしないで、なんとかしてよ~」
「仕方ないわねぇ、それっ」
ティーナちゃんが、人差し指をクルクルっとすると、俺達と同じ衣をルルも纏う事ができた。
「ありがとうございます、ティーナ様」
「ティーナちゃんの魔法って、鮮やかですね、是非、弟子入りさせてください」
「あらあら、ネーブルちゃん。なんて正直な娘なの、可愛がっちゃうわよ」
「ネーブルそれは、後だ、目的の二人をまず」
「わかっています。マーク、じゃぁ、着替えを済ませて、探しましょう」
脱衣場から次々に出ていく俺達、一番最後からルルがモジモジしながら、続いてくる。
なんだか、申し訳なさそうに、何かを訴える眼差しをティーナちゃんに向けながら。
「ティーナ様、あの~っ」
「どうしたの?ルルちゃん」
「言いにくいのですけど、私の下着も、おねがいします」
「パンツとブラジャーあるでしょ?」
「ないんです」
「どれどれ?」
「ちょっと!マーク!そうやって、確認しないで」
「履いているじゃないか、金色の毛皮」
「バカっ」
「青くなかったもん、大丈夫」
「マークって、エッチなだけじゃなくて、イジワル、オロチちゃんみたい」
「私は、イジワルしていないわよ、私が巻き付いてパンツになってあげようか?」
「仕方ないわねぇ、それっ」
「ありがとうございます。ティーナ様、でも、一度で着せて頂きたかったですわ」
「マークにもご褒美が必要でしょ、うふふっ」
「俺っ?」
「しっかり、しっかりと、見られましたわ」
「ねぇねぇ、私のも確認する?」
「ロコのより、私のモノを」
「あなた達って、マークの事、大好きなのね、じゃぁ、私のも確認してもらおうかなぁ」
「ネーブルちゃんは、完全に、同化してきているのねぇ、うふふふ」
やっとのことで、カボスとスダチの探索に取り掛かることが出来るようになった一行は、調査部隊の本日の担当を確認すべく、その管理部門に直接問い合わせてみることにした。
地下の浴場を後にして、城の一階部分にあるネーブルも頻繁に出入りしている調査部隊の事務室の扉を叩いた。
「おおっ、ネーブル、お主は、今日は、水汲みだったな、ご苦労さま」
「はい、それは、もう済みましたので、本日のお務めは、完了しています」
「そちらの面々は、見慣れない顔だが、どこの部署のものだ」
「この者たちは、上層階勤めの者知り合いで、私が、低層階を案内しております」
「そうか」
「そういえば、本日調査部隊のスダチとカボスという者は、どちらですか?」
「スダチ?カボス?そのような者は、この部署には、いないぞ」
「えっ、本日、珍しい物を持ち帰ったという者ですけれど」
「ネーブル、そのような者は、いない、これ以上、推測すると、返してやれなくなるぞ」
「どういうことですか?お尋ねすることは、いけないことなのですか?」
「後ろの五人を取り押さえろ」
「えっ」
ネーブルの後ろに控えていた、俺、ロコ、オロチちゃん、ティーナちゃん、ルルは、何処から湧いてきたのか分からない程の大勢の金髪娘に取り押さえられた。
「みんな、おとなしくしてなさい」
「ティーナちゃん」
「抵抗すると、私たちの素性がバレるわよ」
ティーナちゃんの言う通り、今ここで、俺達がよそ者であると明かすことも無かろう。
いや、しかし、もはや、よそ者とバレているからこそ、こうやって取り押さえられているのだろうけどね。
「何をするんですか?この者たちをどうするのですか?
「ネーブルは、こちらに来なさい、念入りに尋ねたいことがある」
「その五人を連れて行け」
俺達は、目隠しを施されて、どこかへと連行されてゆく。
さほど歩いたとも思えないが、いきなり、目隠しを外された場所は、薄暗く、いかにも牢屋という所だった。
「トン・トン・ツー」
「トン・トン・ツー」
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