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僕は神になる  作者: テラロク
ノット城風雲
7/25

未来への画策

主役思考

「これ、使えるのか?」

 ザーランダーは僕の小人拳銃を見て問います。

「子供の頃父さんと、クロスボウと同じだよ」

 実際は上寺閃の影響で本能的に銃を見込んでいるけど……

「肝心の時以外無闇に使うな。小人族の製品は怪奇的に有名だ。トーソン旦那も一回使った以降もう二度使うことを見ていない」

 ザーランダーはこう諌める。彼女処理必要な軍務を多い、僕ばっかり構いことは出来ない。

「戦馬を残ってくれ」

「了承した」

 忙しいのはザーランダーだけじゃない。僕も同じだ。

 装備を装着した後、広い場所を見つけ、すぐ色々動作を試し、一つは装備を馴染むこと。一番大事なのは今の体はどれだけの戦力を発揮出来るかだ。

 戦技と経験は重要だが、体の素質も同じ大事だ。強靭な体支えないと強力な戦技も使用出来ない。

 幸いなのはザーランダーと共に8年の民兵訓練を経験しているから着痩せと見えるがそれなりの筋肉が付いている。

筋力はおおよそ12-13ほど、並人より強く、民兵と同じくらい。

体質は13以上、民兵の中では中上のレベルだ。

 一番強いのは迅敏、最低でも15がある。これについて僕はノット民兵隊の中でも順位5位入る。これはこの身に流れる銀エルフの血筋に関わる。超えているのは血筋純粋のハーフエルフたちだ。

 体質を要求しすぎる戦技は無理だ。でも回避メインのものなら相当使える。

 多くは伝説戦士じゃなく、上寺閃の自己流殺人術だ。

「ゲイブン様、一人だけ稽古するのはつまらかろう。一手手合わせを願いませんか」

 オーゲーストは平静を装いながら恨みを漏れる声で構ってきた。もう全身フルメイルを換装しながらその歩みは相当素早く、強大を示している。

「興味はない」

「恐れているですか?」

 僕は動きを止め、真面目でオーゲーストへ向く――

「こんな大勢の前に君を殺す訳ない。暇が出来だら人気はない、野外は一番、お互い縛りなく死合するのはどう?」

「貴様……」

オーゲーストは僕の態度に青筋を暴いた。

「拳で一つで殺すぞ」

「ここで殴る度胸は?」

僕は無表情で挑発続ける。

「……いいだろう。いつか死合いの機会を作ってやる!」

オーゲーストは去り去り、僕は練習続けるつもりをなくなった。伝説戦士でも上寺閃のものは全部魂に刻んでいる。少しの練習で感覚を戻った。残るのは戦場の臨機応変だ。

次は画策必要がある――これからの未来、自分の人生をどう歩む? 本来の予定は全部崩したから。

前世、ロアン主従に嵌められ、魔族に捕虜し、奴隷としてサンターリン会に売られ、その後テイセルに滅多に帰っていない。メインの活動地域は北地とハートランドだ。あそこの情報は自分が一番乗り、先手を取れる。でもテイセルでは目の前のザーランダー女皇以外殆ど知らない。ザーランダーを後ろ盾にして、ロアン主従の貶めを阻止すれば、今後ザーランダーをついて数十年掛からず最低てでも公爵になれる。でも闇夜女神・サールの陰謀、魔法女神ミッドナイトの消滅、秘儀の災禍を阻止するにはこの安易の道を捨てるべきだ。

一刻も早く北地へ向かい、未来の情報を利用し、自分だけのアドバンテージを作る。充分な実力と勢力を持てない限り自分がやりたいことを果たせないから。

まず目指せるのは――コミル王国のストーンランド。

あそこは広い上に人気は少ない。発展する空間と資源がある。

ここまで計画すると、相当思考が楽になった。少し離れるどころ5名全武装の護衛を連れ、誇示するロアンを見る。

去るでもこのまま去る訳には……彼女の行き先のため、最初の足手纏いを除く、そうしたら彼女の能力でもっと順調にいけるはず――

目標決定

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