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僕は神になる  作者: テラロク
ノット城風雲
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篭城

篭城戦

「ゲイブン様、ありがとうございます」

助けた民兵は礼を言っているながら疑惑の目で僕を見ている。無理はない、本来この時のゲイブンはこれほど強くなかったから。

僕はそれを構わず戦闘を続ける。右手は長剣を持って刺して別の狼を空中に刺し殺し、左手はベルトから手斧を持ち、まだ一体の狼の頭を割れる。そしてまだ一体の狼は僕の面に向かって体当たりする。僕はその懐へ滑り、包丁をその喉へ刺す。

それから僕は自から狼を向かう、次々武器を拾って狼達の動きを予測し、一撃で一体を始末続ける。さほどの時間と気力を使えなかった。前の人生で鍛える伝説級戦士の身体能力と武装もないが、その技は覚えている。狼程度なら容易いことだ。

「狼たちは僕が始末する。陣形を維持してゴブリンの対処を集中しろ!」

先の戦果は持って、僕は民兵隊にある程度の威厳がある。1分内、僕はもう10体以上の狼を始末した。民兵隊だけじゃない、狼共も驚いた。次を狙う時狼共は次々とゴブリン群へ飛び戻って、完全に姿を隠した。所詮はケモノ、本物の兵士じゃ。もっとも、百戦の精鋭でも被害は三分の一超えた崩れる。

狼の対処を終わって、僕は落ちった盾を拾って突入したゴブリンをまだ陣形から押し出した。

「止まるな。盾を掛け! 槍を刺せ!」

「ゲイブン様、ブレイブ!」

『ブレイブ!』

 民兵は叫びながら、槍をもっと力を入って刺す。

 狼飛びで少々混乱したノラも落ち着きを取り戻す。

「堪えろ! 殲滅する必要がない! ザーランダー隊長戻るまで凌げると良い!」

 ボン!

「ギイヤャャャ〜〜⁉︎」

 轟の後、一つの叫びは城内から響く、そして一つ太い男が慌てて出て来た。

「ザーランダー隊長、大変! 大変です! ゴブリン共は土竜攻めで我が城の下に、本庁まで攻め来ている――? ザーランダー隊長は⁉︎ なぜ城門を開けるだ‼︎ 締めよう! 早く締めよう」

 相変わらずだなコイツ。太くで無能と足纏いを体に書いている姿と目、他でもない、僕の兄で、このノット城現男爵ロアン・ノットだ。

「閣下、隊長は騎兵隊を率いて敵の投石車へは破壊しに行きました。城門を閉じれば隊長達は退却出来ず、包囲されてしまいます」

 ノラは斧を振りながらそう答える。

「無茶な! 俺は領主として命ずる。城門を閉まり、地下道のゴブリンと共を撃退せよ!」

 この無茶の命令は民兵隊を揺らせた。

 ザーランダーは民兵隊に一番の名声を持っているが、でも守備隊長しかない。ロアンは彼ら忠誠の対象、全員の生死握って、その命令を従わない訳がない。それに城内から避難した住民の叫び声を聞こえる。民兵隊の家族も中にいる。だが城門から突入するゴブリンはこちらを殺しより増す数で突入続ける。ゴブリン共一番得意の人海戦術だ。

 この状況でノラもどうすれば分からなくなった。城内のゴブリンを掃討するか、ザーランダーの帰還を待つか。覚悟を覚悟を決まなきゃ――

「落ち着けノラ、城門を閉じではならん。ここまで組織がある戦術、このゴブリン共の背後にオーク軍閥がある。門を閉じれ、ザーランダー隊長達は包囲されたら全員お仕舞いだ。それにゴブリン共は侵攻して来るのはただ数日城内はオーゲースト侍従長がある。2、3隊のゴブリンはヤツにどうにもならないさ」

 これは出鱈目ではなく、前世血で学んだ事実だ。

 ロアンは愚かな味方、最悪なのは彼はここで一番の権力を握っている。コイツ無闇に指揮すれば前世の轍に踏む、外に潜伏するオーク狼騎兵はザーランダーの騎兵隊を捉え、ノット最後の精鋭に甚大な被害を被ることになる。

 コイツを押さえるのは僕だけだ――武力ではなく、身分である。

「ゲイブン、俺の命令を逆らうのか! 俺こそ男爵だ! これ以上――」

 僕は縮地でロアンの側へ走り、その太る腹に拳を殴る。それなりの力を入っていないが、肝臓を叩いたかから痛みでここで膝を地に付く、コイツが叫ぶ前にその口を塞げ、心配している振りをして――

「兄上! 負傷しているの⁉︎ 早く療養しないと――みんなを続けてくれ、ゴブリン共を踏み込むことも、城門を閉じることはならん!」

 そしてロアンの耳に囁く――

「これ以上声を上げたらすぐ殺す、みんなはお前の仇を取る。それとも僕に忠誠を誓うか」

 これを聞いてロアンは恐れて口を閉じる。

 ロアン・ノット、この兄は子供の頃からずっと僕を殺そうとした。完全に無能の卑怯者だ。

 僕たちは完全に死敵になるのは、コイツが『大退却』の途中、侍従長と合謀して、僕をオーク軍閥に捕らわれ、転々を経って、サンターリン会の奴隷になり、虐待の中で一度死んだ。根源に選ばれなかったら何もかも失った。

 コイツを殺す執念がある。だが今殺せばテイセル帝国内の名声を響く。それに今の時点でコイツはまだ『あの事』をやっていない。やる時、コイツの最後だ。

 ロアンは腹を抱いて、動かなかった。コイツは父愛を奪った僕を公衆で貴族を、兄を殺す勇気を持つと思わない。ただ賭けたくない。間違いば命はないから、例え外れる確率はどれだけ低くでも。

 城内の声はどんどん沈静化して、みんなはどんどん落ち着きを取り戻した。

 ゴブリン一群だけならオーゲースト侍従長の相手じゃない。一応『ジョブ』を持つ5級戦士だ。

 ロアンの邪魔はなく、ノラは安定する鋼筋のように城門を立ち、揺るがない。彼女はまだ自分の切り札――狂暴を使っていない。彼女は持つジョブは戦士ではなく、バーバリアンだ。

「やった! 隊長達は成功したぞ‼︎」

 上の城頭から歓声が響く、ザーランダーが率いる騎兵隊が上手くゴブリン共の攻城器具を破壊した。でもまだ終わりじゃない。オーク軍閥はこのノット城一の精鋭を殲滅するためにもう包囲の采配は敷いて来た。

 僕が出来るのは城内を安定させるだけ。外の戦闘はザーランダー信じるしかないが、心配する必要がない。

 前回の記憶を見れば分かる。彼女は百戦百勝の女将軍、軍閥割拠のテイセル帝国を再統一を果たす女皇だ。そこはゲイブン・ノットは居ない。今度は色んな理由でその歴史にゲイブン・ノットの姿を刻む。

「オーク! オーク狼騎兵……隊長達が危ない⁉︎」

 まだ城頭から叫びが響く――

「来い」

 僕は包丁でロアンを歩くように指し、ここでは視界が塞がれ、外は見えない。前回、ゲイブンは城門について衝突し、その過程を見えなかったから………


次はザーランダーの見せ場です。

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