表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕は神になる  作者: テラロク
ノット城風雲
23/25

死変

確実に始末する。

 この短い一言、もうゲイブンの気持ちをザーランダーに伝えた。

 少なくともザーランダーの中にもう明確のこ答えが出だ。

 感情を示すものはない、でも中に秘める熱い感情は例えその方面に疎いザーランダーでもはっきり分かる。全身その感情に包め、丸ごと燃えるそうだ。

(帰る前に他人に嫁ぐな? 本当に勝手なことを……テイセル民たちの騎士か)

 この手紙を何度読み返し、全ての文字を頭に刻めだ後、気を付けて手紙を一番心臓に近いどころに収めた。

 再び手元の本へ目を向く、ザーランダーは慎重に本を読む最中、心中で驚き、疑惑から、最後は驚枠になった。

 千の読者があれば千種の感想がある。一つ世界の千年知恵に融合する本なら尚更だ。特に騎士家系出身のザーランダーは記憶始める頃から父と共に戦い続け、この数年は民兵隊長としてもう相当な実戦経験を蓄えだ。この軍略書と対照するとすぐに真髄を悟る。

(こんな使え方が出来るとは――)

 ザーランダーは気づいていない、彼女が本を夢中している時無意識にシンクロを始め、軍略7書と共に微弱に輝く、本の文字も少しずつ光る。

 ゲイブンはこれを見たら驚くだろう。自分翻訳した本がザーランダーと共にシンクロしている。

 ザーランダーは自分の意識で強引で本を閉じる時、自分が汗びしょうで気付いた。

「やっぱりゲイブンはおかしい」

 ザーランダーは確信する。手元の軍略書は何よりの証拠、幼い頃から見守り、自分が教授した奴がこんなものを書ける訳がない、ただ自分から、ここから逃げる言い訳。ただ、この本を残すこと自体は矛盾している。よりによっていつか戻る手紙を残した?

(……決めた、天界でも深淵でも逃げようと必ず探し出すぞ。ゲイブン)

 馬車から出るともう夜になった。小隊長たちが馬車の外で待っている。

「暗殺者への捜索は?」

「まだ帰っておりません」

「ゲイブン様の不手際でゴブリンの捕虜にこんな暗殺を行った後逃げ、自からそのゴブリンを始末する前に決して帰って来ないと誓った。その前に私が男爵代行として全権を預かる。異論は無いな」

「ありません」

「ザーランダー隊長に従います」

 小隊長たちにとって当たり前の流れだ。異論出す者はない。

「一番の要務はノット城の領民たちを無事にダーロウマまで連れて行くこと、他は一旦放置だ。暗殺者を追う隊は全部帰らせよう、ロアン旦那とオーゲースト侍従長の死体は儀式通りこの場で埋葬する。ノラ、適の場所で墓穴を掘る。広く、深くだ。アルジェ、木材を集めよう、出来るだけ多い方がいい。残りの者は馬車隊の出発しカミ村へ駐屯し、1夜整った後明日夜明けに出立する。動け!」

『御意』

 命令受けた民兵隊が今までの高い効率を発揮し、正月の刻に一人半深いの巨大墓穴を掘り、横に同等のキャンプファイアを用意した。ロアンとオーゲーストの死体がその上に置く。

「プリースター・アボー、始めよう」

「……隊長、明日昼まで待たせんか? こんな時火葬を行うなんで賢明ではありません」

 アボービクビクの表情に対し、ザーランダーはキャンプファイア上2つの死体を見る。死体に纏う黒霧が相当濃くなっている。時に首のどころ、もう一つの首に形成しようとしている。夜中で葬式を行うのは賢明ではないとザーランダーは知っているが、もう時間はない。

 ヒレンでは死は絶対の終わりじゃない、亡霊は確実の現実だ。

 他人に殺されたらまだしも、肉親に殺されたら問題出る確率は大だ。首すら取られたら確実に問題が出る。

 オーク戦団に対面しても表情は変えないザーランダーでも品種を定かない2体の怨霊対しても出来るだけ産まれる前に潰しておきたい。

「もう時間はない、プリースター・アボー、お願いします。あと異常が起これば我々が対処する」

 実際、この叫びを聞いてアボーは泣きそうだ。彼信奉しているのは守護神・トーム、守護と医療を担当する。亡霊対処は専門じゃない。でも今ここにいるプリースターは自分だけだ。

 恐れを抑え、アボーは祈祷文を唱え、周囲からマナネットが振動し、彼の身から柔らかい光が覆われ、巨大灰鉄手袋は顕現する。それは真実者・トームの聖印だ。

 その聖光を浴びて、誰も心の負感情が洗われたと感じる。だがキャンプファイアの死体たちが違った。まるで沸く水鍋のように黒いモヤが激しく湧き出る。

 あぁぁぁぁぁぁー

 オォォォォー

 ぎいやぁぁぁー

 あやふや怒りの叫びがみんなの耳に響く、別の世界を通じるように色々た目を集め、だが聖の光を怯えて近付けない。

 ボン!

 パッ!

 首なし死体2体が陸の魚のように暴れる。でもザーランダーは事前に全身に縛れたせいで抜け出せないを

「聖水だ! 聖水を掛けよう⁉︎」

「かけ!」

樽に詰んでいる聖水は死体へ掛け、殆ど死体と接触する前に蒸発した。

 黒いモヤは黒焔に変え、柱になって天へ昇る。

 亡霊という存在は生前の実力に大いに関わるがこの基準は絶対じゃない。死前積んだ感情と払う対価によって復讐しようと邪悪の存在から力を得る。

ロアンは後者だ。亡霊として形成すれば地縛霊、ゴーストとゾンビという下位ではなく、直接デュラハンになれる。

ザーランダーも自から樽を上げて聖水を掛け、巨大な量をもって黒焔は消され、死体も一時静止した。

「火を付けろ!」アボーは完全びしょびしょだ。

 ザーランダーは背中の両手大剣を抜き、火の闘気を燃え、ロアンの心臓へ貫く――

 があぁぁぁぁぁぁー⁉︎

 魂を刺す叫びが響いて、黒い影がロアンの体から逃れようとしている。ザーランダーは火を避けることはなくもっと大剣に力を押し続ける。それに火は透明の鎧に止まれたようにザーランダーに届かない。

 これはこの両手大剣の機能だ。元はオーク軍閥から鹵獲したもの、火を放つだけじゃない、持ち主に火焔防御を与える。あの黒影はこの状況に抜け出せず、数十分後完全に燃え尽きだ。

 火の中で出て来たザーランダーは疲れどころが、全身に赤い光が輝く、この浄化儀式から多くのものを得たようだ。

 ザーランダーは大剣を振り、剣気で塵を墓穴に吹き込んだ後――

「埋めよう」

 多少時間掛かることはなく、墓穴は完全に平地まで埋まれだ。ザーランダーはゲイブンが去った方向へ向き、胸のどころを手を置き――

「出来るのはここまでだ。絶対死ぬなよ。次会ったらその正体を暴いてやるぞ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ