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僕は神になる  作者: テラロク
ノット城風雲
20/25

任務

悪党虐め

「なんだ⁉︎」

「先の響きは⁉︎」

 銃声を聞いて見回り兵がどんどんここへ集まる。

「大丈夫、ちょっと無礼者を躾けただけ」

「ゲイブン様……散れ! 事は終わりだ。早く散れ‼︎」

 この見回り兵長は大衆を解散させながら僕へ進言する。

「ゲイブン様、やり過ぎないように弁えてくれ。さくなきゃ隊長にもし訳ないので」

 オーゲーストはロアンと一緒に領民を虐めるから、オーゲーストに味方する人がここに居ない。

「分かっている」

「ゲイブン・ノット‼︎」

 オーゲーストを怒りを乗じて立ち上がり、僕はすぐ彼の頭に銃口を向ける。

「ベルトを置くか、それでも僕の照準を賭けるかだ」

「きさま――」

 オーゲーストは一瞬憎しみを発するが、すぐに歯をしばって感情を抑える。

「いつか借りを返してやる!」

 オーゲーストはバトルベルトを解き、そのまま去りたいが、ダールンはまだオーゲーストの足を掬っている。

「ダールン、もう放せ」

 ダールンはオーゲーストの足を解放し、僕はオーゲーストのベルトからヒールポーションを飲ませる。オーゲーストのベルトを取るのは辱めのついてにオーゲーストのポーションを欲しかったから、前ノット城の宝物庫でヒールポーションとティアポーションを取り、戦闘で消耗した。こんな消耗品は早く消耗し尽くすので宝物庫も残量は多くない。

 残る物は今オーゲーストのベルトと共に自分の腰に居る。オーゲーストのベルトは僕のより高級、頑丈どころがポーションの収容量も12を達する。オーゲースト一杯に収容したから大漁だ。

「ゲイブン様、役目を果たしました」

 ただの見張りの任務だけでここまでまとうするとは……出来れば側に育てたいものだ。

 馬車内のものをオーゲーストに何がされたらこっちの計画に支障が出る。そろそろこの内部争いを終わる頃だ。

「ダールン、入って来い」

「これは……ぼくは宜しいのか」

「僕は許可した。もう一つ任務をキミに任せたい」

 これを聞いてダールン恐々と馬車に入る。僕は釈録した兵書をダールンに渡し――

「この本を適当なタイミングでザーランダー隊長に渡してくれ」

 この本は上等な牛皮と羊皮紙を編集するもの、出来れば青銅表紙は欲しかった。

「適当なタイミング?」

「キミは馬車を見守り続け、何があっても離れるな。ザーランダー隊長は僕の馬車へ来ればこの本を渡して、そしてこの本を必ず読むと伝えてくれ、キミはこれを読むな、ザーランダー隊長以外は誰も言うな。分かった?」

「分かりました」

「宜しい、このベルトはキミに挙げる」

 僕は元のベルトをダールンに渡す。

「――ダメです。こんな大事なもの」

「これは褒美だ。受けないとこの任務はなかったことに」

「分かりました!」

ダールンは所詮男の子だ。表情で感情を示している。バトルベルトを受け、自分の腰に付けた。これを拒める男の子はいない。

残りの書き下ろしもダールンに渡す。

「これもキミをあげる。どれだけ学べるのはキミ次第だ。それとザーランダー隊長はその本を受けず、捨てることにしたら僕の代わり保管して良い、その時好きに読むと宜しい」

 これからやる事はザーランダーの一線を越える。どんな反応が出るのか僕も予想し切れていない。もし最悪の反応は出ても知らない他人よりダールンが持つ方が上出来だ。

後を託す。

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