拒絶
小競り合い
「カミ村は魔族に包囲されている。恐らく救援の会議だと思う」
ダールンは恐れどころが、一緒に出陣したいとワクワクしている。
ノット城の大勝、そして道中魔物対する蹂躙でノット領民達に大きな自信を生んだ。ノット民兵隊とザーランダーが居る限り、無事にダーロウマへ辿ることに信用を満ちっている。良いことだ。高い士気を保ち続ければ多くのことをやり易くなる。例え徹夜で進軍しても元気満々だ。
「ダールン、一つ任務を与える」
「なんなりと」
「僕の馬車を見張ってくれ、誰も近付くな、無礼者があれば叫ぶように」
「御意」
「……誰でもだ。ロード・ロアンを含めて」
「分かりました。隊長でも止めます」
「宜しい。お前なら付いてくれ」
これを聞いて、ゴブリンキャスターは馬車から降りて来る。この2日は完全に僕の命令を従っている。でも職業者は舐めるべきものじゃない。
ザーランダーの馬車へ入る時、会議はもう終わり寸前だ。
ダールンの判断は正しい、カミ村はゴブリン軍に包囲されている。空気から見ると大した問題はない。カミ村は村だ。強力な相手ならとっくに陥落された。ザーランダー達はもう撃退ではなく、殲滅を狙う、特にこのゴブリン軍の中に数十名オークが混ざっている。それは騎兵隊の優先斬首目標になる。
「もう一度私と先陣を斬るかい?」
「……すみません。お断りします」
「ほう? なぜたい」
僕の答えを聞いて、ザーランダーおろか、隊長達も僕に疑惑の目を向く。
「敵の殲滅はあなた達が向かえば充分だ。僕はここで万が一を備える」
ザーランダーはゴブリンキャスターを一目に向く。
「……良かろう。全員は作戦通りに!」
「では僕は先に帰ります」
僕はすぐに自分の馬車へ帰ると――
「これはゲイブン様の馬車です。誰でも入れません!」
「ロアン様の御命令だ。それでも止めるのか?」
「ロアン様直に来ても入れません。ゲイブン様が仰せ使っていていました」
「ガキめ、斬り捨てされたいのか!」
馬車前には護るダールンと押し込もうとするオーゲーストだ。
恐らくこの数日馬車で籠ったばかりであの主従の好奇心を招いた。それでもダールンはここまで僕の任を護るとは予想外の喜ぶだ。
周りの領民たちは不満の顔をしているが、オーゲーストを止める者がいない。ロアンは彼らの殺せる権力を持っているから……
「ゲイブン様、侍従長が酷い過ぎます。許可なく押し込もう上にダールンを殴ったとは」
「ダールンは間違っていない」
「そう、ダールンは悪くないだ!」
状況を見て、僕は怒りを湧いた。
ダールンの顔がオーゲーストの暴力で腫れている。それでもオーゲーストの足を掬ってオーゲーストの動きを止める。
「オーゲースト、ここまでだ」
僕は小人火銃オーゲーストの頭を押してオーゲーストを威圧する。この火銃はオーク軍閥の顔を潰したことをもうノット領民の間に伝え回っている。
「げ、ゲイブン様、誤解です。ここに3階のゴブリンキャスターがいますと聞いて――テメェ、もうはなさんか⁉︎」
「もう去りたいのか?」
「どうした? この大勢の前で俺を殺すと?」
「賭ける?」
僕は笑顔で引き金を――
「待って! 降参だ! 何をする?」
「バトルベルトを残せ」
「テメェいい加減に――」
ぼん!
「がぁぁぁぁぁー!」
この轟声がオーゲーストに耳を塞いで叫んでいた。僕は銃口を右へそらし撃つ、オーゲーストの右耳から血が流れている。耳膜は砕けた。
陰謀開始




