表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/14

2-1-5 名前2

 「では-----どうすれば」

 「我々も-----でき得れば-----

製作者のつけた名で-----

呼びたいですし。

 勝手につけて

後で本当の名がわかれば。

 やはり-----」

 「後で記者会見を開いて

訂正となれば-----」

 「そのあたりの事情や

苦労のわからない者たちに

何を言われるか」

 「幹部の誰かが。

 また頭を-----」

 「それはあるか」

 “自衛隊も大変だ”

 「怪獣の名前など

ヒマな上層部が勝手につければと

思っていたが」

 「それは-----」

 「やればえらいことに」

 「そうだなあ。

 だったら専門家会議でも開いて」

 「そこでつけるという手も」

 「あるわけか」

 「しかし怪獣の名をつけるためだけに

専門家会議をつくるわけか」

 「イヤ-----もちろん対策も。

 ついでに------」片隅で誰かが。

 その手のキワモノ映画では

あまり有効な手は-----。

 名前付けがメインのモノも。

 ケース・バイ・ケースか。

 「専門家会議か。

 その手の○○モノでも-----

よくある-----

パターンか。

 イヤ-----ないのか。

 どうしてだろう」誰かがヒソヒソと。

 「それはありますか。

 マアその手の○○映画では-----

その点ついてはあまり。

 そのあたりが

現実とその手のモノの差ですか。

 その他の点でも

現実とその手のモノとは

明らかに違うところも

多々あります。

 現実に怪獣を造るとなると

どうしますか。

 充分それらをふまえた上で

造らなければなりませんし。

 そのあたりのギャップを

どう埋めていくか。

 その上で

現実に造った怪獣を、

その手の○○モノに出て来る怪獣に

どうやって近づけていくかが

大変なわけです。

 その点をよくよく考えていかなければ 

“こんなもの怪獣じゃない”

と手きびしい方々に-----」

 「そうなりますか」

 「どこかの○○番組で

その手の厳しい方々にですか」

 「実際造るとなれば」

 「怪獣を」

 「イロイロ大変なわけだ」

 感心したように。

 「それで

いろいろと

アアでもないコウでもないと

考えたわけです。

 私もモンローも

自分のつけた名前で呼んで欲しいですし」枠沢。

 「我々も-----もちろん。

 その方が」

 下手に名をつけると

後で-----。

 “名前一つをとってもここまで

やはり大変なんだ。

 実際に怪獣を造るとなると”

 あらためて-----枠沢を

感心したかのように。

 「それにはどうすればいいのか。

 今回のように資料を配るか。

 みなさんに。

 それとも-----」

 「なるほど-----。

 そうすればいいわけか」

 「しかしです。

 その手の○○モノでは

そのような事は。

 資料を全ての怪獣について

配るというのは」枠沢。

 「ないですか」

 「はい。

 まあ-----しかし今回の場合

その手もアリかな-----

とも思ったのですが」枠沢。

 「どうして」

 「イエ。

 科学者が大量に怪獣を造ったのですから

その手の○○モノでも。

 そういう場合ならば

全ての怪獣の資料がそろっていても」枠沢。

 「なるほど確かに」

 「イヤその場合

そろっていない方が

おかしいのでは」

 「なるほど」

 「まあ今回は--ー」

 「そろっていますか」

 「だからその点については

その関係の手きびしい方にも-----。

 いえ、何でも。

 コレは現実か」

 「確かに。

 その手の○○モノでは

どういうわけか

その手の○○科学者は

怪獣を一匹しか造りませんが。

 その場合には

必ずその怪獣についての資料が

出てきますか」

 「そう言えばどうして○○科学者は

一匹しか造らないんだろう」

 「それはあくまで

 番組構成上の都合で。

 その回は○○学者が。

 次の回は自然発生的に。

 次の次は宇宙人が。

 となっているからだろう」

 「それはそうか。

 その回だけ何頭も出すわけには

いかないわけか」

 「しかし-----。

 現実に造るとなれば」

 「それもア・リ・なワケか」

 「イヤ-----そうでなければ-----だ」

 「なるほど」

 納得したようだ。

 「そういう事で-----。

 それでいこうか

とも考えたのですが。

 やはり-----名前漏れの恐れもありますし」枠沢。

 「なるほど」

 「資料はあったが。

 何らかの理由でなくした

というのもありましたか」

 「それは-----確かに」

 “どの回だったか”

 「資料の確保をどうするか。

 それと記入漏れですか」

 「そうなりますか」

 「枠沢先生にしろ。

 ご自分でも怪獣のデザインを」

 「はい」

 「それで」

 「イエ。私はその点

入念に。

 資料は複数造ってありますので。

 それに-----記入漏れについては

大丈夫なように」枠沢。

 「資料にはバックアップを」

 「それに記入漏れには何か-----」

 「イエなんでも」枠沢。

 何かあるのかな。

 まあいいか。

 「モンロー先生にしろ

百以上の怪獣を

ご自分でデザインして造ったという話ですし」

 「ではその全てに名前を」

 「やはり漏れるという事も」

 「それはそうだろう。

 あの資料に載っていた怪獣は全て

デザインにしろ名前にしろ

オリジナルという事だしな」

 「そうだった。

 しかし大変だなあ。

 名前を一つつけるにしても」

 「よほどヒマ-----。

 イヤなんでも」口々の小声で。

 「その手の○○で

育った世代とは

そういうモノなのかな」

 「しかしまあ。

 我々がそういうモノの

デザイン画?を書く場合は」

 「名前も付けるか」

 「なるほど」

 年齢的には

枠沢に近い者も多い。

 この連中

幼少期にどのようなアニメを。

 「いえ。

 名前をつける作業というのは

意外と大変で。

 怪獣を造るよりも時間がかかる場合も。

 -----。

 いえ-----。

 あるかと。

 モンローならば」枠沢。

 “私が怪獣を造った事がバレれば

-----マア、地球でではないが-----

大変な事になる”

 あわててゴマ化そうと。

 「なるほど」

 「それでイロイロと考えたわけです」枠沢。

 「どのように」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ