生まれ変わり
俺はふと目を開けると、
ただ暗闇が続く、謎の空間に独り佇んでいた、
俺の名前は……確か青川 将。
36歳で…サラリーマンをしていた、
そして、車と衝突し…死んだのだろう、
でなければこの状況の説明も出来まい、
不思議な浮遊感、四方八方 闇だ、
『ハッ……デー………』
暖かかとした声と光が前から差し込む、
誰かが俺を呼んでいる、
行かなければ、そう自然と本能かのように
頭にその考えが過ぎる、
しかし……この安全な環境から出るのも、
どうかと思う、
だが………
『ハッピーバースデー……』
俺の意識が覚醒し、一気に考えが纏まる、
俺の体は既に光へと
走りだしていた。
例えこの体が消えようとも、
自分が自分では無くなろうとも、
この体が全て、光と塵となろうとも《・・・・・・・・・》
俺の体は指先から光の塵となり、消え始めた、
そして俺から何かが打ち出され、
それが暖かい光を打ち破り、
再び視界が闇に閉ざされる、
しかし瞼がひらく、
光が再び目に差し込み、ぼんやりと、
虚ろに目が覚める、
頭が痛く、クラッとする、
『ハッピーバースデー!おめでとう!!』
その大声で俺の虚ろとした気は掻き消され、
目の前に五つのロウソクが立った、ケーキが
目に入る
これは一体誰のケーキなのだろうか?
「さあ、火を消すんだ、アクル」
アクル…?誰だろうか、……俺の事か、
なぜアクルと言う人物だと、思うのだろうか、
俺はふぅ、とロウソクの火を吹き消した、
「ハッピーバースデー、アルク!」
そう男が言うと、他に居る五人から拍手が
送られた、
俺は、アルファード家にこうして生まれた
面白可笑しくのストーリーです!
今作を見ていただき有難うございます!!
まだまだ続きますので
投稿を気長にお待ちください!!