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異世界でギルド経営  作者: materialism
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酒場

ギルドカード・・・さてどうしようかな。

「ギフトカード?」

「違えよ! ギルドカードだよ!」

こんなところで格好つけてもしょうがないので、

素直に教えてもらう。


ギルドカードとはギルドに登録すれば貰えるカードらしい。

色々機能があるらしいが、

「おっさんは細かいなあ。色々だよ!」

とのこと。これはトム以外から教えてもらうしかないな。


それでは登録しに行きますか。


「うん? ギルドの営業時間は9時から15時までだよ。」

銀行かよ。じゃあ明日か。

トムについて来てもらってもメリットは無さそうなので、

場所だけ教えてもらっても、明日1人で登録しに行くことにする。


宿屋で夕食はやっていないということなので、

外に食べに行かなければならないが・・・

お城のそばに飯屋はあったが・・・

あそこまで行くのもなあと考えていると、


「向かいの酒屋の御飯はそこそこ美味しいですよ。」

と看板娘。


礼を言って、向かいの酒場に向かう。

なんとなく予感はしたが・・・

やっぱりマテウスさんがいた。

ユンゲルスさんもユンガーさんも一緒になって

もう相当出来上がっている感じだ。


一緒に飲ませてもらう。

一仕事あとのビールは格別だ。

今日は勇者失格になっただけだけど。


見た目通り、ユンゲルスさんもユンガーさんも

楽しい酒だった。マテウスさんだけが、

冷静に飲んでいる。


折角なので情報収集をする。曰く

王都の兵力は基本的に近衛兵と警備兵のみであること、

王都以外にも各地に都市があること、

その大部分兵力が王都よりも充実していること、


ユンゲルスさんとユンガーさんが調子に乗り出した。

「だから、勇者なんか呼び出すより、他の都市に

依頼した方がいいのに、王様は頭固いんすよ。」

「ていうか、近衛兵から討伐隊を選抜するとか

訳分かんなかったすよね。結局全滅しているし」

おお、話を振っておいてなんだが、

近衛兵がこれはヤバいんじゃないか?

周囲に他人もいるぞ。


「お前ら、いい加減にしないと奢ってやらんぞ。」

とマテウスさんが一喝する。


おかげで2人とも静かにはなったが、お開きムードだ。

さて支払いはいくらだろう?


「これも何かの縁ですから、ユーキさんの分も奢らせてください。」

とマテウスさんが年長者の格の違いを見せつける。


「ところでユーキさんは今後どうなさるおつもりで?」

「賞金稼ぎでもやりながら、考えるつもりです。」

「賞金首は増えてますから良いかもしれませんね。」


それはいいことなのか?

と思いながら宿屋に戻った。


明日、ギルドに行くぞ。

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