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Secours la guerre du chef-d'oeuvre~救出大作戦~


羽矢たちが飛んだ場所は、建物の開けた屋上だった。

この建物は、栞子さんが読み取った場所だ。


誰もしゃべらない


羽矢、屋上から建物内に侵入できる場所を見つけた


なるべく音を立てずに、早歩きしながら扉の前につく


羽矢たちの周りには防御の移動型の結界を張った

ドアノブを握る

緊張してきた。

まさかこんなことをする日が来るとは思わなかった。


冷や汗が背中を伝う

ドクンドクン

波打つ心音が耳の近くでなっているように感じる


ドアノブを回す


ガチャガチャ


案の定というかなんというか鍵は閉まっていた。

そこで、羽矢は師匠直伝のアレをすることにした

違法だから、こんなことやりたくないな

あっ、でも今の時点で不法侵入でまずいかっ。

さっさと任務を済ませて賀上の能力で逃げよう


こんな緊張感のまま何時間もいたら羽矢のほうが持たない


もう一度、ドアノブを回す

今度は開いた


結界を維持させるにはすごく体力がいる

でも、安全第一だ


階段を、慎重に下りていく

屋上から下を覗いた時、2階建てくらいだと感じたけど、この建物には地下一階があるらしい


そこに、依頼主の息子さんは閉じ込められている

他の階をこっそり大川さんがのぞきに行った


廃墟であるこの建物

つかわれているのは、どうやら、地下一階らしい


黙々と階段を下りていく

暗い中、懐中電灯の光で気づかれないか心配だった

だが、こうでもしないと階段から転げ落ちそうだ


他の地上に出ている階は、窓ガラスが割れていたりして、外がまだ明るいため光が入っていたけど地価の場合そうはいかない


なぜ、誘拐されたか

能力がらみか?

ただの誘拐事件?

ただの・・・それでもかなり重大事件である


ピカピカ

大川さんの携帯電話が光る

大川さんは届いたメールをみんなに見せる


そこにはこう書かれていた

身代金を犯人と思われるものから要求された

1000万用意しろ。

警察に~~~~(お決まりのことば)

1時間後にまた連絡する


普通の誘拐事件

能力のことはばれていないのか?


念のため、宮野さんの能力で記憶を消してもらった

町中の人間の中で、依頼主の息子さんの能力を知っている人の記憶を消した

書き換えるわけでもなく忘却させたわけでもない

消したのだ

彼の能力は接触した相手の記憶を消す能力



宮野さんの能力

正直羽矢は彼の能力が怖い

羽矢は、自分の思考や心に結界を張っている

内側の結界だ


宮野さんの能力は便利だけど、でもコワイ


雪菜の言葉を思い出す

雪菜にも結界を張ってやった


信じきれないのが悔しい

こうして背中を預けることも、どこかで怖さを感じている


悶々としているうちについた


地下一階

依頼主の息子がいると思われる場所


光は消している


ゆっくりと近づく

大川さんがペットボトルのふたを開けた


どくんどくん


羽矢がしっかりしないといけない

ここではあまり年齢は関係ない

羽矢が、副リーダーといいながらファンタジアの今現在のTOPなのだ





――――――――――助けて 、 僕はここ。


声が聞こえた

脳に直接話しかけられているような

如月は気が付いていない。

如月は感じてない?


賀上は後ろを向き囁き声で大川さんに聞く


「なぁ、頭の中に直接話しかけられてる感じしないか?」


大川さんはうなづく

宮野さんもこくりとうなづく


如月には聞こえてないみたいだ

なぜ?


他の奴には聞こえてなぜ如月にだけ聞こえないんだ?

後で聞いてみなくては。


「如月。ビンゴだ。依頼主の息子さんここにいる」


案の定

なぜわかるのか

そんな風に断言できるのかという目で見られる


「きこえねぇのか?声がするんだ。助けて そう助けを求める声が。たぶんそいつの能力だ」


しばらく思案するようなそぶりを見せる

やはり、如月自身もなぜ自分には聞こえないという顔をしている


それから、しまったという表情


如月が顔にすぐ言いたいこと感じていることを出しているわけではない

微妙な変化を賀上が見つけてるだけだ

普通のやつが、如月の顏を見て表情を読み取ろうとしても、大概のやつは失敗する

あまり表に感情を出すタイプじゃないからだ。

むかしから、賀上は人の顔色を読むのがうまかっただけのこと

他のメンバは、気が付かないだろう


如月には聞こえない

そして、そのことに心当たりはある

つまりそういうこと



「そうか。突入するか?」

「俺はいつでも逃げられる準備はできてる。」

「私も、いつでも行けます」

「いける」




羽矢たちは暗い地下の一室に突入した



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