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Les 24e ~24番目~

NO 24 テレポート

    空間を飛び越える瞬間移動


「なんだ、このノート」

「僕も、いまかなり驚いてるよ。勝手にページがめくれるなんて・・・」

「その割には落ち着いてるよな。」

「もう、何が起こっても驚かないよ。だってさっき、賀上が目の前から黒板の前に瞬間移動したのを見たばかりだしね。」


二人はとりあえず読み進めることにした

久遠、君の残したノート普通のノートじゃなかったんだね・・・

久遠、これは君の仕業か?



物を離れた空間に転移したり、自分自身が離れた場所に瞬間的に移動する力

空間を非連続的に飛び越えるワープのようなもの

移動元の地点では突如として消えたように見え、移動先の地点で突如現れる


「たしかに、賀上がいきなり消えて、瞬きしてる間に黒板の前にいたね」

「あぁ、そう見えるのか。感覚的にはふっと気を失って気がついたら黒板の前にいたって感じ」



2点間の空間を飛び越えて瞬間的に目的地に物を転送したり、自分自身が移動する能力


「とんだな。たしかに・・・」

「賀上が転移したな。」



1自分を含めた物体全てについて瞬間移動が可能。

2能力者の体のみ瞬間移動が可能。

3能力者が触れているものも同時に移動できる


これら3つとも可能なものとどれか一つのものなど、能力者によって異なる


「俺どのタイプなんだろう」

「2には当てはまってるよ。さっきのとか、これにも当てはまる」

「1や3はどうだろう?できるかな。後で試してみようぜ。」

「触れてるもの・・・賀上が、裸にならずに転移してるから3も当てはまりそうだ」

「なるほど」




移動先の目的地については、次のような制限があると思われる

ないかもしれないけど・・・


1 能力者から、転移可能な範囲内は、実験することで判明すると思うが、海外など遠すぎると無理だと思う

2能力者の目視できる範囲内

3空間的な座標(緯度・経度・高度、または能力者の現在位置からの方位・距離など)がはっきり判っている所

4特定の道具が存在している所

5能力者のイメージできる場所だけ。

  一度訪れた場所。写真などでもいいのか?調べてみる。


これも、能力者によって異なる

その能力者のパターンをよく知ること



「アドバイス書いてある・・・これだれが書いたんだ」

「・・・僕じゃないよ」

久遠、僕は君のこと何も知らなかったのかな・・・

羽矢自身の能力も久遠のおかげでコントロールできるようになった

久遠は能力の扱い方を教えてくれた

久遠は能力を持っていたのだろうか

羽矢の能力が開花したときあまり驚いているようには見えなかった

表面的には驚いて見せても、中では落ち着き払っていた

そんな感じがする

まぁ、今思い返せばこその話だ

あの時は、驚きすぎていて周りが見えていなかった


次の文面は赤い字で書かれていた

蛍光ペンで囲われている


☆注☆

移動先に物が存在した場合どうなるかはわからない

もともと存在していた物質と新たにそこへ行く物質が重なり融け合ったり 

または、爆発する危険性あ、注意すること。

転移先の空間と転移をこれから行おうとするものの空間を交換しているのかもしれない

あるいは、書き換えているのかもしれない・・・


「げっ」

賀上が さぁと、青ざめる

青ざめるのもわかる気がする。

今までのが奇跡なのだ

もし、賀上がすでにものがある場所に転移していたら爆発を引き起こし死んでいたのかもしれないのだ

「軽々しく、やってみろって言って悪かった」

「いや、如月のせいじゃない。俺も試してみたかったし・・・もし、如月の前でやってこのノートの文字読んでなかったら、俺気が付かないまま死んでいたかもしれねぇしな。」


思わず賀上は身震いする

自分の持っている力に怖気づいたのだろう

僕もはじめそうだった

久遠を弾き飛ばしたあの時、身震いした

恐怖した・・・



PS

私は見たことがないため何とも言えないけど羽矢、きちんと調べてから使うことを進めるわby久遠



「先にいってよ。久遠」

思わず文字に突っ込む


「黒崎がどうかしたのか」


賀上は、文章の続きを読んで芽を丸くした

「これ、黒崎が書いたのか?」

「みたいだね。それに、このノート久遠から託されたものだし」

これは、バスケットの中に入ってものの1つ


まさか、勝手にページが開くとは・・・


「なぁ、クロサキがこのノート書いたんだよな。」

文字を書いたのは、久遠だよ。

これは、久遠の字だし・・・


賀上はさっきから羽矢も考えていた一言を口にした


「黒崎 久遠って何もんなんだ。」











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