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最強勇者と奴隷魔王  作者: キミヒラ
ハーレム結成編
9/62

見た目がロリの100歳魔女ですが何か?

本来王女のボディガードの名前はエックスと書いてましたが

その後の展開で、ゲーム作品のキャラを彷彿しそうな展開があるのでサビエラという名前に変えてあります。

ここはあるお金持ちの家。家族、使用人は全員

殺され、そこに居たのはあのパズスだった。

金髪の少女が襲われる。


「た、助けて…」


しかしパズスは手を差し出したその時

少女の体がミイラのように絞り出されてしまい

その場で倒れた。


「これで3人目ですね。 しかし本当の目的は…」


「パズス様!」


少女から何かを奪ったパズスの前に現れたのは

部下のカーミラであった。


「例の青髪の少女が見つかったようです」


「ほう! どこに?」


「はい、海辺で見つけたとのことですが

こいつが余計なことしたせいでただいま

行方不明になってます」


カーミラはタウラスの死骸を放り投げ、

パズスに見せた。


「なるほど、ですが私は見つけだします。

必ずあのものの力を我が手に」


このやり取りの間、豪邸ではソフィアの場所を

探すようみなで話し合っていた。


新たにナタリアと子犬が仲間になり

賑やかになった。

エリーゼが戻ったことにリディアが喜んだ。


アスナはナタリアを不思議がる。


「お前? 村にいたやつだよな? 生きてたのか?」


「あ、それ多分妹だよ。そのことは聞いたよ」


「そうかよろしくな!」


ナタリアはアスナと握手するがあまり

嬉しくない様子だった。


子犬はココロと名付けられ

小さい犬小屋が建てられた。

ウルフはオオカミの姿になっており少し

気にかけていた。


ウルスラは占いでソフィアの場所を探していた。

すると王都付近にいることがわかる。


「なるほどソフィアは王都付近にいるのか」


つむぎがそういい、ウルスラが答える


「ソフィーナがどこにいるかまでは分からないが

王都の近くにいるのは確かだ。

勇者よ。行くのか?」


「もちろん! だって俺は王妃を嫁に!」


すると周りの女の子たちは全員じーっとゼロを

見る。


「この期に及んでもまだ、そんなことを!」


エリーゼが真剣そうな目でみる。


「わ、わかったよ! ソフィ見つければ

それでいいんだろ

だがここに行くには仲間が必要なんだ」


「こんだけいるのに必要なのか?」


アスナはゼロの言葉に疑問を感じる。


「魔法使いをもうひとり欲しいのだ。

しかも魔獣使いだ。」


「魔獣使い?」


リディアが聞く。


「ああ、魔法を使えて、その上魔獣を操る

仲間にすれば、空でも海でも行き放題だ」


するとウルスラが地図を渡す。


「ならここにいるやつと会うといい。お前の希望に

合うと思う」


ゼロはウルスラの地図を頼りに森へワープした。

その森はオドオドしい雰囲気で、紫色の雲が漂っていた。

一緒にいるパーティはアスナ、エリーゼ、ナタリア

だった。


「なんであんたと、また」


「妹が嫌いだからってそんな嫌な顔するなよ。

私はあんたのこと好きだよ」


エリーゼとナタリアが会話してるとアスナは

ゼロに聞く。


「その魔法使いとはどんなやつだ?」


「どうやら見た目は子供だが100歳ぐらい生きてるとかそうでないとか」


「また高齢なやつか…ん? 子供の見た目」


するとアスナは思い出す。


「私は用を思い出した、帰る」


「どうしたいきなり」


「その魔女にはあったことがある、恐らくだが…」


アスナは魔女に着いて語ろうとしたその時…


「その魔女は金髪の三つ編みおさげの

キュートな魔法使いかな?」


後ろから魔女の少女が現れた。

背は小さめでリディア、セラ、ベルと変わらずの

背丈、全体的に黒めの魔女の格好と大きな魔女の帽子が特徴だった。


「やはりお前かビビ」


「魔王様お久しぶりですね。こいつが新しい

しもべですか?」


するとビビことヴィヴィアンにむかい空手チョップ

をしたゼロ。


「痛い! 何するんだ! この奴隷」


「奴隷はそいつだよ。チビ魔女」


「ひっどーい! ビビは魔女だけどチビじゃないもん!」


ムキになっているビビ。するとアスナは言う。


「ウルスラというエルフから話は聞いてるのか」


「もちろん! 私の力が必要なんだよね!

ただし、条件がありまして」


「なんだ?」


「薬を作るための木の前にドラゴンが

着みついてるんだよ! そいつを倒して欲しいんだ」


「ドラゴンか、私としてはやってもいいと思うけど

ゼロ」


エリーゼはビビの頼みに答えようとする。

しかし勇者は


「ヤダ」


「どして!」


エリーゼは即答するゼロに聞く。


「めんどくさい、ドラゴン骨折れる。

仲間なら他のやつ探すわ」


ゼロはドラゴン退治をいやがるがナタリアは

勘づく。


「あんた? ペタペタだからってそれは無いんじゃない?」


「何を言うんだ! ナターシャ!」


「ナタリアだよ! 名前間違えるな最低勇者!」


アスナは最低勇者とナタリアに言われたことに

少し笑う


「うぎゃあああ!」


「何笑ってんだ奴隷! 」


ナタリアはビリビリしているアスナを見て驚いた。

そしてエリーゼに聞く。


「何あれ?」


「まぁ、呪いみたいなやつ。あいつに変に逆らうと

あんたもああなるかも、気をつけてね」


するとビビは諦めようとする。


「そうか、そうだよねビビみたいな

貧乳好きじゃないんだっけ。

確か前の魔法使いはもっとスタイルが良くて

背が高かったみたいで…」


ビビは拗ねる。エリーゼは心配をするが

ビビは話を続ける。


「そういえばこの奥には美女が沢山捕まってるらしい

ドラゴンも魔族、人間の美女は美味しいみたいだから。あー綺麗な女子沢山いるだろうな

お金も沢山持ってる子いるだろうな」


するとゼロは戻る。


「いいだろう! ドラゴン退治受けて立とう」


この変わりようにアスナたちはドン引きしていた。


道中、エリーゼは何の薬を作るのかビビに聞く。


「うーん。人間の技術ではできない万能薬

ハイポーションってやつかな。

体力回復、状態異常回復、パワーアップが同時に

つくみたいな」


「へぇ実際に出来たら凄い薬ね」


「作ったらお姉ちゃんに一番にあげるね」


「え、うん…」


エリーゼは返事するが

魔女の飲み物って飲んで大丈夫かな

と心配していた。

アスナはエリーゼに小声で話す。


「彼女はあれでも魔女だ。魔女は人間を食べること

だってある。気をつけた方がいい」


「この子が? 大丈夫だよ。

それにうちの女の子たち

多分取り押さえてるよそんなことしたら」


「まぁ確かにそうか」


納得するアスナ。

するとエリーゼは思い出すようにソフィアのことを

聞く。ビビは知らない様子なので写真を見せた。


「この娘が前の魔法使いの子か、思ったより

綺麗な…ん、この人?」


「何か知ってるの? ビビ」


「この人女王様に何となく似てるな」


その言葉にナタリアが反応し、ゼロはビビに話す。


「それはホントか? ソフィに似てるのか?」


「どことなく面影が王都にいる女王様に似てる

けど女王様の方が大人びてる」


するとゼロは確信する。


「ソフィに似てるのなら好都合! よし…」


するとエリーゼが殴る


「あんたね! そんな理由でソフィをふったら

許さないよ!」


怒るエリーゼをアスナがとめる。


「よせ! こいつはもうダメなんだ。

こいつの頭は世にいる女と… あぎゃあ!」


「余計なことを言うな奴隷! それにエリー

俺はソフィを捨てた訳では無い

ソフィと王妃は同時に結婚する」


このいざこざにナタリアとビビは白い目で見ていた


ビビに案内されてドラゴンのいる木に着いた。

しかしそこにはドラゴンが居ない。


「あれ? さっきまでここにいた気がするのだが?」


「居ないじゃん、ドラゴンなんて」


エリーゼは実のなっている木を見つける。


「あの木の実?」


「そうだよ」


するとエリーゼは身軽な動きで木に登り

実を取る。


「凄い!エリーお姉ちゃん」


「へぇ、盗賊ってのもあながち嘘じゃないのね

見直しちゃった」


ビビとナタリアは感心する。

エリーゼは実を取り、木から降りようとする。

その時何かがエリーゼを掴んだ。


「な、なんだ、これは! ドラゴン?」


それは巨大なドラゴンだった。


「ほう、娘。 その実をわたせ!

その実は私のものだ」


「え? ドラゴンって喋るの?」


捕まってるエリーゼは驚く。その時何者かが

ドラゴンの急所を狙う。


「ぐっ!」


それは高速移動したナタリアだった。

ナタリアの動きにゼロは不思議がる


(あの動きはアサシンの動きだ。一体彼女は

何者だ?)


エリーゼはドラゴンの手から落ちる。

それを急いで拾うナタリア


「大丈夫か?」


「え? ありがとう」


エリーゼはナタリアに礼を言う。

ドラゴンは傷を負うも火炎弾を吐き、

ナタリアに攻撃する。するとアスナが火炎弾を

防ぐ。


すると後ろからゼロがアスナの頭を踏み台にし

アスナを蹴り飛ばしドラゴンに向かって飛んでった


「うぐっ! 何すんだよ!」


「今のお前は魔王の姿じゃないんだ。

俺に任せろ!」


ゼロは真空斬という衝撃波のような

切り技を出す。ドラゴンは避け

ゼロを地面に叩きつける。

ドラゴンは地面にたたきつけたと確信したが、

ゼロはいなかった。ゼロはワイヤーを使い

ドラゴンに捕まっていた。

ドラゴンは振り下ろそうとする。

ワイヤーは切れゼロは空中に投げ出される。

しかし勇者はその瞬間、ナタリアが傷つけた

傷口に向かい魔力を貯めた剣でエネルギー波による斬撃魔法をくらわす。

「喰らえ! マジカルスラッシュ!」


ドラゴンはマジカルスラッシュを食らった。

そしてドラゴンは地面に落ちて倒れた。


ゼロはドラゴンに近寄った。

その時、火炎放射が当たりそうになる。


「なんだ? 」


そこには赤髪の少女がいた。火炎放射は

赤髪の少女によるものだった。

肌の一部が龍の鱗であり、龍の爪、龍の足

龍の翼を纏っていた。


少女は素早い動きでゼロを襲う。


「なんだお前! さっきのドラゴンか」


素早いドラゴン少女の動きに翻弄される

ゼロ。ゼロはどさくさに紛れて

ドラゴン少女の胸を揉む。しかし

ドラゴン少女は微動だにせず攻撃し

ゼロを吹っ飛ばす。


「魔族が人間の基準で恥じらうと思ったら

大間違いだ勇者。その程度で魔王を倒したとは

聞いて呆れる」


するとドラゴン少女の首をふたつのナイフが

突き立てる。


エリーゼとナタリアだった。


「隙がないな。だが赤い方の娘は…」


ドラゴン少女はエリーゼの隙を見て蹴り飛ばす。

ナタリアは刃を向けるが、腕をへし折られそうになる。


「さっきはよくも私に傷をつけたな!」


するとドラゴン少女の腹部に何かが刺さる。


「油断したな!」


それはアスナが刺した剣だった。


ドラゴン少女は血を吐きその場に倒れた。

ドラゴン少女にとどめを刺そうとするアスナ。

その時


「そこまで!」


ビビがドラゴン少女の元に駆けつける。

ビビはドラゴン少女に治癒魔法をかける。


「大丈夫ドラゴ? いくらなんでも無茶しすぎ」


「ビビ様、思ったより手強かったもので」


「ビビ様? これはどういうことだ?ビビ!」


二人の会話を聞きビビにむかい、アスナは怒るように言う。


「えーと、これはですね」


するとビビは白状する。

それは勇者がどれくらいの力なのか

を極めるためのテストと。ドラゴは

ビビの使い魔であった。


「ごめんなさい! 特にエリーゼ大丈夫?」


「あ、うん。」


「油断したつもりだけど大丈夫?」


ドラゴとビビが心配する。


「大丈夫だよ、ありがとう」


「エリーゼ、その実はお詫びにあげるね。

その実だけでも効果はあるし」


「あ、ありがとうビビ」


エリーゼはこれほんとに食べれるのかなと心配

しつつカバンの中にしまった。


するとゼロが怒り出す。


「俺が怒るのはお前が試したようにしたのじゃない!

美女はどこだ! どこにいる!」


するとビビは言った。

「いるじゃんここに私とドラゴが」


「お、おれは!お前らみたいなガキが好みじゃないんだ!

だいたいドラゴンの方も発育が微妙なんだよ!」


「わ、悪かったな!発育なくて。ビビ様よりは大きいぞ!」


「そんなわけない! ビビもそんなに変わんないもん」


ビビとドラゴが言い争う。

するとゼロを後ろから空手チョップした。

それはアスナだった。


「おい!コラ。さっき私を踏んだだろ!

この落とし前どうつけ… あぎゃぎゃぎゃ!」


アスナは電撃をいつもより強く浴びていた。

ナタリアはこのメンバーでほんとに続けられるのか

それを心配しつつ彼らを見ていた。

それと彼女はエリーの探してるソフィアという少女と女王との繋がりが気になる様子だった



一方王都では。

女王の娘であるディアナが月夜を窓から眺めていた。ディアナは青い髪で、

とても長いパーマかかったロングヘアーだった。


「ディアナ様!」


金髪のおかっぱ頭の女性騎士が声をかける。


「サビエラ戻ったのね。報告とは」


「あなたの妹様が見つかりました」


「 見つかったのね! 私の妹ジュリアが…」

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