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最強勇者と奴隷魔王  作者: キミヒラ
大陸大戦争編 序章
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神様って本当にいるのかな

人々は神を信じる。何故そうなのか。

幼い頃から生活の一部になってるからかなと思う しかしながら神などいない、信じるやつは

バカだと言う人もいる。

信じない人は生活の中で神様についてのことを

学んでいないからか、興味が無いからかと思う。

こうバカだと言ってる人でも

正月には初詣に行く。これが疑問で仕方がない。


それはさておき、信じること自体は悪いことでは無い。ソフィアも神様を信じている。

逆に信じない人がおかしいと思ってしまうが

信じない人からすると信じてる人がおかしいと

思ったり勧誘をする悪いイメージがある。


テレサも自分の信じる神を人造人レプリヒューマのシスター達に押付けてるのかもしれない。

シスターたちの信じる神は果たしてテレサの言う神なのか。ソフィアはそうは思わない。

なぜなら多くの犠牲を出すテレサの言うことは

とても正しいとは思えないのだ。


今ソフィアはそんな状況になっていた。

パティの友人であるハンナ、ジェーン、ダイヤ、

クレアはかつての記憶を取り戻したが

テレサに皆処分されてしまった。


パティもソフィアも怒りに燃える中

1人の女性が来た。

緑の髪色の女性である。名前はノア。

ノアの武器は長い棒だった。


シスター達は応戦する。


「ここは1歩も通さない!」


「馬鹿なお人形さんたち。喰らえ!」


ノアは棒を使い突風を起こしシスター達を吹っ飛ばした。


「偽りの神を信じさせて、自分はお山の大将とは

あなたも悪い人ねテレサ。」


「お前は何者だ!」


「ノア。私もマリアの血を継いでいる聖女さ。

でもそんなの関係ねぇんですよ!」


棒で突風をおこすノア。その突風は教会の椅子を

切るほどの威力だった。ソフィアは驚いた。


(この突風、ウインドカッターやクレアの使ってた

かまいたちより強いわ! なんなのこの子!

この子もゼロの仲間だった子なの?)


テレサはこの攻撃を受ける。しかし無事だった。


「ううっ……」


シスターのひとりがボロボロのからだで

テレサの盾になっていた。その後シスターは

砕け散った。ノアが言う。


「あなたにとってシスターは道具のようなもの

なのね」


「その言い方はいやね。悪魔の使いさん。

彼女たちは私の盾。私の剣。それが彼女たちの

役目よ!」


「それは違うわ!」


ソフィアは怒り出した。


「彼女たちは作られた存在でも、それぞれ

思いがあるわ。ハンナたちがそうだったように

彼女たちはそれぞれ一人の人間よ!

あなたはただ自分の考えを神様の考えと

言ってあの子たちを騙してるだけだわ! あなたたちも自由になっていいのよ!

なんなら私の国で教会作って

そこでずっとすごしたって!」


「うるさい! 黙れ魔女が!

彼女たちは好きでいるのよ。私に逆らわないようにプログラムされてるのだから」


これに関してはノアは気に食わなかった。


「あんたらが妙な神話作るからあたしも

大変だったんだよ! 何が聖女だ!

聖女なんてのはただのまやかしだ!

あれで虐められて私は嫌な目にあったんだよ!

神様などいない。神様など信じてる人はバカだ

勧誘してる頭がおかしいやつだ!

世間の人はそうバカにする。

お前たちもだシスター共!いい加減わかれ!

テレサに騙されてるんだよ!」


シスターたちはこう言われてもノアに刃を向ける。


「私たちはテレサ様の言う通りになれば

幸せになれる。テレサ様のお言葉は神様のお言葉。それに歯向かうあなた方は悪魔だ!」


シスターたちはノアに襲いかかる 。ノアは再び

技を繰り出そうとする。その時である。


「やめてぇぇぇ!」


パティが叫んだ。全員の動きが止まった。

というより動けなくなった。


「もうやめて! これ以上無駄に命を捨てさせないでください! シスターの皆さんもおばさんも

棒使いさんもあなた方にも家族がいるでしょう!

おばさん……いえ、お母さん!」


テレサはパティの言葉に動揺する。


「お母さん、私はここの女王にはなれない。

私には大切な家族がフェルアにいるから

でもお母さんやシスターさんたち……

文字通り私の妹さんたちもフェルアに

住めばいい。そうすればこんなくだらないことも!」


「くだらないだって!? パトリシアあなたも

下民達に汚染されたようね!

私が下民共と過ごせるわけがない!」


「いえ、過ごせます!

ゼロはみんなの受け入れてくれる。

こんなに女の子いたらソフィアさん怒るかも

しれないけど新しいシスターがこんなに出来たら私は嬉しいです。あなた達もソフィアさんの

言ってる通り自由になっていいんですよ!

お母さんの言う通りにならなくていいのです」


テレサは戦う気力を失った。シスターたちも

武器を納めた。


「パトリシア。わたしはどうすればいいの?

わたしは……

私には神様しかいないのよ!」


泣き崩れるテレサ。テレサは自分の考えが

間違ってると思いつつ現状を受け入れられなかった。パティはテレサを抱きしめこう言う。


「お母さん、私がそばにいます。

私がそばにいてお母さんの支えになります!」


するとテレサの前にある女性が現れる。


「聖女様!」


それはアズサの姿だった。ソフィアは驚く。


「アズサさんどうして!」


「ソフィアさん、私少し思い出したんです。

何者かを……テレサさん、私は聖女マリアでは

ありません」


「いえ、貴方様は聖女様。聖女様は

いずれお戻りになると予言されていた。

あなたはまさに……」


「私はマリアではないわ。

あなたの思う聖女伝説はもう過去のこと。

私は料理したり子供たちに工作や勉強を

教えたりすることしか出来ない。

あなたはマリアの再来を願い、何も知らない

無垢なシスターたちを聖女に無理やりしようとしただけ……」


「そんな……私はただ、奇跡を……」



「もう終わったのです。聖女は幻想。

マリアはもうここにはいない。

居たとしても聖女の力はもう使わないわ。

あなたのやるべき事は目の前にいる我が娘を

守ること。

きっとマリアも同じことを言うはずです」


テレサは今までのことが間違いだと気づいていた。

自分は理想の聖女を神といい、理想のマリアを

作ろうとしただけだった。自分のしてることは

神を信じでいた事ではない。新しい神をつくり

その考えを押し付けることだったのだ。


「ごめん、パトリシア。私……私は……」


「お母さん、これからですよ。

今まで多くのシスターが聖女づくりのために

犠牲になったけどここに残る妹たち、そして私のお母さんになればいいのです。私もあなたを許し

あなたの支えになります」


テレサは涙を流しながら笑顔をみせる。

これからは娘を女王にすることでも

シスター達を聖女にすることでない彼女達の

母親になることを……そう誓った時だった。


テレサの体を何かが貫いた。


「神様が絶対だといい、偏った考えを作ったやつ

が何を言うか!」


それはノアの棒だった。


「お母さん!」


「パトリシア! これでいいのよ……

私はあなたのことを女王の後釜にしか思ってなかった。こんな私はあなたの母親なんて…… 」


「ううん! お母さんは立派なお母さんだよ。

こうして私を抱きしめてくれたし

考えも変えてくれた。

これから……これからはみんなで……」


パティは泣きながらいう。


「ありがとうパティ。私の娘……

あなたのお友達には酷いことしたわ。

ごめんなさい……」


「お母さん!」


テレサは死んだ。ノアは言う。


「こいつはシスターたちを利用し第2のマリアを

作ろうとした女だ。なぜこんな女を庇う?」


「それは私のお母さんだからですよ!

あなたもゼロさんの仲間だったのでしょう!

なぜこんなことをするのですか!」


「私は聖女が憎い! 聖女の奇跡を信じるやつ

はバカだと言うやつがいる。そいつらに

虐められた思いが分からないのか!」


ノアはパティを棒で貫こうとする。しかしそれを

アズサが受け止めた。アズサはそのまま消滅した。


「アズサさん!」


「あいつ幻影者ミラージアンだったのか!

ゼロもあんなお人好しを!」


そこでソフィアが言う。


「あなたはゼロと仲間だったのでしょう!

あなたは虐められてるとこをゼロに助けられた

そしてゼロに着いてきた。そうでしょう?」


ノアはソフィアの言葉に動揺する。


ノアは一瞬思い出した。それは魔王を倒す前の記憶である。



ノアは虐められていた。自分が伝説の聖女の

末裔ということに。しかしゼロは手を差し伸べた。


「同情はいらない! お前も私のことをバカにしてんだろ!」


「バカにはしてない。綺麗な人だから

一緒にいて欲しいなと思った。ただそれだけ」


「えっ?」


ゼロの言う言葉に動揺するノア。


「私はかつて伝説を作った聖女の末裔らしい

そんな私を誘うの?」


「そんなことは関係ない。俺は戦力が

ただ欲しいのだ。そして家族を……」


ノアはゼロの事を思い出していた。

だがその思い出を振り払いパティに攻撃しようとする。しかしノアの体は動けなかった。


「な、なぜ!」


「私のせいだよ」


パティの滅びの歌で気絶していたベルが立ち上がった。


「ソフィアさん、パティさん。シスターたちを連れて早く逃げて」


「どうするの! ベル!」


ソフィアはベルが何かするときがきだった。


「私はこのお姉さんと話します。

そうしないとこの人は分からない!」


「そんな! あなたも逃げましょう!」


「ソフィアさん。私楽しかった。

お花育てて、友達もできて、美味しいもの食べれて……

また会いましょう」


ソフィアやパティ、他のシスターたちは

不思議な力で教会の外に出される。

ベルはノアにしがみついた。

ベルは光輝く。


「あなたは多くのシスターたちを

傷つけた。私と死ぬべきだ。」


「お前、命を捨てるつもりか!」


「私は1度聖女の力を使った。私のような

不完全な作られた聖女は力を使うには

制限がある。あなたを道連れにして

力を使い果たすわ!」


ベルの体はひび割れかけていた。

ノアは振り払い逃げようとするが動けない。


「そんな! この私が! うわぁぁぁぁ!」


教会の外に出ていたソフィアたちは教会の中で

なにか爆発したようなそんな感じがした。


「ベル!」


ベルは光の爆発にて消えた。ノアもだった。

パティはこのことにソフィアに聞く。


「ソフィさん……神様ってほんとにいるんですかね?」


「パティ。神様はいるわ。みんなを守ってくれる。

みんなを正しい所へ導いてくれる」


「じゃあなんでみんなこんな目に遭わなきゃならないんです? ハンナたちだって、ベルさんだって

お母さんだって!本当に神様がいるんならなんで!ううっ……」


憤り泣き崩れるパティ。ソフィアは言う。


「神様は守ってくれるけど裁くのも平等なのよ。

パティ。あなたはハンナやあなたのお母様、そしてベルの為にも生きなければならないのよ。

神様がいなければ私もあなたもゼロやアスナと会うことはなかった。辛いことがあっても信じて

前を進むしかないのよ」


それでも泣き崩れるパティ。すると心配した

1人のシスターはパティに話しかける。


「パトリシア様、元気を出してください。

あなたのおかげで私達はこのとおり無事なのですから。私達はテレサ様の言葉を神様のお言葉と

思っていた。でも本当は違っていたのですね。

私たちはこれから自分自身で新しい道を開く。

誰かに頼らず自分自身の足で道を歩く。

そうすれば神様が見守ってくださる。

それはソフィア様とパトリシア様。

貴方々にそれを教わりました。だからきをおとはないでください」


パティはこの言葉に落ち着きを取り戻す。

泣きながらシスターに感謝しパティは言う。


「ありがとう……私のことはパティお姉ちゃんって読んで」


「良いのですか?」


「うん」


「ありがとうございます。お姉様」


テレサは死に教会はメチャクチャとなった。

ソフィアは残されたシスターたちに自分たちの国に来るように進めるが彼女たちは断った。


「私たちはこの街、この国に残ります。

テレサ様やベルナデッタ様の思いを継がなければ

いけないので」


「あなたたちはもう自由なのよ。しばられること

ないのよ」


「ありがとうございます。ソフィア様。

でもこの国に住んでる方を見捨てられません。

私たちはテレサ様と違うやり方で

皆さんを導いていきます」


意思を固めたシスター達をソフィアは止められなかった。ソフィアは誰かが国の代表になることを

認めれば残っていいという。パティは先程慰めてくれたシスターを推薦する。パティが尋ねる。


「お名前は?」


「名前などありません」


「なんで?ベルにはあったでしょ?」


「ベルナデッタ様は特別だから……」


するとソフィアは言う。


「じゃあ私が決めるわ。あなたはティアラと名乗りなさい。他の子はルカ、エルザ、ミカ…」


ソフィアは次々と名前を決めようとするが

やがてシスター達は自分で名前を決めると言った。

ティアラはありがたく受け入れた。

するとソフィアはあるものを渡す。


「これ、私の宝物よ。」


それはミスコンでもらった銀の王冠だった。


「これは! いいのですか?」


「今の私には必要ないわ。あなたがこれからみんなのお姉さんになってこの国を支えて欲しいわ」


「ありがとうございます!」


ティアラは喜んで受け取った。これからはティアラ達シスターがこの国を支えるとソフィアは安心しパティと共に立ち去った。パティが聞いた。


「いいんですか? あれかなり大事にしてたものでしょう?」


「今の私にはあれはいらないわ。あの子なら大事に持ってくれる。私はそう信じた」


ソフィアはパティに対して神様はいると言った。

でもそれは確信したことではなかった。

ただソフィアは誰かに頼り信じるものではない。

神様は困難に立ち向かう自分を後押ししてくれるすぐ側にあるなにかと彼女は確信した。

例えそれが思い込みだとしても。


ソフィアとパティは必死な顔をするゼロを見かけた。


「ゼロ! 私を迎えに来たの?」


「ああ、大変なことが起きた。リディアのやつが

フェルアに向かって進軍し始めた」


「えっ?」

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