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最強勇者と奴隷魔王  作者: キミヒラ
ハーレム結成編
7/62

豪邸は手に入れた。持ち物検査をしておこう

ゼロたちは警察に街を追い出された。

それは今回の騒動はゼロが原因とのことらしい。

ゼロは魔族によるものと弁解したが

自身もアスナ、キューラ、ウルフという魔族が

いるため不利だった。

追放にならない場合は王都へ運ばれ

裁判される予定だったそうだ。


嫌がりやむを得ず街を出たゼロだが

街の人たちの1部から謝礼としていくらかお金と

装備品、アイテム、食料、生活品を貰った


「これなら3日は暮らせるだろ」


「3日だけですか? なんでそんな?」


ゼロとソフィアはこう話す。


「仕方ない女が増えたからな」


その場にいたのはゼロとソフィアの他に

宿屋にいたリディアとセラ、そのまま流れでついて行ったキャロル、リリア、ベル、マリーの4人だった。

そこに、ヨナ、つむぎ、エリーゼ、クイナ、オルガ

が合流していた。

ソフィアは呆れるようにゼロに聞く。


「なんでこんなに増えてるのよ!」


「俺にも分からないよ!」


するとキャロルが出しゃばるように声かける


「あなたたちお金ないんでしょ? だったら私の財産一部あげるわ? どう感謝しなさい!」


「うっさいわね。頭おかしくなりかけてた

ミスコンビリッケツのキャロルさん?」


「うっ! 誰がビリッケツよ! 誰が!」


するとリリアが止める


「まぁまぁいいじゃない。こうして皆さん生きてるのだから」


リリアはメンバーの中で年長者に近いような

セミロングのお姉さんで、ナースであり、

医療系の魔法を多くもつ。普通に診察や治療

もできるようだ。


「あなたたちが無茶をしそうで怖いから

私もいますわ。それにあなたたちこの子のおかげで

助かったのだから」


リリアはベルをみんなに見せる。ソフィアが聞く


「あなたは怖くないの?」


「ううん。むしろみんなと離れる方が怖い。

私は昔から不思議な力があるの

魔物を近づけさせない。

だからあなた達には必要なの」


「でも、私たちには魔族の女の子もいるのよ」


「その人たちならソフィアの味方だって分かるから

大丈夫だけど私には近づかない方がいいかもね」


ベルの固い意思を尊重するするとソフィアは

マリーを見る。

マリーはゼロにベタベタしており、ソフィアは

少し怒ってる様子だった。


「勇者様! 私のことを綺麗って言ってくれたのね

ミスコンじゃ下の方だったけどあなたは

私の王子様」


「よ、よせ! 俺はお前に何もしてないよ!」


照れながらマリーから離れようとするゼロ。

すると後ろから誰かがゼロに抱きつく。


「ダメだよ。彼は僕のものなんだから」


それはボーイッシュ巨乳格闘家のつむぎだった。

彼は後ろからゼロに抱きつき、マリーをはねのけた。


「君は僕のものだよ。おっぱいが大きい子が

好きだよね? 僕が1番おっきいよ」


ゼロは照れながらも、つむぎに言う。


「お前は大きいが形が悪い、形がいいのが

好みなんだ!」


するとつむぎは嬉しそうに言う。


「やっぱりあの時しっかり見てたんだね。

変態だねキミ。でもそういうところが好きだよ」


つむぎはベタベタ付きまとう。

の光景をみてソフィアは鬼の形相でみていた


すると白髪の褐色肌の元傭兵でこちらもそれなりに

巨乳のヨナが近づき、つむぎを払いのける


「悪いけどこの勇者は私のものさ

殺さない代わりに責任をもって欲しいのも

あるしね」


「や、やめろよ嬉しいけど…」


するとマリーとつむぎが再びゼロに抱きつこうとする


「私の勇者様!」


「僕の勇者!」


「私の勇者だよ!」


3人がとりあってる光景をソフィアは

もう見る気がしなかった。


「ソフィ、妬いちゃって!」


エリーゼはからかうようにソフィに絡む


「妬いてないわよ! それよりもエリー

大丈夫なの? 相当酷い怪我だったとか」


「ああそれなら大丈夫だよ! あのチビッ子の

ベルって女の子のおかげだしね」


すると黒髪で一つ縛りの忍者少女クイナが心配する。


「エリーゼさん。無茶は行けません!

あの時あの吸血鬼さんが助けてくれなければ

死体もろとも始末されてたんですよ!

私の非力のせいもあるけど…」


「気にしないで、クイナ。

私が弱かったのもあるから…

あなたに強くしてもらわないとね」


エリーゼの言葉に慌てるクイナは反論する


「いけませんエリーゼさん! あなたは

美味しいご飯を作ってくれれば それでいいんです。

あなたが強くなる理由は ない!

もしピンチの時は私が守ります。

我々忍者は主人を守ることが目的ですから」


「え? 私主人なの?」


一生懸命言うクイナに戸惑うエリーゼ

ソフィアが返す。


「多分主人ってのはゼロのことかも

エリーはその仲間だからってことかもね」


「なるほど!

でもそれとこれとは別だね。私はずっと

ソフィを守るために来たのだから…」


「エリー…」


2人は少し悲しそうな表情になる。そこで声をかける人がいた。


「おい! なんだお前らしんみりして」


赤髪のベリーショートを筋肉質の女性

オルガである。エリーゼが突っかかるように言う


「なんであんたまで着いてきたの?」


「つむぎがいるからだよ。あたしはあいつの相棒さ。 あと、あたしはスナイパーじゃなくてハンターだよ」


すると大きめの片手斧を見せる


「これでモンスターや動物をとらえるのが

あたしの趣味さ」


ゼロはつむぎ立ちに囲まれながらオルガの筋肉の

たくましさを見て思っていた。


(俺のハーレムはもっとスレンダーとボインによる

ものだが、あのゴリラはちょっとな…

でも強そうだし、顔つきはいいから

まぁいいか)


一方ベルの元に、リディアとセラが来て話をしていた。

3人とも16歳だが背や胸が小さめのスレンダーで

他のメンバーに比べると子供のようだった。


街で仲間になったメンバーと村から連れてきた

メンバーが揃ったとこでアスナ、ウルフ、キューラ

と合流する。

ベルは彼女たちを傷つけないためリリアの後ろに

隠れる。


「街で騒動があってすごい増えたなメンバー」


「そうだ我がハーレム軍団がついに形を

固めてきたとこだ」


(ハーレムって… ゼロ!)


アスナとゼロの会話に怒りのあまり拳を握りしめる

ソフィア。

ゼロが話を続ける。


「土地は見つかったのか?」


「私の土地はほとんどが魔物しか住めないとこだ

だから私は1人昔の知り合いがいた

そいつに頼んだら色々条件を突き立てて

許可を取れた」


「条件?」


「住むのは人間のためなら良い。

金はいらないが、その代わりに部屋の一部の使用

あとは、敷地内の動植物に

手を出さないことのようだ」


「なるほど、その条件だったら難しく無さそうだな

わかったでは土地に連れて行け!」


条件を飲んだゼロはアスナに命令するが

気に食わなかったアスナは逆らう


「なんで私に命令を! うぎゃー頭にいきなり隕石が

燃える焦げる! カラスが肉を引きちぎってきた!」


何故かもえつつある隕石がアスナの頭上に落ちてきて

燃えかけてる中、カラスが肉を引きちぎって食べようとする。


「アスタロト様! えーい!この鳥どもめ!」


ウルフとキューラはカラスたちを追い払い消火活動をした。

これを見た街から仲間になったメンバーは

ドン引きしていた。キャロルがソフィアに聞く。


「なんなの?あの呪い酷くない?」


「私にもよく分からないけど、ちょっと酷すぎかな

とは思う」


ゼロはアスナに向けて言う


「2話ほど使ってなかった気がして作者も

忘れかけてたようだが、お前には

呪いがかけられてるんだよ。俺との契約が

俺に対して逆らったり悪口を言ったら

酷いペナルティが起きるというね」


「あと私の悪口もよね」


「もちろんだよソフィ。君は俺のフィアンセだからね」


ソフィアは背筋が寒くなった。そして自分の名前を

愛称で勝手に呼ぶなと思った。キャロルはこっそり

ソフィアに聞く


「あんたの彼氏なんかヤバくない?」


「やばい人だし、私の彼氏じゃないのよ。

あの人初対面で私の寝込み襲って

私の体目的だったんだから」


それを聞いたマリーは思った


(すごい大胆だ。でもそれってソフィアが

とても魅力があるということか。

ミスコン2位とるし。、あー、あたしも襲われたい)


アスナは渋々、転移魔法を使い

ゼロとその場にいる仲間たちと共に

土地へワープした。


そこは広々とした草原が広がっており、

家畜用の牛、豚、ニワトリがいた。


「すごい、動物がいる」


リディアは喜ぶ。アスナは答える


「あれらは家畜用に育成し、増やしてるやつだから

食料にしていいようだ」


「え? 豚さん殺しちゃうの?」


リディアが泣きそうになる。そこでリリアが教える


「大丈夫よ。豚さんたちみんなで大事に育てれば

いいのだから」


アスナは言わなきゃ良かったなと思いつつ

森を見せる。


「あの森は入るなとは言われてる。

この土地の管轄内だが、

この地主の条件のひとつだからな」


ベルはその森をじっと見ていた。するとそこから

一人の女性がやってくる。ゼロはその女性の

姿を見て驚いた。


「お前知り合いってもしかして」


「そうだ。彼女はエルフだ」


そのエルフは長身でそれなりに胸があった。

金髪の長髪で顔立ちがよく、見た目は

20代半ばの容姿だが

どこか悲しげな雰囲気があった。


(すごい好みの容姿だ。でもエルフなんだよな

ババァなんだよな)


ゼロはそう思っていた。アスナがその後話する


「彼女の名前はウルスラ。確か300歳だっけな」


「250歳だ魔王。勝手に増やすな」


「そうだったか? まぁエルフにとって50年なんてな。そう変わんないだろ」


表情を変えずに突っ込むウルスラ。

アスナは慌てて返した

ウルスラは一切表情を変えていなかった。

それをベルが心配していた


ウルスラはゼロを見て答える


「元気にしてたか」


「え? 俺初対面だけど」


「え? そうか、長生きしてると似たような

勇者にあってな。魔王から聞いてると思うが

森に入らなければ自由に使っていい、

ただ森に入ってそこの動植物を傷つけたら

全員出てってもらう」


「わかった。約束する」


ウルスラの言葉に戸惑いながらゼロは

答える。そこでオルガが聞く。


「エルフさんよ。あたしはハンターでね鈍くなっち

まうからなにか狩りたいんだよ。

魔王の連れのオオカミ女も」


「なら近くの山ならいい。それとお前にはせっかくだから魔界トカゲを始末してもらおう。

あいつら外来種は駆除してもいいし、食用にもできるしな」


「なんだ。それならそうと言ってくれよ」


オルガもウルスラの案を飲む。


ウルスラはゼロの仲間たちを観察する。

するとソフィアを見て驚く。


「あ、あなたは…」


「?」


ソフィアは不思議がる


「ソフィーナ。生きてたのね」


「ソフィーナ?」


「おぼえてないの? 昔私を助けてくれた

こんなに大人になって、だいぶ成長してるけど

面影が同じだこんなに大きくなって」


ソフィアはウルスラに対して戸惑っていた。


「ごめんなさいウルスラさん。

私はソフィーナでなく

ソフィアって言うんです。私村から出たこと

ないので多分初対面かと」


ウルスラはソフィアの言葉に戸惑うが、

それでも考えを変えなかった。


「いや、長く生きたがこれだけ容姿と心が綺麗な女性 は見たことない。

もしあなたがソフィーナでなければ、

あなたはソフィーナの血を継ぐ者なのかも

しれない」


「そんな私はただの村娘で…」


ソフィアは反論しようとしたがウルスラの

雰囲気に返せなかった。


アスナはゼロに話しかけ、場所を変え話す。


「あのエルフ、ウルスラは数年前から

あんな感じなんだ。人間が歳をとり

記憶力が低下する病気…

あれがごく稀だが高齢のエルフでもなることが

あるそうだ」


「でもウルスラは若い方じゃないのか?」


「自分は250と言ってたが

実際はそれより上なはずなんだ。

まぁ人間で言うと5~10ぐらいの誤差と思うが…」


「なるほどボケてるエルフに対して

お前は騙して土地をとったと」


「そんな人聞きのわるい!」


「まぁいい。あのエルフ美人だし、これだけ広い土地があり、家畜やハント用の山もある。

あとは豪邸だ」


「豪邸ならあるこっちだ」


「えっ、もうあるの? ラッキー!」


しかしそれはボロ屋だった。二階建てで、崩れそうな感じだった。


マリーは残念がってた


「豪邸と思ったらこんなボロ屋なの?

でも私とあなたの寝室ならあるでしょ? 勇者様」


「勝手に引っ付くなよ! 想定の範囲内だ

とりあえず有り金でここを立て直す」


ゼロはウルスラの知り合いのドワーフたちに

自分の豪邸の設計図を渡す。

ドワーフたちは難色を示す


「部屋が100は無理だな。

だがやれるだけやってみよう」


「よろしくお願いします!」


勇者はドワーフ達に頼んだ。

そこでエリーゼは言う


「で、縦巻きお嬢様の財産の1部、ミスコンの賞金、村から持ってきたお金と街の人々の謝礼

それ足してどれくらい残ったの?」


「こんぐらいだ」


エリーゼに残りの財産を見せるが

その額は1人分の装備を買ったら消えるぐらいの

お金だった。

エリーゼは怒る。


「おいバカ勇者使いすぎだ!」


「大丈夫だよ!まだキャロルの財産全部使ってないだろ?それで何とか」


するとキャロルが言う。


「あの、それが豪邸の分の金を引き出したあと

父から、絶縁って言われちゃって、その…

ごめんなさい!」


キャロルは体が折りたたむぐらい礼をして

謝罪する。

勇者は失望する。ソフィアが隣で言う。


「仕方ないわよ、ゼロ。でも、そんなことが

あろうかとみんなこっそりお金を隠し持ってたから

それでゆっくり暮らすみたいよ。

ここの使っていい畑と、家畜の卵や牛乳と肉で

食べに困らないと思うから、大丈夫と思うし」


「田舎娘、繁殖と食物の育成にどれぐらいの

時間がかか…」


反論しようとしたゼロにソフィアが胸ぐらをつかむ


「誰が田舎娘ですって? 人が黙ってたけどたまに

私の愛称を呼んだりしてるし!」


起こったソフィアだがすぐゼロを離す。

そしてヨナが話に割り込む


「で、リフォーム終わるまで私たちはどこにいれば

いいの? この辺町もないから宿屋もないよ」


「大丈夫だ巨乳傭兵。ミスコンの副賞は

銀の王冠だけでは無いのだ」


「誰が巨乳傭兵だ! なんかあるのか?」


ヨナがゼロの発言に突っ込む中

ゼロは何かをカバンから出すのであった。


一方ベルは森の近くの花壇にいた。


「娘。ここは近寄っては行けないよ」


ウルスラが薄い表情でベルに話しかける。

ベルは話を返す。


「あの、多分なんですけどお花に水やりすぎ

かと、お花さんも悲しんでるかと」


ウルスラは少し黙りベルに言う。


「大丈夫だ。私は花の言葉ならわかる

ここには君のような小さい子が好きな獰猛な

動物もいる。仲間のとこに行きなさい」


するとベルは去ろうとするが、

ウルスラのことを心配していた


(あの人、同じことを繰り返してた。

何とかならないかな)


ベルが戻るとそこは大きなテントが広がっていた

そこではゼロ達が休憩していた。

ベルが聞く


「これはなんですか?」


「これはミスコンの3位の副賞で手に入れた

大型テントだ。普通の家並みに過ごせる

3位をとったリリアに感謝しないとな」


ゼロはベルに答える。ソフィアは銀の王冠を

大事に抱え見ていた。そこにエリーゼが話してくる


「そんなに大事なんだそのトロフィー」


「い、いやほら、勝手に売られたらこまるのよ

これはどうしても大事にしなきゃ行けない

そんな気がして」


「へぇー」


ソフィアは慌てて銀の王冠を抱えていた。

するとソフィアはあることを思いつく。


「あ、そうだ。ゼロ! ってあれ? 今の今まで

ここにいたのに」


すると一部の女性たちがテントから居なくなっていた

ソフィアは嫌な予感していた。

するとテントの裏で下着姿のリリアが嫌がってる

様子でカメラを持ってるゼロに話しかけられていた。


「その、勇者さん。美しい姿を撮るというのは

いいのですが、さすがにこれ以上脱ぐのは…」


「リリアさん、つむぎやマリーは普通に

脱いでくれました。だからあなたもお願いします」


するとドロップキックをして勇者を攻撃したソフィア


「何しとるんだ! このエロ勇者!」


「なんだよ!お前にもやっただろソフィ」


「たしかにやったけども!ってまた呼んでるし」


2人の痴話喧嘩に逃げようとするリリアだが

勇者が手を離さない。


「リリアさん、さぁ脱い…」


リリアは回し蹴りをゼロにくらわす。

リリアは怒り、その場を去ろうとするが

ソフィアにとめられる


「あのリリアさん。もしあれなら私でよければ

写真撮りますけど」


リリアは足を止め、ソフィアのこの言葉に返す。


「ソフィアさん確かにあなたなら構いませんが

勇者さんの思うままになってはいけませんよ

私がここに来たのは若い女の子になにかないか

ってのも心配だから。とくにあなたは」


「その時はみんなでゼロを袋叩きすれば

いいんですよ」


迷いなくソフィアはサラッと答えリリアは

少し戸惑ったが笑いだした。


「そうね。ここ強い子いるしね

これからもよろしくね」


「はい。」


ゼロは気がついた。すると木に縛り付けられており

そこにはアスナ、キューラ、ウルフが野宿していた


「気がついたかドエロ勇者。いてて!」


「誰がドエロだ! 縄を解け!」


「すまないがソフィに頼まれてお前をここに

縛り付けと…いででででで!」


アスナに激しい電撃がはしる。


「いいから縄を解けよ奴隷」



そんな中テントでは女の子たちが輪を囲み、

飲み物やお菓子を起きながらパーティのような

感じになっていた。

そして勇者のカバンがそこにあり

カバンから次々に物がでてきた。

エリーゼがそれぞれの物を解説した。


「なるほどゼロのバッグって、異次元空間と繋がり

無限に物が入るようになってるのか?

これどうやって取り出してんだろ

中身は魔力を詰め込んで相手に投げる 魔法瓶

という小瓶、 体力回復アイテム、解毒剤、万能薬

剣、棒、弓矢、ボウガン、銃、ナイフ、爆弾

すごいな一式揃ってるから結構冒険には困らないな」


そこにソフィが言う。


「あとは非常食と、テントと、日常品もあるわね」


するとそこにゼロが駆けつける


「なにやってんの? あんたら それ俺のカバンだろ

しかも勝手に晩酌みたいになっとるし

俺の寝る場所は?」


するとソフィアは覚めた顔でゼロに話す。


「あ、勇者様もう来てしまったのね。

アスナが電撃に耐えきれないのは想定してたけど

来て欲しくなかったな。

なにか売れるものがないかと思って勝手に

持ち物検査しました」


「たとえソフィの頼みでもカバンは…うわ何だ」


後ろからゼロを取り押さえたのはオルガだった


「まぁまぁ面白そうだから。ここで見学してろ」


ゼロを握力で気絶さしたオルガ


「オルガさん殺さないで下さいね。今は」


「わかってるよソフィ嬢。こいつがいねぇと

後に何やるかわからんもんな」


「そうです。さぁ持ち物検査を」


するとエリーゼはカバンからとりだすが

ソフィアは動揺する。


「えっ?これって下着? しかもいい匂い」


「うわぁー! なんでこんなとこに! え? なんで?

なんで?」

いい匂いに感心するエリーゼだが 取り乱すソフィア。キャロルはブラを取り上げる。


「ミスコンで見た時も思ったけどなんで私より

小さい娘に負けたのだろ?」


「キャロル返してよ! あたしの下着!」


ソフィアは泣きながらお願いする。キャロルは

放り投げるように返す。

するとエリーゼはカバンからものを続けて取り出すがそれはソフィアが肌に直接つけてるような

代物が多かった。

続けて取り出すとソフィアが

水浴びしてる様子の写真が何十枚も入ってた。


さすがに女性全員ドン引きしていた。


そして朝になった。そしたらまたゼロは木に縛りつけられており、アスナ、ウルフ、キューラが

見張りしていた。

ゼロは半裸で縛り付けられていた


「昨日はよくもやってたなこの最低勇者。

ソフィアの件も含めて今日こそは

あいででででで! ぎゃああああ!」


アスナは気絶するほどの激しい電撃と燃焼を食らっていた。


一方ウルスラは森の近くの花壇で花に水やりを

していた。すると花壇のすぐ近くで寝ているベルを

見た。

そこには紙が何枚もあった。そして手紙があった。


「そこに花やりしたら丸をつけてね。

勝手に入ってごめんなさい」


ウルスラは手紙をみて直ぐにベルを起こした。

ベルはウルスラに気づく。


「勝手に入るなとは言ったはずだ娘」


「ご、ごめんなさい! でも私ウルスラさんが

心配で」


慌てるベル。しかしウルスラはベルを撫でる。


「ありがとう、やってみるよ。

あとこの辺ならいいけどあまり

奥は行かない方がいい、

人間を嫌う動物もいるしな」


「はい、そういう約束ですからね」


ベルは笑顔で返す。

森から出た、ウルスラとベル。


セラはゼロのカメラを持って女の子たちの

写真をたくさん撮っていった。

無論普通に服を着ている誰が見ても

差し障りのないものだった。


するとウルスラとセラのふたりも撮ろうとする。


「私はそんな奇怪なもの! わ、まぶし!」


ウルスラは眩しがるが、ベルと美しいツーショットが取れた


「あ、やり直しだな。もう1回取るねベル」


「うん」


ウルスラは戸惑っていたがベルと2人で

いい笑顔の写真が上手く撮れ、それを見て

喜んでる様子だった。


「ウルスラさん初めて笑いましたね」


「え?そうか?」


ベルに対して照れるように返すウルスラは

少し変わった様子だった。


(ウルスラさんはボケてない。きっと何かあったから

悲しいだけ、私がウルスラさんを守る)


そう誓ったベル。一方セラの使ったカメラは

フィルムがもうなかった。

ゼロは残念がった。


「あー俺のヌードコレクションがー!

これからたくさんとろうと 」


「ヌード?」


女性全員が反応する。

そしてソフィアが近づき笑顔でゆっくり言う


「ゼロ? 死ねぇ!」


ゼロはこの後ボコボコにされ、数日がたった。

豪邸が綺麗に立て直されていた。


個室が10あり、部屋ひとつが2人住んでも

余るぐらいスペースが広めだった。

3階建てに改装されており、食堂

居間、トレーニングルーム、武器庫

と色々あった。屋上もあり、屋根裏部屋もあった。

これを見たソフィアが驚いた。


「あのお金でこんなにできたんだ。足りたの?」


そこにはソフィアたちにボコボコにされた

ゼロがいて答える。


「ああ、この金でできる分やってくれと

言ったのだがそれでこうなったらしい

思ったのと違ったし、部屋少なめだけど」


「いえ。十分よみんなで住めるなら

えーと…こればかりは感謝しないとねゼロ」


照れるように感謝するソフィアにデレデレする

ゼロ。


「それだけじゃないぞ! ソフィ。こっちに来い!」


ソフィアは愛称を勝手に呼んだことに気づいたが

さすがに今回は許した。

女の子たちはゼロに案内された

それは広めの湯船だった


「すごいこれ。みんなで入れるぐらい大きい

お風呂だ」


リディアは驚きながら喜ぶ。


「ああ、本当は色んな種類つけたかったが

これが精一杯だったようだ。

今後はプールや露天風呂もつける予定だ。

あとせまいがサウナという蒸し風呂があるそうだ」


「蒸し風呂?」


リディアは興味を持ち入るしかし。


「あれは拷問部屋だ暑い!」


それにゼロは笑いながら言う


「使い方が違うんだよ。まぁそのうち慣れるよ」


さすがにこればかりはソフィアは

感謝するしか無かった。

そこにつむぎが突っ込む


「そういえばゼロ? あんたの風呂は?

まさか私たちとはいるの?」


「まぁ、そうしたいけどほら許さないやつが

何人かいるから俺は、

別室の一人用のとこではいるからいいよ」


ソフィアは紳士的な発言をしたゼロに驚きつつ

見直した。


(ゼロ… やっぱり長い目でみたら

いい人なのかもしれない。

これからここのみんなと 一緒に頑張らなきゃ)


安心していたソフィア。そこでマリーが聞く


「で、これからどうするの」


ゼロは答える


「次の目的は…王妃との結婚だ」


「え?」


ソフィアはゼロの発言にショックを受けていた。

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