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最強勇者と奴隷魔王  作者: キミヒラ
大陸大戦争編 序章
68/77

誕生! キメラクイーン

リディアの前に現れたキャットタイプの獣人

はピンクの髪色で肌は白い猫の顔、特徴を持ってるが背格好は10代の人間の少女と変わらぬ可愛らしさを持ってた。


「あなたは誰? なんであたしのこと知ってるの?」


「私の名前はマオです。貴方様のことは

以前から興味があったのです」


「興味?」


マオの言葉に首を傾げるリディア。

マオは言う。


「あなたと貴方様の主、ゼロのご活躍は

聞いてます。あなたのモンスターとしての

力、そして人間としてのあなたが

どうしてもビストリアに必要なのです」


「私はモンスターじゃないよ! 人間だよ!

それになんで私なんかをビストリアに

求めるの? 確か獣人は人間を嫌ってる

とセラから聞いたよ」


リディアは少し怒ったように反論するが

マオは落ち着いて返した。


「私もたしかに人間は嫌いです。

でも、あなたは他の人間とは違う。

それにさっきよりも鱗や鳥の羽が

増えてるでしょう」


リディアは自分の体を見ると肌の1部が徐々に

鱗に変化してることや、獣のような毛

鳥のような羽が体に現れていた。

リディアはこのことを受け入れていなかった。


「なにこれ! 私はなんなの?」


「先程サラマンダーが仰っていた通り

あなたはキメラクイーンの子です。

でも私はあなたをキメラクイーンとして

でなくビストリアとモンスティオの希望として

見てるのです」


「そんな勝手なこと私に言われたって

分からないよ!

ううっ……お家に帰りたいよ……」


自分が人間でないことを受け入れられず

家に帰りたがるリディア。マオはリディアの

ことを心配していた。


(体は丈夫そうだけど、

心はちょっと弱いのね……)


マオがこう心配する中、マオの父レオンは

リディアを連れ出す。


「やだ何するの! おじさん!」


「来い、来るんだお前にみせてやる。

本当だったらすぐさまフェルアに向かって

お前を放り投げたい! だが娘の願いであり

俺たちの希望を逃がす訳にはいかん!」


リディアはモンスティオの街並みを見せた。

それは貧乏そうな人達が多く

スラムのような場所もあった。

この光景にリディアは戸惑う


「これって……モンスティオってこんなとこ

なの?」


「首都部は見栄を張って良くなってるが

その代償がほかの街に出てるのだ

かつてキメラクイーンの独裁政治に加え

今ではサラマンダーのやつが権力を握り

モンスティオの民は飢えている。

まぁ、お前たちのようにモンスターを

経験値の足しや資金の足しにしか

考えてないようなやつに言ったて仕方ないがな」


レオンは皮肉めいた雰囲気でリディアに話す。

モンスティオの民はリディアに対して

嫌悪感をあらわにしていた。


「みんなこっちを見てるよ」


「そりゃそうだお前たちも街にモンスターが

来たらその目をするはずだ。

それと同じようにここでは人間が

モンスター脅かす存在なのだよ」


するとトカゲ族のモンスターの少年が石を投げる


「ぐっ!」


当たったのはレオンだった。リディアを庇ったのだった。

少年は言う。


「なんでだよ!おじさん!そいつは害悪な人間

だぞ! なんで連れてくんだよ! 」


少年は文句を言う。


「こいつは違うんだ。キメラクイーンの娘だ」


「キメラクイーンだって!」


少年は驚いていた。しかしながら憎んではいた。


「キメラクイーンだろうがこんな弱っちい人間!」


そういい少年は石を投げる。すると庇ったものがいた。


「うっ!」


「マオ!」


マオはリディアを庇う。


「この子を傷つけちゃダメ。この子はみんなを

守るんだから」


少年は申し訳ないと思い石を投げるのを辞めた。

リディアはマオを心配する。


「大丈夫?」


「平気よ。それよりもどう? この感じ」


「なんかあんまり好きじゃない」


「あなたはモンスターの女王の血を引き継ぐけど

人間の優しさがある。きっとあなたの好きな

人のおかげね」


「そ、そんなこと!」


リディアは笑顔で笑い聞いてくるマオに対して

照れる。


すると何者かが来た。レオンとマオは警戒する。


「なぜ警戒する?」


「フェンリル貴様か!」


黒い狼型の獣人フェンリルがそこにいた。

彼はビストリアの王である。


「そこにいる我が妃に用があるのだ。なぁ、マオ」


マオは嫌がっていた。リディアはそれをよみとり

フェンリルに対抗した。


「離せ!この狼! マオが嫌がってるだろ!」


フェンリルは笑う。


「ハハハ! こんなのが新しいキメラクイーンだと! 笑わせる!」


「私はキメラクイーンじゃないよ!」


リディアはムキになるがマオは止める。


「いいのよ。リディア。それよりも先程

客人が来てたわ。あなたの会いたい人よきっと」


「え!」


リディアは少し喜んでいた。きっとゼロが迎えに来たと。

それに対してマオは浮かない顔だった。

フェンリルは言う。


「さぁ、行こうマオ。こんなやつは新しい

王にはなれない」


マオのお尻を触りながらフェンリルはマオと共に

歩いていった。マオは内心嫌がっていた。


レオンはリディアに説明する。


「マオは獣人の中で美しい方だ。

フェンリルは気に入り妃にするそうだ。

だがあいつは!」


「もしかしておじさんが私を女王にしたいのって?」


「そうだ。あいつにマオは渡したくない

人間の姿をしてるがお前ならマオを託せる」


リディアはレオンもマオもフェンリルのことが嫌いと勘づいた。


そしてリディアは言われたとこで客人と会った。

リディアはゼロを期待していた。

しかしそこに居たのはアンだった。


「なんだアンか!」


「なんだとはなんだ! 心配したのだぞ!」


「ゼロは?」


「モンスティオの王に会いに行くとか言ってたな」


「え?」


リディアは驚いていた。


ゼロはモンスティオの王サラマンダーと

会話していた。


「これはこれはソフィア国のゼロ様で

ないですか」


「前にもお前に会ってるはずだサラマンダー」


「おい!」


ゼロがサラマンダーにお前と言ったことに

衛兵は怒るがサラマンダーは止める。


「よいよい、私も好きで王になったわけでないからなそれが君らしいからいいのだ。勇者ゼロ。

お前がキメラクイーンを倒し私が代わりの

王になった。そしてまさかお前の連れが

キメラクイーンの子とは私も驚いたが

ちょうどいい。彼女が女王になったら

貴国との外交も良くなるだろう」


「悪いがサラマンダー。俺は彼女のことを

キメラクイーンの子供とは思ってない

彼女は俺のハーレムの一員だ。誰にも渡せない

それに彼女は政をするにはまだ幼い」


「いえ、彼女には才能がありますよ。

今に分かります。

あなたはリディア様をお連れしようと

こちらまで足を運んだようだが

無駄足になったな」


サラマンダーはそういいゼロは外へ案内された。

ゼロは納得いかなかった。

するとその近くでマオがひとり泣いていた。

ゼロはマオの手を取ろうとする。

しかしマオは拒否した。


「触らないで! 獣人殺し!」


ゼロはこの言葉に戸惑う。


「勇者と聞こえはいいけどあなた方人間にとって

モンスターや獣人は駆除の対象になってる

持ってるお金や材料、武器目当てに

なんも罪もないモンスターたちを殺して!

そんなあなたに同情されたくない!」


マオの辛烈な言葉にゼロは少しを間を

置いていう。


「俺らが殺してるのは人を襲ってるヤツらだけだ

襲ってるやつは殺さなければいけないんだ」


「なら私たちはあなたたち人間が

襲ったら容赦なく殺すわ! この街から

出ていって! リディアを私から取らないで!」


「お前、リディアのこと知ってるのか?」


ゼロはマオがリディアのことを知ってると勘づく

そこにゼロに誰かが話しかける。


「ゼロ……」


それはリディアだった。


「リディア! その姿は……」


ゼロは変わりゆくリディアの姿に驚いた。


「リディア! お前がモンスターの血をひこうが

俺には関係ない。さぁ帰ろう」


ゼロはリディアを連れていこうとする。

しかしリディアは拒否した。


「ごめん、私にはまだやることがあるの。

それが終わってからにする。ちょっとまってて」


「リディア……わかった。俺はお前を決して

諦めない」


ゼロはマオの様子を配慮しその場を立ち去る。


リディアはマオを気にかける。


「なんで泣いてるの? ゼロが泣かしたの?」


「違うわ。私……ウウッ……」


「さっきの狼の人にいやらしいことされたのね」


マオは頷く。


「許せない! 無理にあんなやつと結婚しない方がいいよ!」


「待って! 仕方ないのよ私が王妃にならないと

ビストリアは変わらない。

だからあなたにもなって欲しい。

なってモンスティオを助けて欲しい!」


リディアは迷っていた。モンスティオもマオも

見捨てることはできない。しかしゼロのことも気になっていた。


その夜、ゼロはモンスティオのはずれの湖

の近くでテントを張っていた。

モンスティオは本来人間は出入り禁止になっており

泊まれる宿はなかった。

そこにリディアが現れる。


「こんなとこで泊まらなくても私が口聞いて

あげるのに」


「俺はここがいいんだ。あんなトカゲの言う通りにもなりたくないし。

お前とあった時もこんな感じでテント張ってたよなリディア」


「そうだったね。数ヶ月前のことだけど

なんか懐かしい」


リディアの笑顔に少し安心したゼロ。

ゼロは険しい感じでゼロに言う。


「リディア、俺たちの元に戻ってこい。

みんな心配してる。

俺だけじゃなくお前の帰りを心配してるやつが

いる。」


「やだよ……私が帰ってもあなたはソフィのもの

帰ったて意味が無い。それに……」


リディアは服を脱いだ。


「おい、こんなとこで! その体は!」


ゼロは驚いた。リディアの胸と腹は鱗で覆われて

下着のようになっていた。爪は獣人のように鋭く

腕にはマーマンのようなヒレ、手足には鳥のような

羽毛が少しながら生えていた。

ドラゴンのシッポも小さいがあり

耳も、とんがっておりかつての人間の姿より

少し変わっていた。


「これが今の私……顔もリディアの顔じゃなくなってくのよ。きっと……

あなたの知らない化け物に!」


リディアがそういう中リディアを抱きしめた

ゼロ。


「リディア……お前がモンスターだろうが関係ない。お前の丈夫さから見て人外と俺は

前々から思っていた。

ほんとに済まなかったお前への愛を蔑ろ

にして」


ゼロは悔いていた。リディアがこの姿になったのは自分のせいだと。ゼロは次にこう言った。


「リディア、お前が望むなら女王になってもいい」


「それって離れ離れになれってこと!」


リディアは怒って返したがゼロは説明する。


「違う! お前の理想のモンスティオやさっきの子のためを思うならその方がいいと思ったからだ。

モンスティオは酷い。かつて俺はお前のお母さん

キメラクイーンを倒した。だがそれには理由がある人間たちを襲っていたからだ。

リディアお前は前のキメラクイーンにはなるな。モンスターと人間の橋渡しになるんだ」


「そ、そんなこと言われても!」


「それにお前が女王になれば外交がしやすくなる。フェルアの属国になったら民は反発すると思うが

そこはどうにかしていきたい。

外交関係になれば俺やソフィアと一緒にいれるんだ!」


「でも、でも、それでもゼロのお嫁さんは!」


「だったら俺がお前とも結婚してやる!」


「えっ!」


「俺が王様だから法律を変えて一夫多妻制にする

そしたらお前と結婚しモンスティオを友好な

関係の国にしていける!」


もしここにソフィアがいたら


ゼロあんたって人は!いつもいつもそんな

勝手なこと言って!

でもリディアが望むなら仕方ないわね。

ただし、キス以上のことをしたらどうなるか

わかってるわよね!


といい容認するだろう。

リディアは嬉しかった。でも不安はあった。


「私女王になっていいのかな?

ゼロと結婚したら暴動おきちゃわない?」


「そこをどうにかするためいるのがみんなだ

中にはお前の友達みたいな子もいるし」


「あの子は人間嫌いだよ!

さっきだってゼロのことを!」


「だが、俺には感じるんだ。

彼女と君がこれからのモンスティオ。

そしてモンスターの人間の関係を

変えていく存在と」


こういいリディアはゼロに別れを告げ

自室に戻った。

すると入れ替わるように誰かが来た。


「随分勝手なこと言うわね」


「君はさっきの!」


きたのはマオだった。マオはナイフを

ゼロに向かって刺そうとする。

ゼロは咄嗟に避ける。


「な、なんだいきなり! てか前にも

こんなことあったような」


「だとしたらあなたは多くの方に恨みを買われてるんですよ!

あなたは私の兄を殺した! ピューマ兄さんを!」


「ピューマだって!」


ゼロは心当たりがあった。それは前の冒険で

魔王の手下として現れたピューマという

獣人の戦士を倒したことだった。

マオはそれを恨んでいた。


「あなたにとっては倒すべき敵でも

私にとっては大事な兄だった。

貴方は許せない!」


ゼロは尻もちをつき動けなかった。

マオはナイフで刺そうとする。

しかしマオはナイフを外した。


「なぜ、外した」


「あなたこそ動こうと思えば、動けたものを」


「本気で俺を殺すなら獣化して確実に殺すだろう

お前はただピューマの妹だということを

俺に伝えたかったのだろう」


ゼロは冷静に分析をするがマオは怒るように

返す。


「あなたなんて今すぐにでも殺してやりたい!

人間はみんな敵よ!

モンスターは資金集めのため、亜人種の女の子

たちは人間どもに嫌なことされて

捨てられて酷い目にあう。

そんな人間であるあなたは兄の仇以前に許せない!

でも……あなたを殺したらリディアを失ってしまう気がして……ううっ……」


泣き出したマオ。ゼロは何も返せなかった。


「すまなかった。本当に。

リディアを頼むよ。でも俺は

またいずれくる。彼女を迎えに」


ゼロはその場を去ることにした。

マオは泣き続けていた。


リディアは自室に帰る前アンと会っていた。


「リディア、お前の事情はゼロから聞いた。

ゼロはモンスティオとビストリアに

対して気にかけてる。

私も獣人みたいなものだ。だから彼らの気持ちは……」


「ありがとう、アン。でもあなたは人間

みんなを守ってね」


リディアは涙を流しながらアンに別れを告げる。

アンも涙を流す。


「私はいつでもお前の味方だからなー!」


アンはこう叫んだがそこにリディアはいなかった。


そして次の朝。


リディアとマオはモンスティオの城にいた。

女王に即位するためである。


「まだ迷ってるのリディア?」


「もう迷うもんか私はモンスティオを

新しく変えてみせる。」


「いいけど、あのゼロって人と結婚するのは

反対だよ!」


「まだゼロのこと嫌いなの?」


「あの人は他の人間と違う気はする。

けど絶対浮気するでしょあの人」


「えっ?」


リディアはもっと深刻に反対するかと思ってたが

予想外の反応に思わず笑ってしまう。


「なんで笑うのよ」


「だってゼロが浮気なんで当たり前だから」


「ゼロと結婚するぐらいなら私と結婚しよう。

リディア」


「えっ? 女の子同士なのに?」


「関係ないよ。その方が安心するし」


マオの笑顔にリディアは安心する。


すると城に何故かゼロがいた。


「えっ、どうして?」


「リディア最後のお別れに来たんだ」


リディアはゼロに近づく。しかしマオは

気づいた。


(この匂いは! 違う子の人はゼロじゃない!)


リディアはゼロに話しかけた。


「ゼロ、私女王になる。なって

この国を平和にする。」


「そうか。なら最後にプレゼントだ」


その瞬間ゼロは剣をリディアに刺した。


いや、刺されたのはマオだった。

マオは大きな豹のような姿になり

リディアを庇ったのだった。


「マオ!」


「リディア……好きだよ……」


こういい、マオは息を引き取った。

そしてゼロは豹の姿で横たわっている

マオを蹴り始めた。


「な、何するの、ゼロ!」


「こいつめ! よくも! よくも!」


マオを何回も強く踏みつけるゼロ。


「やめて……やめてよ……やめろぉぉ!」


リディアの周りが突然光出した。

リディアの背は8等身となり

体つきも大人の女性になった。

そして服は破れ、緑の鱗をまとい、獣の爪

鳥や獣の体毛、髪はメドゥーサのような蛇に

なっていた。

顔つきも以前の優しい顔つきと違い、大人びた

目のつり上がった顔になった。


「ゼロ! お前だけは!お前だけは許さない!」


声も大人の女性の声になりゼロを恨んだ。

ゼロは微笑みその場を立ち去った。


サラマンダーがこれを見て喜んだ。


「おおー、貴方様は紛れもなく

キメラクイーン様! これにて新女王が

生まれた!」


「サラマンダー、戯言はいい!」


サラマンダーをギロっと睨みつけるキメラクイーンとなったリディア。

サラマンダーはビビる。


「流石だ。しかしこれこそ女王の格!」


「我々は進軍する。憎い人間がいるフェルアに!」


怖い顔つきでフェルアへの進軍を誓う

リディアだった。



そして星の見える丘では新たな娘が来た。

ウルフが見て驚いた。


「なぜお前がいるマオ」


「お久しぶりね、ウルフ。今はあなたに

用はないわ。私はどうしても伝えなければならない。

あの人に」

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