ホストとキャバ嬢の仁義なき戦い
鼻の下を伸ばしてデレデレしてるゼロは
キャバクラに連れてこられた。
というか自分で入った。そんなゼロは
早速席に案内されて座っていた。
キャバ嬢……業界的な言い方だとキャストと
呼ばれる彼女たち。
彼女たちは胸が明らかにみえる、いや見せてい
ドレスを着て出迎えていた。
「お兄さん初めて?」
「ええ、初めです」
「良かったら私と飲まない?」
「はい、よろこんで」
緊張しているゼロはキャストの言われた通り
別料金で飲み物代を支払う。
すると隣にもキャストが座ってきた。
「はじめまして! お兄さん」
「はじめま……えっイリ……」
「あ、お兄さん氷補充しますね」
そこには紛れもなくミドリの同僚のイリス
だった。
イリスはゼロの話を遮るように業務をしていた
ゼロも深くは考えなかった。
ゼロは言う。
「すいません、えーと……」
「ニジコでーす」
イリスは元気に答える。
ゼロはイリスと思われる女性と話すことになった。
「イリス、潜入は危険だ。何してんだ?」
「やだー お客様私がお知り合いに見えますかー
そんな話はだーめ。楽しいお話しましょ?」
イリスは知らないフリをして話す。
イリスの分のドリンクもたのみイリスと
隣のキャストと話す。
隣のキャストは言う。
「今日はおひとり?」
「連れがいたんですけどはぐれちゃって」
「そう、それはお気の毒に。この街は
迷いやすいから気をつけてね」
ゼロは緊張する。ニジコが話しかける。
「お兄さん。緊張してるの?
結婚してたりしないの?」
「えっ? こんなお若くて結婚してるの?」
ニジコの言葉に驚くもう1人のキャスト
「あ、うん。今日はそいつに内緒で来た」
「奥さん見付かったら大丈夫?」
咄嗟に答えるゼロに心配する女性。
するとウェイターが言う。
「アズサさん、そろそろ」
「そうか時間ね。ありがとうお客さん」
アズサというキャストは立ち去った。
ゼロはアズサが立ち去った途端明らかに
イリスと思われるニジコに話しかける。
(おまえなんでここにいるんだよ!)
(潜入よ。ここにコーヤーやゴルディアの
事件に関わってる子がいるのはわかってるわ)
(やはりクイーンが怪しいってことか)
(その名前はあんまり大声で言わない方が
いいわよ)
2人が小声で話してる中、新しいキャストが来た。
ニジコとゼロは驚いた。
「アスナ! なんでお前が!」
驚くゼロに周りが振り向く。アスナは必死っで
シーッとジェスチャーをする。
「お前なんでこんなことになってるんだ?」
「わ、私だって望んでやってる訳じゃないんだ!
新人のキャストと間違えられて
こんなことしてるんだ」
呆れるゼロにアスナは慌てて答えた。
アスナは大きな胸の谷間が見えるドレスを
着ていた。ゼロは目をそらす。
そこにニジコがちゃちゃを入れる。
「キミ、確か奥さんいるよね?
そんなんでいいのかな?」
「わ、わかってるよ! よく考えたら
こいつは魔王になる時際どい格好をしてる
普段着てないドレスに慣れてないだけだ」
慌てるゼロだがニジコとアスナはゼロに対して
キャストとしての仕事をした。
ニジコ離れた口調だが、アスナはぎこちなかった。
ゼロがキャバクラで楽しんでる中、ソフィアも
ホストを楽しんでいた。
ソフィアは担当のホスト、ダンテの美貌に
見とれていた。
ダンテはソフィーナの偽名を使ってる
ソフィアに対して親切に対応していた。
「なるほど旦那さんを探しにここに来たんだね。 大変だったでしょう」
「大変じゃないですよう。知りませんよ
あんな浮気性なやつ!」
ソフィアは酒を飲んでいた。少し飲んだだけなのに
よっていた。
(ゼロのバカ! どうせかわいい女の子と
イチャイチャしてんでしょ。私なんて……)
ソフィアは半ばやけになっていた。ダンテは心配
する。
「ソフィーナ。旦那さんはきっと見つかるさ
君はそのためにここに来たんだろ」
「そうだけどぉ!」
ダンテに泣きつくソフィア。ダンテは慰める。
「大丈夫だよソフィーナ。君は旦那さんを
愛している。僕なんかよりも旦那さんを
大事にした方がいいよ。たった一人の
結婚したお相手だから……」
ソフィアは自分に優しくしてくれる
ダンテに惹かれた。ダンテはその後席を外し、
別のホストが代わりにソフィアの対応をした。
そしてしばらくたち会計の時間になった。
ゼロは延長で3時間ぐらいいて値段にびっくりした
「な! 高くない?」
「いえいえお客様、正規の料金ですよ。
払えなければ分かりますよね?」
ウェイターがこういう中、ウェイターの後ろで
筋肉ムキムキの女性が待ち構えていた。
ゼロは恐怖を感じやむを得ず払った。
アスナはこんなに高いのか!と他人事のような目で見ていた。
イリスはドンマイと心の中で思ってた程度だった。
ゼロは席を立ち去ろうとするがアスナとイリスにこっそり聞いた。
(イリス、お前はどうすんだ?)
(まだ勤務時間だからアスナちゃんと
楽しくやってるよ)
(わかった気をつけろよ。特にアスナは
暴走することあるしな)
(心配しないでよゼロちゃん)
ゼロは見送るイリスとアスナを置いて
帰ろうとする。その時銃声がした。
銃撃とともに倒れた女性は先程ゼロのお相手を
したアズサという女性だった。
ゼロは衝撃的だった。
「アズサさん大丈夫? うっ!」
心配して駆けつけたウェイターも頭を撃たれ
即死だった。
撃ったのはソフィアのお相手をしたホストのダンテだった。
「野郎どもやっちまえ!」
ダンテの指示により他のホスト達が拳銃を
もち、ウェイターやキャバ嬢達に発砲した。
「野郎!」
先程ゼロを脅したムキムキの女性が
ホスト達をパンチで殴りつけた。
しかし、銃撃には耐えられず死んでしまった。
ゼロは負傷したアズサを安全な場所に
運んでいた。
アスナはこの光景に動揺していた。
だがイリスはそんなアスナにこう言う。
「死にたいの? 魔王っ子!」
イリスはテーブルを盾にし、銃撃する。
敵のホストの足や手を攻撃しなるべく
殺さないようにしていた。
アスナも援護する。しかしリミッターをつけてるため強力な魔法が使えなかった。
アズサを運びながらゼロがこう言う。
「アスナ解除はするが建物を壊さない程度に
しろよ」
リミッターは解除された。アスナはエナジーナイフ
という無数の光のナイフを
ホスト達に向けてはなった。
ほとんどのホストは倒れたが1人だけ倒れていない
者がいた。
それはダンテだった。ダンテは他のホストを盾にしていた。
そしてダンテはこういった。
「クイーンを出せ。出せば見逃してやる。」




