次の場所はギラネオン
ソフィア王国に帰ったゼロとソフィア。
しかし謎は残っていた。ビリーにコーヤーを
襲わせた理由なんなのか。
ビリーは支配と言っていたがそれだけか。
そして自分とソフィアをどうしようとしたのか。
いちばんは黒幕が誰かということだった。
そしてカロリーナの行動も。
そんな中アスナがちょっかいを出す。
「こんな時になんだがキャロルの代わりの
Cはいるのか?」
「なんだいきなり?」
「キャロルはオーラムに任せたって言ったから
Cが空いてるはずだ」
「それなら勝手に住み着いたカーミラにやってもらう。キューラの姉の」
「ああ……」
アスナは納得する。しかしソフィアが言う。
「カロリーナは違うの? あなたと昔冒険していたんでしょ?」
「いずれは仲間にする。だが今はまだ
やることがある」
「やること?」
ソフィアは疑問に思っていた。
「俺はあのビリーってやつと繋がってるのは
前に襲ったアスモデウスの手によるものと思う
そいつらの場所に行きたいと思う」
「その場所とは?」
アスナが聞く。ゼロは答えた。
「ギラネオンという場所だ。昼は普通の街だが
夜はネオン街で囲まれた街が沢山ある国だ」
それにソフィアが聞く。
「なんでそんなとこに?」
「そ、それは……あのバイクの集団に
心当たりがあるからだ。
あれも俺と冒険をしていた女が絡んでるとみた」
ソフィアはまた女絡みなのねとやや嫉妬したが
昔の仲間なら仕方ないと割り切った。
「そう、だったら仕方ないわね。
そしたら私も……」
「お前はダメだ!」
ゼロは頑なに断った。
「あそこはウルマリアほど酷くないが
身売りがあると噂を聞く。
お前を他の男には渡したくない。
だからここにいなさい」
「ゼロ……私のことを思って……
でも国交のために私も行くわ」
ソフィアはどうしても行こうとする。
「だからダメだって。今回はアスナと
ほかのやつを連れていく」
来たのはミドリだった。
「前からギラネオンはなにか裏があると
私は睨んでたのよね。
相棒のイリスも行く予定よ」
「それは心強い。でも何人かで行くのは危険だ。
ミドリお前だけでいい」
「イリスは別に行動してるわ。だから大丈夫よ」
こうしてアスナとミドリはゼロと共にギラネオンに行くことにした。
ソフィアは置いてかれたが自分を守ろうとした
ゼロの言葉で許した。
するとエリーゼが話しかける。
「ソフィ……ギラネオンってどんなとこか知ってる?」
「え?」
ソフィはエリーゼからあることを聞いて
顔を真っ赤にする。
「あのバカ! 私を騙したのね!
絶対許せない!」
ソフィアはゼロを追うことにした。
こうしてギラネオンにはゼロと同行で
ミドリとアスナ。そして先に侵入してるイリス
追っかけてくるソフィアが向かっていった。
ギラネオン。
夜になるとネオン街が並ぶ街が多い愛と欲望の
国。
ホストエリアとキャバレーエリアのふたつに
別れ、それぞれが場所の取り合いをしていた。
そのためかお互いに強いナワバリ意識があった。
ゼロはキャバレーエリアに来た。
アスナとミドリは冷たい目で見る。
アスナが言う。
「お前、上手いこと言って女とイチャイチャしたいだけだろ。うぎゃあ」
アスナに電撃が走る。
「お前俺に口答えするな。誤解してると思うが
今から俺はクイーンという女に会う。
邪魔するなよ!」
ミドリはクイーンの名前に反応する。
「クイーン……やはりあの女が絡んでいたのか」
「ミドリ知ってるのか?」
「やつはヤンキー連合のボスだ。
我々警察は常にマークしてるからな。
まさかあの女がお前の仲間とはな」
「最初俺も仲間にする時は大変だったよ。
でも仲間にするといいやつなんだ。
ヤンキーはカツアゲや弱いものいじめをしない
強いやつだけを倒す。そして自由にバイクで
夜の街を駆け巡る。それがヤンキーだと
彼女は言っていた」
ゼロはクイーンとの思い出を懐かしがっていた。
しかしミドリはいい顔をしなかった。
「何をしないが所詮は悪党だ。私はあいつを
逮捕して見せる」
「クイーンが何したってんだよ!」
「迷惑行為と今回の件で絡んでれば逮捕案件だ」
「ミドリ、あんたクイーンに個人的な恨みでも
あるのか?」
ゼロが聞くとミドリは黙る。アスナは気まずい空気をどうにかしようとした。
「と、とりあえずだ。この街に何があるか
今はそれを楽しもう」
話を紛らわしたアスナはとりあえず歩く。
すると胸元が明らかに見えている、というより
胸元を見せつけているドレスを着た華やかな
美女たちがいた。
ゼロはもちろん胸を見ていた。いやらしい!
アスナやミドリは呆れていた。
(これソフィアがみたらどう思うだろ?)
アスナはそう思いつつゼロに連れてかれるかの
ようにキャバクラに入った。
しかもゼロは自分の家に帰るかのように
自然に入る。
アスナとミドリは戸惑っていた。
「バカバカしい……」
ミドリはどこかへ行ってしまった。
取り残されたアスナは仕方なくゼロに
着いてくことにした。
その瞬間誰かに捕まった。
「新人! 何逃げようとしてんだ! こっちこっち」
「えっ?」
アスナは女性スタッフに取り押さえられ
キャバクラに連れてかれてしまった。
一方ソフィアはホストエリアで迷っていた。
ソフィアは変装していた。
大きなメガネ、おさげの三つ編み
そして胸パットを大きめに入れていた。
(これでバレないでしょう。しかしここ
女ばかりね。ゼロはこんな女たちの
何がいいのかしら)
ソフィアはこのエリアをキャバレーエリアと勘違いしていた。
そこにいる女性は皆客である。
するとソフィアはイケメンの男性に誘われた。
「お客さん。いい男いますよ!」
「私はそんなの興味……」
ソフィアは強く断ろうとするが看板の男性を
見て見とれてしまう。
そして
「はい、よろこんで……」
こうしてソフィアお店にホイホイ入ってしまったのだった。




