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最強勇者と奴隷魔王  作者: キミヒラ
大陸大戦争編 序章
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女騎士カロリーナ

ゴルディアを後にし帰ってきていたゼロ達。

一晩休んだ翌朝ソフィアとエリーゼは

互いにピリピリしていた。


「エリーゼさんお茶とってください」


他人行儀で冷たく指示するソフィア。

エリーゼはお茶とるが雑に置く。


「はい!お茶よお姫様!」


「何よエリー! あんた私の旦那をとろうと

して!」


「あんたこそ最初はあれだけ嫌がってたのに

今では私のモノよ!みたいにして!」


「あんたゼロのこと大して好きじゃないのに

あんなことして!」


「別にいいでしょ! ゼロだって喜んでたし」


ソフィアはエリーゼの言葉に対してまともに受け

ゼロを睨む。

ゼロは必死に横に首を振る。


その中アスナはアニメを見ていた。


「ちょっとアスナ! そんなの見てないで

ニュース回すわよ!」


ソフィアはテレビのリモコンを強制的に

とりチャンネルを回した!


「あ、今いいとこだったのに!」


アスナは残念がる。しかしニュースの内容を見て

ゼロ達は驚く。


「昨日、拘置中のゴルディア元王であった

アブラス元国王が何者かに殺されたようです。

被害者には巨大な槍で着いたあとがあり

警察は犯人を追ってます」


ソフィアはショックだった。


「ゼロ……どういうことなのこれ?」


「俺も分からない!」


ゼロはアブラスが死んだことにも驚いていたが

大きな槍という所に引っかかっていた。


(あの槍を使うのは…)


そしてこのタイミングで電話がかかってきた。


「もしもし、あ、お姉様。

え? お客さん?

名前はアニーとカロリーナ?」


ゼロとヒカリはカロリーナの名前に反応する。


「え?」


「なんで?」


アスナはカロリーナの名前で思い出す。


「カロリーナ? 確かお前の仲間で

ナツコの姉の名前もそうだったような」


するとゼロとヒカリは黙る。


(嘘だろ……)


(そんな、なんで……)


ソフィアは複雑な心境の二人を見て

不思議に思っていた。


姉であるディアナからの電話を受けとり

フェルアに来ることになったゼロとソフィア。

そしてそこにはヒカリもいた。


「なんでヒカリがいるの?」


「私はボディガードだよ!」


ヒカリの本心はかつての仲間のカロリーナが

本物か確かめたかった。


ソフィアは小声でゼロに聞く。


「ねぇ、ゼロ? カロリーナって

どんな人なの?」


「前も言っただろ。俺らのかつての仲間で

女騎士の堂々としてるやつだ。

やつは昔ここの騎士団だったんだよ」


ゼロはカロリーナとの出会いを思い出す。



それはゼロとヒカリが魔王を倒すために

冒険に出た矢先のことだった。

ゼロとヒカリは盗賊の群れに囲まれる。


「どうしよう? ゼロ!」


「俺が知るか!」


「そんな! レディが困ってるのにそれは

無いでしょ」


慌ててるゼロとヒカリ。野盗たちは言う。


「さぁ、大人しく金目のものをだせ。

もしくはその女でもいい。女を渡したら

男のお前は見逃す」


ゼロとヒカリはもちろん野盗の言葉に耳を

貸さなかった。

その時である。


「がっ! 薔薇だと!」


野盗の手の甲に薔薇が刺さる。先には

ハーモニカを吹きながら現れた女騎士がいた。

カロリーナである。


「なんだ?お前は!」


「ただの通りすがりの女騎士だ!」


女騎士は野盗達を見事なサーベル裁きで圧倒する。


「大丈夫か? 2人とも観光客のカップルが

こんなとこに来るもんじゃないぞ」


「いや、俺らは観光客じゃないんだ」


ゼロはカロリーナに訳を話した。

自分は自分の村に被害を加え

やがて世界中を手にしようとする魔王を討伐する

ために旅をしていると話した。


「魔王を倒す。そんな武器でか?

お前たちじゃ心細い。私も共に行こう。」


「俺たちじゃできないだと。

言ってくれるな。俺はヒノモトの剣の達人から

色々教わったとこなんだ。お前なんて」


カロリーナは襲ってくるゼロの剣を交わす。

そしてヒカリが不意打ちをするが

足を蹴り、ヒカリを転ばせる。


「痛い!」


「思えば一体?」


「私は王国騎士だった女だ」


「王国騎士!?」


「そうだ。今のお前たちの腕では

魔王に勝てん。たとえヒノモトの剣の達人に

鍛えてもらってもそれはお前らがやっと

剣をまともに扱える程度にたどり着いたレベルだ

私が教えよう」


こうしてカロリーナはゼロをさらに鍛え上げ

冒険を共にしたのであった。




そして時は今に話を戻す。

応接間にてカウボーイハットの少女アニー

が座ってた。


「あなたがコーヤーから来たアニーさんね。

よろしく。私は……」


ソフィアが言いかけるとアニーは深くお辞儀を

し挨拶する。


「初めましてジュリア女王。私は取締り補佐の

アニーと申します」


「よ、よろしく」


アニーの丁寧さに少し戸惑うソフィア。

するとアニーはゼロにも挨拶する。


「貴方様がジュリア様のお着きの勇者様ですね

私はアニー。よろしくお願いします!」


「よ、よろしく」


ゼロも少し戸惑っていた。ゼロはアニーの

大きい胸に目がいってた。

それに気づいたソフィアはじっとゼロを睨む。

殺気に気づいたゼロは目を逸らした。

3人はソファに座り

ゼロとソフィア、アニーは対面に向かうように

話している。


「ジュリア様。私は折り入って頼みたい

ことがございまして……」


アニーは村にビリーが侵入してきたことを

2人に話した。


「そんなことがあったのね。そしたら

直ぐに出ないと」


「一緒に来てくださるのですね」


「もちろんよ!」


乗り気だったソフィアだったがゼロは

すぐには乗り気じゃなかった。


(おい! いいのか? お前人質にされちまうぞ?)


(困ってたら助けなきゃ行けないでしょ)


(でもジャンヌはまだ治療してるし)


(大丈夫よ。私だってジャンヌやあなたに

頼りっきりにはしないし)


ソフィアはアニーの兄、フランクやコーヤーの

人々のため影武者のジャンヌを使わず

自ら行こうとしていた。

するとソフィアはあることに気づく。


「あれ? ヒカリは?」


その場にはヒカリがいなかった。

アニーのボディガードとしてともに訪れた

カロリーナは城の外にいた。

そこに何者かが不意打ちをする。

カロリーナは不意打ちを避け取り押さえた。

取り押さえられたのはヒカリだった。


「どうやら本物みたいだね。カロリーナ」


「お前こそ、相変わらず手が読めないな。ヒカリ」


2人は再会を喜んでいた。しかしヒカリは

疑問があった。


「ゼロとは会わないの?」


「私の役目はアニーのガードだ。今更会うなど」


「なんでアニーをガードしてたの?」


「それは……」


答えようとしたカロリーナの元に誰か来る。


「姉さん……」


「ナツコ!」


そこには今はキャロルの付き添いのメイドを

しておりカロリーナの妹であるナツコだった。


「ナツコどうしてここに! ゴルディアに

いるのでは?」


「姉さんなんでいるの? 姉さんは魔王との

戦いで死んだと聞いたのに」


「私はある方に蘇らして貰ったのだ。

誰かは言えないが」


ヒカリはカロリーナの言葉に疑問を持ち聞く。


「なんでよみがえったの?」


「ヒカリ、君がよみがえったのはなぜだと思う?」


「ゼロに会いたいから」


「それと同じだ。私は彼に会うために

戻ってきた。そしてアニーと会い

彼と偶然に会うこととなった。

これも運命だ。」


「だったらこんなとこにいないで行ってこようよ」


「わかった。ヒカリ元気で何よりだ」


カロリーナはゼロの元へ行く。ナツコは

気がかりだった。


「お姉ちゃんなんで私がゴルディアにいるなんて

知ってるのだろう。私のような一メイドがいる

ことなんて。あと……」


「あと?」


「あのお姉ちゃん何かが違う。前となにかが……」


ナツコは少し恐怖していた。ヒカリはナツコの

様子を気にしていた。


ゼロ、ソフィア、アニーは支度をしていた。

直ぐに出ないと間に合わないからである。

そこにカロリーナがやってきた。


「久しぶりだな、ゼロ。隣にいるのは

ジュリア女王だな」


「初めましてカロリーナさん」


ソフィアは丁寧に挨拶した。しかしゼロは

あまりいい態度をしなかった。


「カロリーナ。明日の夜明けまでに行かないと

だろう? 早く支度するんだ」


「会ったばかりなのに冷たいな。ゼロ

昔みたいにあったそうそうを私の胸を

揉まないのか?」


ゼロは顔を赤らめる。ソフィアは睨む。


「ちょっとゼロ! あんたってのは!」


「ソフィア、もう慣れただろう」


(なんか今日のゼロ素っ気ないわね)


ソフィアはカロリーナに対して冷たくしてるゼロに気がかりだった。


ゼロたちは馬でコーヤーに向かうことにした。

ヒカリとナツコはその場に残った。


「ヒカリ様いいのですか? ゼロ様とジュリア様にはあなたがいた方が」


「大丈夫。私はただカロリーナに会いたかった

だけだったし」


ヒカリとナツコはその場で別れた。

ヒカリはソフィア王国に戻り気がかりだった。


(あれはカロリーナだけどカロリーナじゃない

まるで心が無くなった人形のよう。

エリーゼの言っていた、人造人レプリヒューマなのかもしれない)


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