表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強勇者と奴隷魔王  作者: キミヒラ
大陸大戦争編 序章
56/77

愛の形はそれぞれ違う

ゼロがジョンと戦ってる頃

ジュリア女王の影武者であるジャンヌは

ジュリアのもうひとつの姿ソフィアになりすまし

フランツとサーベル対決していた。


フランツは劣勢だった。

王国騎士であるジャンヌに

趣味で剣術をしていた男がかなうわけがなかった。


(まだだ! 俺にはこれがある!)


フランツは奥歯を噛み締めた。するとスピードが

上がった。


「どうだ! 偽ソフィア。これが

アスモデウスからいただいた力だ。

これでお前に……」


するとジャンヌは隙を見てフランツの足に

自分の足を引っ掛け転ばす。


フランツは地べたに倒れた。ジャンヌは

うつ伏せのフランツにサーベルを向ける。


「お前の負けだ!」


しかしながらフランツは立ち上がり

ジャンヌのサーベルを素手で掴んでへし折った。


「言ったはずだ。俺はアスモデウス様の力で

強くなったのだ。

俺は羨ましかった。お前らの主ゼロが!」


フランツは折れたジャンヌのサーベルを振り払い

ジャンヌを倒し、仰向けにする。

ジャンヌの手足を魔力で拘束する。


「最初は勇者を陥れれば分前をやると村長に

言われた。だが突然俺は殺された。

しかし気がつけば人造人として生き返ったのだ。

そして俺はゼロに対して復讐を誓った。

話はアスモデウスから全てを聞いたぞ。

ソフィアやエリーゼは

全てあいつの手におち、しかもソフィアは

王家の末裔でやつと結婚したと。

俺は怒りに燃えた。復活させてくれた

アスモデウスへの恩義も兼ねて

俺はゼロを倒すと決めたのだ」


フランツはこういうとジャンヌに迫りよる。

そして話を続ける


「そういえばあの金髪娘いないな。

俺のことを侮辱したアスナという娘だったけな。

ソフィア……いや偽物のお前でも同じだ。

俺はたしかお前にも振られたことがある。

その償いをしてもらうぞ!」


フランツは拘束されたジャンヌの服を

無理に脱がせようとする。ジャンヌは

抵抗できなかった。

すると後ろからフランツはぶたれた。


「うっ!」


フランツは倒れ込む。そこにはエリーゼがいた。

エリーゼは小石でフランツの頭を叩いたのだった。


「やめて! フランツ様!

そんなのあなたじゃない!」


「お前はどう思ってたが分からないが

これが本当の俺なんだエリーゼ。

お前が知ってる俺はモテるための

仮初の姿だよ。

男というのはみんなそんなもんだよ」


その時、オーラムはキャロルのそばにいた。

キャロルを心配していた。

フランツはオーラムに言う。


「お前もそうだろうオーラム。

そこにいる女はゼロやソフィアの国を

乗っ取るためのきっかけに過ぎない

俺はゼロの邪魔をするべくジョン様の

元へ連れてきたが、お前がおれらと

同盟を組むならその女はくれてやる。

お前も俺と同じなんだ。

キャロルのどこが気にった。色白の肌か?

整った顔か? それともエリーゼと

変わらない大きさの良い胸か?」


フランツはオーラムに話を持ちかける。

しかしオーラムはこう言った。


「違う!あんたの言ってることは違う!

俺は領土のことなんてどうでもいい

ただ女の子に優しくされたかっただけだ!

だがどいつもこいつも俺には

優しくしてくれない。気がつけばみんな死んでた。俺の暴力で死んだ者。

浮気して口論の末殺してしまった者。

俺は彼女たちに申し訳ないことをした。

俺はキャロルに自分の暴力を押し付ければ

俺のことを愛してくれると思ってた。

でも違う俺がそんなことをしなくても

こいつは俺のことを……」


「オーラム……」


オーラムの言葉に気がついたキャロル。


「キャロルすまなかった。

俺は生きている女性が厄介で

お前には人形のようにそばにいて欲しかった。

でもそれは違うんだ。生きてるお前が

そこに居ないと意味が無いんだ」


「ありがとうオーラム……

こんな傷、気にしてないわ。

私はあなたが優しい人になるまで

そばにいますわ。」


オーラムはこんな自分を許したキャロルに

惚れ直した。

自分はキャロルのことを殺すつもりだった。

しかしそれでもキャロルは自分のことを見捨て

なかった。

そう思ったオーラムだった。


フランツはこれを見て動揺する。

そしてその動揺に影響されたせいか

ジャンヌの高速魔法がとれた。

そしてジャンヌはフランツを体術で

素早く捕らえ拘束した。


「な! 何をするんだ!」


フランツはジャンヌに歯向かう。ジャンヌは

折れたサーベルをフランツに向ける。


「貴様はエリーゼ様やキャロル様の心を

踏みにじった。許しておけない」


するとフランツの前にエリーゼがでて

フランツを庇うようにする。


「待って! ジャンヌ。フランツ様も

分かり合えるわ。ゼロとソフィア。

キャロルとオーラム。

この2組のように最初は分かりえなかった

ふたり同士のように」


「エリーゼ様、みんながみんなそうではない。

ましてこの男は先程言っていたでしょう。

人造人と。この男はただの人間ではない!」


「それでも私はフランツ様を愛してるわ。

たとえ彼の体が人間でなくても」


フランツはエリーゼの言葉に心が動いていた。

ゼロもその様子を見ていた。


(甘いぞお前ら。エリーゼお前はフランツの何を

見てきたんだ。男というのは

そういう生き物なんだ。

フランツは最初から一人の女を愛すことは

考えていない。ソフィアと結婚する前の

俺もそうだったのだから)


ゼロが考えてる中ジョンを吹っ飛ばした瓦礫から

何かが伸びてきた。

それは槍のようなとんがったものであった。


「危ない! エリーゼ!」


フランツはジャンヌの拘束を自力で外し

エリーゼを庇いやりに刺さった。


「え?」


フランツの体は槍のようなもので貫かれていた。


「フランツ様!」


叫ぶエリーゼ。フランツは倒れ込んだ。


「エリーゼ……

俺は自分のしてることは……

間違ったと思わない。

俺にとって女は遊びと……ステータスの

一環だ……そんな俺を……

お前は愛せるのか……

ゼロよりも……女癖が悪い……俺を……」


「愛せるよフランツ。あなたも私と一緒に

ソフィアの国に住みましょう。」


「それ……いいな……

だが……ゼロとは死んでも……嫌だぞ……」


「大丈夫よ。ゼロもきっとわかってくれるよ」


するとフランツは一切動かなくなった。


「フランツ! ねぇ!フランツってば!」


フランツはエリーゼの声に一切答えず

眠るように息を引き取った。


ジョンが吹っ飛ばされた瓦礫が動き

ジョンが現れた。


「全くあの男はゼロと接点があるという理由で

人造人として魂を呼び寄せ復活させたのに

最後の最後で裏切るとは

まぁ裏切り防止のため目的を果たしたら

自然に電源OFFになる仕組みだったがな

OFFになったら死んだも同然、魂は

仮初の肉体から離れ死ぬこととなる」


ジョンの言葉にエリーゼは怒りをみせ

彼に向かって走る。


「お前はそこでマリーやキャロルの怪我を

みてろ! エリーゼ。」


その場にはゼロの激昂が響き渡っていた。


「教えろ! お前はなぜキャロルをさらった!」


ゼロの問いに対してジョンは答える。


「その前になぜ私を倒せたかを聞きたい。あと、

私の先程の技の名前は筋肉スピアと

言ってな……」


「ごちゃごちゃうるせぇ!

さっきはお前の弱点をナタリアの特性

ウィークサーチャーという弱点を見極める

目を使い筋肉の弱い部分を狙ったんだ」


「なるほど。私も筋トレが甘かったな。

だが筋肉回復を使うことにより

綺麗さっぱり無かったことにはなったがな」


そういいジョンは肩から筋肉大砲を撃ってきた。

ゼロは避けたが大砲はゼロだけでなく

エリーゼの方に向かって発射されていった。


「エリーゼ!」


ゼロの叫びも虚しく大砲はエリーゼにあたり

爆発した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ