筋肉バトル
キャロルはフランツに洞窟へ連れ出され
ジョンと共に来るよう言われるが断り
洞窟から逃げた。
エリーゼやマリーと合流する寸前
キャロルは後ろから刺されてしまった
それは婚約者でありゴルディアの王子オーラム
だった。
キャロルは倒れ込んだ。
オーラムは喜んでいた。
「やったぞ! キャロル君はこれから
僕と永遠に一緒さ
君は人形として一緒僕の元にいてくれ
その柔らかい体と胸、容姿さえあれば
あとはいらない! さぁ、僕と共に……」
すると何者かがムチでオーラムを威嚇攻撃する
それはマリーだった。
マリーは威嚇攻撃した後、ムチでキャロルの体を
巻き付けて自分の近くへ引き寄せたのだった。
そしてキャロルの体は何者かが姫抱っこし
受け止めた。
それはゼロだった。
「ゼロ! いつの間に!」
エリーゼは驚いた。ゼロのそばにいたソフィアは
急いでキャロルの手当てをする。
オーラムはゼロに言う。
「何しに来た?」
「抗議だよ! 契約書に書いてあるの
よく見たらフェルアやソフィア国の領土
ゴルディアのものにするって書いてある
じゃないか!フェルアの女王に
怒られちまったよ」
それは数時間前に遡る。
エリーゼ達がフランツに振り回されていた頃
ソフィアは電話でディアナに怒られていた。
「これどういうことなの!? これじゃ私たち
がゴルディアの属国になるじゃない!
私が望んでるのは同盟よ!
よく契約書読みなさい! あなたはともかく
ゼロもマヌケじゃない!」
ソフィアはこの電話の後、ゼロにしがみつき
号泣した。
「ゼロぉ〜! 怒られちゃったよ〜!
アタシお姉様に嫌われちゃったよぉ〜!
うえーん!」
ゼロは涙と鼻水でベトベトになってる服を
気にしつつ呆れていた。
「わかったよ。今から行くぞ!」
「ホント!ゼロありがと!」
ソフィアは一瞬で泣きやみ身支度をした。
ゼロは変化が早いソフィアに色々
言いたかった。
ゼロはもうひとつ心配事があった。
(ナタリアをもしものために放ったが
やはり心配だ。
そして今身支度してるやつも正直
色んな意味で心配だ。
とりあえず行かないとか……)
という流れでエリーゼたちが心配で
ゼロとソフィアはゴルディアに戻ってきた。
マリーは聞いた。
「アスナはいないの?」
「あいつは今回必要ないと判断した
それよりも、オーラムお前には
色々と言いたい。
ひとつは、俺はお前らの属国になるつもりは
ない。キャロルとの結婚は同盟が条件の
はずだ。
そしてキャロルに対してこの扱いは酷くないか?
俺は最初からキャロルの浮かない顔に
気にかけていた。お前に暴力でもされるのか
不安だったのだろう。
だが彼女はお前と結婚することにした。
俺らのためだけでなく、幼なじみの
お前がまともな男になると 」
ゼロがオーラムにこう言ってると
手当されているキャロルは目を覚ました。
ソフィアは心配する。
「大丈夫?キャロル」
「大丈夫よ。あんたの顔をみたら元気になったわ」
「変わらないわね。でも良かったわ」
ソフィアは安心した様子。オーラムは
ゼロの言葉を聞いたあと怒るように返した。
「黙れ! 俺は最初からお前らの国の
領土が欲しかった。
俺にとって結婚というのはその言い訳に
過ぎないんだ。俺の女房だから
好き勝手にしようがいいだろう!」
「それは違う!」
オーラムの言葉にエリーゼが言う。
「あんたわかっていない!
自分の危険も顧みずキャロルが
あんたのとこに嫁いだか。
それなのにこんな仕打ち酷すぎるよ!」
オーラムはエリーゼの叱責に何も言えなかった。
すると後ろから誰かが来る。
「だから言っただろう、キャロル。
ジョン様と共にいればこうはなんなかったと」
それはジョンとフランツの姿だった。
ゼロはフランツを見て驚く。
「お前生きていたのか!」
「久しぶりだね。あの時の勇者君。
僕からエリーゼやナターシャを
とって欲しいままにしてるのは
オーラムと変わらないんじゃないかな?」
「ふざけるな! うっ!」
ゼロは突然倒れ込む。ソフィアは心配する。
「ゼロ!どうしたの?」
「幻影者として出したナタリアとオルガが
俺の体に戻ってきた。
すごいダメージだ!」
倒れ込むゼロを見てフランツは思った。
「動けなくなるまでさんざん痛めた
あいつらが自分の中に戻った途端
ダメージがホストである君にも
跳ね返るわけか
あれだけダメージを与えた
女の精神体なら立ち上がれないだろうな」
フランツの言葉にマリーはキャロルを責めだした
「あんた、ナタリアやオルガを見殺しにしたの?」
「私も戸惑ったけど、あの子たちの
気持ちを台無しにしたくなかった……」
キャロルは傷を負いながらそう言い返した。
ゼロはその上言い返す。
「ナタリアは最初からキャロルを逃がすつもり
だったのだろう。それは咎めない。
俺が許せないのはかつて愛した
ナタリア……いや、ナターシャに
そんなボコボコにするのがようわからんな!
フランツ!」
「俺にとっちゃ女というのはすぐに来るんだ
ナターシャも俺にとってはただの遊び相手だ。
君もだエリーゼ。
俺もオーラムと同じく女は見た目で
しか判断してない。必要となければ
次の女にすればいい」
ゼロは許せなかった。しかし体が動かない。
その時フランツを叩いた女性がいた。
マリーだった。
「あんた最低! なんなの!
女の子をなんだと思ってるの!
エリーゼもナタリアも
ただあなたに近づいたんじゃないのよ!
そこの王子も同じよ!もっとキャロルを
大切にしなさい!
なんでみんなゼロみたいにできないのよ!
ゼロは確かにソフィアがいるのに
ハーレム作りたいとか言ってるけど
みんなのこと家族のように大切にしてるのよ
あんたらも……」
マリーはその瞬間何かが腹に当たった。
それはジョンの拳だった。
マリーは倒れ込んだ。内蔵に
ダメージを食らっているか心配するほどだった。
「マリー!」
エリーゼは駆け寄る。
フランツとオーラムは戸惑っていた。
マリーの言葉に少し心を動かされていた。
ジョンはフランツに言う。
「こんな腹筋がガバガバの軟弱女子の言うこと
は綺麗事だ。お前のやってることは
間違ってないぞフランツ。
女は利用する価値があるかどうか
それが付き合う理由なのだ。
ナターシャという娘もそうであったのだろう?」
「ああ…… そうだ、おれはエリーゼも
ナターシャも胸が大きいからという
理由で付き合ってた。それ以外に
理由は無い
ただ彼女がいれば周りよりステータスが
上がるとそういう優越感に
浸りたいだけだったんだ 」
「そうだ、女子は人質、見た目、利用価値
それだけの為にあるのだ!」
するとこれに怒ったソフィアがジョンに
不意打ちを仕掛けた。
「ほう、軟弱な女子に見えたが
剣術にも長けてるのかジュリア女王!
いや、お前女王じゃないな!」
「何?」
フランツは言われて気づく。オーラムは
ソフィアの指を見た。
(指輪がない! あいつは偽物か!)
オーラムが気づく中ゼロは言う。
「下がれ、ソフィアそいつはお前に勝てない」
「勝手なこと言わないでよ!」
ソフィア……いやソフィアの
格好をしている影武者のジャンヌは
ジョンに応戦していたが
ジョンは筋肉で防ぎつつ、ジャンヌに対して
優勢だった。
ジャンヌは一時身を引く。
エリーゼは心配する。
「ジャンヌさん。大丈夫?」
「やはり、私のことは気づいてましたか
エリーゼ様」
「ええ。ソフィアは私の幼なじみだから」
「エリーゼ様、マリー様を安全な場所へ
このくすりをおつかいください」
エリーゼはジャンヌから万能薬をもらい
マリーに使った。ジャンヌはジョンに立ち向かうが
フランツがサーベルで受け止めた。
「お前の相手はこの私だ偽ソフィア!」
「この私に勝とうと言うのか素人が!」
「私も剣術はこう見えて特技でね。
それに以前の私と違い普通の人間とは
違うのだよ!」
フランツが足止めをしてる中、ジョンがキャロルを捕えようとする。
それをゼロが止める。ゼロは剣で
ジョンを切りつけるが肩で受止められた。
「な! お前一体!」
「筋肉は裏切らない、ただそれだけだ。
お前のその大きな剣ぐらいは
受け止めることぐらいできる。
見せてやろう。私の筋術を」
「筋術?」
ゼロは不思議がっていた。ジョンは反応する。
「貴様、筋術をしらないのか。
なら教えてやろう。世の中には4つの文明が
ある。
ひとつは魔法文明、フェルアを代表する
ものだ。もうひとつは機械文明。
異国から来たものだ。
3つ目は非科学文明
ヒノモトやシノービのようなところが
そうだ。
そして第4の文明がここにある!
それが筋肉文明だ!」
ゼロは唖然となった。
「はぁ? そんなのあるわけないだろ!」
「あるのだよ。古来から筋肉のためによる
筋肉による筋肉の文明が
我々はスーパーアルティメット筋肉を
アスモデウス様からいただいた
選ばれし者さ!」
ゼロはジョンのアスモデウスという言葉に
気になる。
「アスモデウス? それがお前たちのボスの
名前か!」
ゼロは聞くがジョンの肩が大砲に変化し
ゼロに攻撃した。
ゼロはかわした。
「なんだ! 今のは!」
「肩に乗ってる戦車による大砲だ。
お前にはできまい。
そんな軟弱なからだで剣を振り回してる
だけじゃな!」
ジョンに挑発されたゼロは剣を地面に突き立てた。
そして服を脱ぎ始め上半身裸になった。
「なんだその貧弱な体は!」
ジョンは笑いものにする。
「回答がまだだ! アスモデウスとは
何者だ? お前たちは一体何者だ!
フランツはなぜよみがえった?
キャロルをさらってどうするつもりだった?」
怒りに燃えるゼロは質問攻めをした。
「困るな貧弱筋肉勇者君。そんなに質問を聞きたいのなら。拳で語らなければ行けないな。
ゼロに殴りにかかるジョン。
ゼロは拳を手のひらで受け止める。
(なんだとこの私の拳をうけとめるだと!)
ジョンは内心驚いていたが彼が優勢であることは
変わりなかった。
「面白い、面白い、ああ面白い。
その軟弱な筋肉でどこまで私に着いてこれるか」
するとゼロはジョンの拳を振り払い気合を入れた。
「はぁぁぁぁ!」
ゼロの体に筋肉がつき、ゼロのボディはたくましい
細マッチョボディとなった。
「なんだと! お前は体を自由自在に
筋肉質にできるのか?」
「これはお前がさっき痛めたオルガの筋肉だ
あいつの筋肉質の体を俺が借りた。
だが、傷ついた分はやや筋肉質のヨナという
仲間からも借りてる。
さぁかかってこい!」
「面白い! しかし細マッチョがボディビルダー
と同じ肉体に勝てると思ったら
砂糖マシマシのパフェぐらい甘い考えだ。
私に勝てるかな!」
2人の筋肉バトルが始まった。
「くらえ! 筋肉コンボ!」
ジョンの筋肉コンボは肘打ち、二ーソバット
スマッシュパンチだった。
「このコンボに立てたものは誰一人いない」
しかしゼロは耐えた。
「なんだと!」
ゼロは連撃で攻撃する。
それをジョンが食らう。ジョンは
それを全て両腕で防ぐ。
「軟弱! お前の見せかけの筋肉では
私のパーフェクト筋肉には叶わぬ!」
しかし、ジョンのガードが徐々に崩れていく。
「何故だ! 私の筋肉は完璧のはず!」
「悪かったな! 俺の今の能力は
筋肉だけじゃないんだ!」
そしてガードの崩れたジョンに向かって
ゼロはハイキックでジョンを吹っ飛ばした。
「さて聞かせてもらおうか
俺が聞きたいこと全て!」




