勝利の果てに得たもの
ゼロ達はソフィア王国に帰ってきた。
クイナ、オルガ、ナタリア、つむぎ、キューラ、ウルフの死を犠牲に。
そして無事に帰ってきたと思われたヨナも既に死んでいた。
「なんでだよ! あの時手当して、血の雨で輸血
したはずなのになんでだよ!
俺と結婚するはずだったんだろ!」
泣きながら叫ぶゼロ。これにはソフィアも泣いて
何も言えなかった。
次の瞬間ゼロの脳裏にヨナの声がした。
(ゼロもういいんだ。
これは私が望んだことなんだ)
「えっ?」
(私はソフィアには勝てない。お前とは
結婚できない。どの道私はあの時既に
死を覚悟してたのだ。
お前とひとつになり、お前の役に立つ。
それがわたしにできることなんだ)
次の瞬間ヨナは光になって消えてしまった。
ソフィアは八つ当たりのようにゼロに当たる。
「なんでよ! なんでなのよ!
みんなアンタのことが好きなのに
なんで死んじゃうのよ!」
泣きながら叫ぶソフィア。
ゼロはなんとも言えなかった。
しかし、そこで表情を一切変えていない者が
いた。
それはアスナだった。
アスナはなぜZゼロたちが泣いてるのか理解ができなかった。
こうして数日たった。ゼロとその仲間たちはまだ
ヨナたちの死を受け入れてなかった。
そんな中正式にディアナとアインが結婚し
ウルマリアは同盟国として正式に成り立った。
ウルマリアは治安部隊を作っていた。
オウカがリーダーだ。
そしてもう1人副リーダーがいた。
それは死んだと思われたサンドラが
サイボーグとなっていた。
オウカは話しかける。
「まさかお前が生きてたとはな。」
「私も不思議ね。何故かしら」
「お前もゼロと共に生きたくなったのか?」
「まさか! ただ私は私のやるべきことは
なんなのかそれで生きながらえたのかも
しれないね。
でも私が生きても、あいつの仲間は…」
「気にするな。人はいずれ死ぬ。
それが早いか遅いかだ。
それに彼女たちは後悔していないはずだ」
オウカは納得しきれないがこういうしか無かった。
結婚を聞いて。ソフィアはゼロを連れて
お祝いのためフェルアを訪れる。
「おめでとうお姉様」
「ありがとう。えっと…」
「ジュリアですよ。お姉様」
「そうね。ジュリアほんとにありがとう。」
王女としての名前を名乗るソフィア。
そこにはアインもいた。
アインは報告をする。
「君の国の政府だがあるものが管理してくれる
来てくれ。」
それはオウカだった。
ゼロは驚いた。
「なんでお前が? てかウルマリアは大丈夫
なのか?」
「大丈夫だ。向こうにはサンドラが居る」
「サンドラってあのオカマ野郎か
生きてたのか。
てか大丈夫なのか。あいつで裏切ったり
とかしないのか?」
「大丈夫だ。私にはわかる。
もうあの者に反乱をすることは無いと。」
ゼロは安心していた。
ディアナは心配する。
「お仲間のこと本当に残念に思うわ」
「気にしないでください、お姉様。
彼女たちが望んだことです。
彼女たちは、守るため…ううっ…」
「ソフィア…無理しなくていいのよ」
泣き崩れるソフィアを抱きしめるディアナ。
ゼロはただそれをたって見るしか無かった。
アインとゼロは2人きりになった。
「これからどうするんだゼロ。ジュリア王女
とは結婚するのか」
「たしかに俺の目的は王族と結婚し
国を持つことだ。でもあそこは
俺が望んでるとこではない」
「なら、これからそうすればいいだろう。
君とジュリア王女。そして仲間と共に」
アインの言葉にゼロは少し自信を持つようになる
アインはさらに聞く。
「それよりもゼロ。あの魔王はこれから
どうするつもりだ」
「これからもあいつの力を利用するため
まだ生かしておきます。」
「そうか…」
アインは心配をする。
「どうしたんだ? アイン?」
「いや、気のせいならいいんだが
アスナがいるともしかして
君に不幸がまとわりつくのかと
思ってね。
今回の騒ぎもあの子の部下が巻き起こしたこと
だし。
ソフィアのことを考えたら彼女を捨てたほうが
いい。」
ゼロにこうアドバイスしたアインは去り際に言う。
「ジュリア王女やそのお友達を守れるのは
君しかいないんだ。
決めるのは君だよ。弟」
去っていく。アインにゼロはこう言った。
「わかってるよ、アニキ。
でも俺はまだ…」
そしてフェルアを出て帰るゼロとソフィア。
ソフィアは話していた。
「ゼロ、これからどうするの?」
「さぁな。」
「さぁなって、なんも決めてないの?」
「決めてるさ。ハーレムを作り、一国の
王になるんだよ」
ソフィアは呆れていた。
「じゃあ私と結婚するってことでいいのね」
「それってお前望んでるの?」
「望んでるわけないでしょ!」
ムキになるソフィア。ゼロは聞く。
「お前、あんだけ俺を嫌ってたのに
結婚する気あるのかよ?」
「ないけど、仕方ないのよ。みんなを
守るために
それにあなたの望みのためでもあるのよ」
ゼロは少し照れる。しかしソフィアはひとつ
気になっていた。
「ゼロ…アスナのことどう思ってるの?」
「お前もアインと同じこと聞くね。
俺はあいつを利用してるだけだ。
目的果たしたら捨てるよ。」
「そういうことじゃないのよ」
軽く返すゼロにソフィアは真剣に言う。
「あなたアスナに対して特別な感情が
あるんじゃないの?」
「ないよ! 俺はあいつを動物以下と思ってる」
「本当にそうかしら。今回の戦い
アスナと貴方が協力したから
勝てたのよ。もしかしたら」
心配そうにするソフィアにゼロは話しかける。
「ソフィア。俺はエリーやリディア、ヨナ
あと他のみんなも好きだ。
でも、アスナは違う。あいつは俺にとって
友達の仇なんだ。彼女を愛することはない」
ソフィア箱の言葉に少し安心するが
思いを伝える。
「貴方が他の子にも愛されてるし
好きなのはわかるわ。
でもなんでだろう。私アスナとあなたが
結婚するのだけはどうしてもやなのよ
何故かしら」
「ソフィ… 俺は君を愛してる。
俺は君を離さない!」
「ありがと、ゼロ。帰ろう私たちの国へ」
2人はソフィア王国へ向かっていった。
一方、ある場所ではある男が暗躍していた。
「パズスが死んだようね! まぁいいわ。
アータシたちの天下になる時が
来たのよっ! お前たち! お前タチウオ!」
「ははっ!」
大男の前に4人の美男子が現れる。
「マイク、マーキュリー、ボビィ、ジョン!」
「はっ! アスモデウス様!」
美男子は全員ソフトマッチョの若い青年だった。
これまでもかと美しい筋肉と
女性ウケする美形男子
ふたつを持っていた。
「マイク、来なさい肩を揉みなさい。」
「はい!」
アスモデウスに言われ肩を揉むマイク。
「パズスがやられ、魔王の座を狙うやつが
減った。そして聖女を狙うやつも減った。
ルシファーちゃんなんてただのお飾り
狙うのは… 痛たッ!」
「申し訳ありません!」
思わず強く肩をもんだマイクは
アスモデウスにムチで叩かれる。
「この!この! こんなヘマをして
あんた何年やってんのよ!」
「申し訳ありません!」
マイクはムチで叩かれたが絶えた。
「まぁいいわ。アスタロト…いいや
アスナ。アンタと聖女の命は
アータシが貰うわ!お前たち!いいね!」
「ハッ! アスモデウス様!」
筋肉美少年達は声を揃えてこう言った。




