傭兵たちの過去
ソフィア国のジュリア王女、またの名をソフィアは
シノービの忍者たちを出迎えていた。
「ごめんね、前の里より狭いかもだけど
ここの空き地で過ごしてね」
「いえいえ、ここは豊かだし我々はどこでも
すめますよ」
忍者たちはソフィアの美しさに惚れていた。
タカトは感謝する。
「済まないな急な頼みでな
彼らを頼む。ここに里を移したことは
口外しないように」
「もちろんよ。クイナのお兄さんの頼みだし
お姉様は鍛えて諜報部員にすると
言ってたわ。
表向きではここを忍者村っていう
アトラクションにする予定だし」
「そうか度々だがありがとう」
タカトは例を言い立ち去ろうとする。
するとソフィアが聞く。
「あの? クイナ何か言ってませんでした?」
「何がだ?」
「ゼロやみんなのこと」
「いや、聞いていない」
「そうよね。あの…ここなれないと思うけど
あなた方の国と思ってゆっくりしてね」
「承知した」
タカトはソフィアの元を去った。
タカトは考えていた
(あの娘、何かを察しているな
勇者の仲間が1人死んだことを)
ソフィアはタカトが去った後昨日見た夢を
思い出していた。
「ここはヒカリとみた星の見える丘…」
ソフィアはそこに1人の少女を見つける
「やぁ、ソフィア」
「つむぎ! どうしてここに?」
「私はゼロと一緒になったの
だからここにいるの」
「それって…」
夢はここで冷めた。ソフィアは心配だった
(一体何があったっていうの
つぐみはどうしたの?)
一方黒龍の牙のアジトではヘルツが
部下から情報を聞いていた。
「そうかタカトのやつやりやがったか
手ハズ通りだ。今頃ハンゾウの野郎
ヒノモトのヒデヨシにでも殺されてるだろうな
あのジジイウルマリアの資源や女にも
手を出そうとしたから邪魔だったんだよな」
ヘルツは笑っていた。
「しかしつむぎが死んだのは想定外だ
あいつには戻って欲しかったのだが」
話はだいぶ前に戻る。
黒龍の牙ができる前。黒の牙という傭兵団が
あった。
体調はヘルツで部下につむぎ、オルガ、ヨナがいた
「お前たち実践の経験はまだないが
あれだけ教えたんだ。行けるだろう」
オルガは相変わらず逞しいが今のゴリラ体型でなく
髪が長く、筋肉質だが女性らしい体つきだった
つむぎは色々と変わっていない様子である。
しかしヨナは大人びた様子はなく弱気な少女だった
つむぎがちょっかい出す。
「ヘルツ、なんでこんな弱っちい子をボクたちの
班に入れたの?」
「お前さんが仕込んで教えてやれば
強くなると思ったからだよ」
「そうなの? よろしくね」
つむぎの圧にオドオドしている様子のヨナ。
ヨナにほ他に同僚がいた。
ハルカとタバサの2人である。
2人は孤児でありヨナもまた孤児だった。
そのためヘルツに拾われて傭兵として
育てれた。
しかしヨナは訓練でもなかなか上達しない
落ちこぼれだった。
つむぎやオルガは持ち前の身体能力が
あったが、ヨナは慣れていなかった
そんな時助けてくれたのがハルカだった。
ヨナは悩んでいた。自分が傭兵として向いてるかを
そこにハルカが声をかける。
「ヨナはなんで傭兵になったの?」
「生きてくためよ…そうじゃなきゃこんなとこ
いないわ…」
するとつむぎが近づく。
「へぇ、ボクと違うね」
「つむぎはどうしてここにいるの?」
ヨナが聞くとつむぎは答えた。
「ボクは人の役に立ちたいんだ
自分を頼って欲しい、認めて欲しい
そういった人の役に立ちたいから
ここにいるんだ」
「それって隊長のこと?」
「そう。隊長のためなら言われた通りするのさ」
そして実戦になった。常に戦いと隣合わせの国
ロムチャックの戦場にヘルツ達はいた。
ロムチャックを制圧しようとするテロリストが
現れ国の命令で鎮圧の任務で戦うことになった
つむぎは敵に気づかれず侵入して
素早く敵を仕留める。
オルガはスナイパーライフルを使用。
接近してきた際はナイフと怪力が
彼女の武器だった。
しかしながらヨナは戦いになれておらず
あまり戦いに参加してなかった。
ハルカが言う。
「ヨナ。しっかりして、タバサは戦ってるよ」
「でも、私死にたくない!」
「しっかりしてヨナ!
みんなも同じ気持ちだよ!
私だって…」
すると話してる最中敵が銃撃をする。
「ヨナ危ない!」
ヨナを突き飛ばしたハルカは銃撃を浴びて
足を負傷する。
「あぁぁぁ!」
「ハルカ! 大丈夫!」
「ヨナ、私のことよりも…」
銃撃が続く中、ヨナはハルカのことを気にしてた。
しかし、このままではみんな殺されてしまう
ヨナは銃撃した兵士にナイフを投げ、動きを止めた
「助けて… 」
命乞いする兵士。兵士はヨナと変わらない歳の
若い女性だった。
ヨナは見逃しハルカを避難しようとした。
しかし兵士はヨナをうち殺そうとする。
銃声が鳴り響いた。
しかしヨナは無事だった。撃たれたのは
兵士の方だった。
撃ったのはオルガだった。
オルガはヨナに強くビンタする。そして
厳しく言い放つ
「お前傭兵やめろ!」
そして戦いは終わる。
ハルカは負傷したため治療され、医務室にいた
ヘルツは皆を集めていう。
「みんなご苦労だった。厳しい戦いの中
今日も乗りきった。
君たちに見せたいものがある」
ヨナはその場にタバサがいないことに気づく
戦争で死んでしまったのか安否が気になっていた。
その最中、ヘルツはあるビデオを見せた。
ヨナはそれを見て驚いた。
タバサが磔になっているビデオである。
「助けて…もうしないから…」
そう訴えるタバサだがヘルツの部下たちが
容赦なく機関銃でタバサを射殺した。
ヘルツがその後言う
「タバサは敵前逃亡しようとした。
傭兵には向かないと判断し、私が解き放って
やったのだ。
みなも同じことするとこうなる
特にヨナ、お前だ。お前はあの時オルガが
いなければ死んでいた。仲間も時によっては
切り捨てなければいけない。
次は無いと思った方がいい」
ヨナは怖かった。もう戦いなんてしたくない。
でも逃げ出したらタバサみたいになる。
そのふたつの恐怖があった。
ヨナは自分のナイフで喉をつきさそうとする
しかしそれをつむぎが止める。
「そんなくだらない事で命を自分で捨てるなんて
勿体ないよ。生きてたら隊長よりいい男の人
に会えるかもしれないのに」
「そんなこと言ったってこんな毎日いやなのよ!
タバサも死んじゃったしハルカだって
戻ってこれるか分からないじゃない!」
「なら生き残るようになるしかないよ。
私が鍛えてあげる」
いつも陽気なつむぎがここでは真剣に
ヨナと話していた。
それからヨナはつむぎやオルガと訓練した。
つむぎとの組手、オルガの狙撃をよけたりと
ハードなものだった。
しかしヨナは生き残りたいという思いで
それらを乗り越えたのであった。
それから数ヶ月ヨナは逞しくなった。
今のようなクールなヨナに近い雰囲気になった。
つむぎはヨナに話しかけた後、ヨナに素早くパンチ
するがヨナはよけつむぎにナイフを向ける。
「これでもう大丈夫だねヨナ」
「ええ。生き残ったらこの続きしてもいいわ」
するとヨナに誰か話しかける。
「ヨナ!」
それは足を治したハルカだった。
「ハルカ! 大丈夫なの?」
「うん。それよりも前より強そうになったね」
「まぁね。ハルカも復帰できるようになったの?」
「ええ…サイバニア製のメカ義足があるから
大丈夫よ」
「そうなのね。ねぇハルカちょっと2人で話
あるの」
ヨナはハルカと2人で話す。
「私は次の戦いが終わったらあなたと二人で
この傭兵団を辞める予定よ
もし隊長やつむぎがおどしても心は変えないわ」
「でも、それでどうやって生きていくの?」
「つむぎに鍛えてもらったから大丈夫を
ただ過信してる訳じゃないわ。
なんとかなると思うのよ」
「わかったよヨナ。でも私は一緒に行けそうに
ないな」
「どうして? あなたタバサのこと知らないの?
あんな風にはなりたくないわ!」
「タバサは抜け出そうとしたから死んだのよ!
私はヨナと違って隊長がいないと
生きてけないのよ」
ハルカの意思は硬かった。そして再び
戦いが起きる。
ハルカは強かったメカ義足のおかげだった。
メカ義足は踵からカッターが飛び出す
ハイテクなものだった。
(伊達に休んでた訳じゃないみたいねハルカ
私だって)
ヨナもかつてのような弱気さはなかった。
敵に容赦なくナイフを向け、命乞いも無視していた。
しかし、女性や子供に対しては命を取るまではせず
戦闘不能にする程度だった。
ヨナは敵陣に侵入する。
するとヨナは罠に引っかかった。
「しまった!」
トラバサミに足を取られてしまったヨナ。
オルガはそれをスナイパーライフルで狙撃し
破壊した。
「ありがとうヨナ」
するとそこにハルカとつむぎがやってきた。
「ヨナ大丈夫?」
「大丈夫よ! 私はいいからつむぎと一緒に
敵の拠点を制圧して」
するとハルカはヨナに行った。
「ヨナ…私あなたと一緒にここから抜け出せない
私は一生ここで生きてく運命なのよ」
「いきなりなんなのよ! モタモタしてるとまた撃たれるわよ!」
「つむぎヨナを頼むね」
ハルカはそういい敵の拠点へ
ひとりで向かっていった。
「ちょっとどういうこと? つむぎあんたなんか知ってるの?」
するとオルガがそこに現れ、わめくヨナを抱え
その場を離れた。
ヨナは周辺に味方の兵士が一切居ないことに
気づいた。その時敵の拠点が爆発した。
「えっ?」
ヨナは一瞬何が何だか分からなかった
なぜ爆発したのか。敵が降伏を恐れ自爆したのか
味方が仕掛けた爆弾だったのか
しかしヨナには一つだけ分かってたことがある。
あそこにはまだハルカがいたことを
ヨナはヘルツに訴えた。
「どういうこと! ハルカに何を命令したの!」
「何ってただ敵の基地を破壊しろって
言っただけだよ」
「あんたが前々から人間爆弾を使って
戦地を乗り越えたことは知っていた。
それにハルカを使ったのね!」
ヨナが抗議すると
ヘルツは今まで優しく接していたが
ヨナに厳しく返した
「誰がお前たちを拾ったと思ってる!
私はお前たちの親のようなものだ
だがハルカはもう役に立たない
たとえメカ義足で補っても
やつにはもう覚悟がなかった
だからメカ義足に仕掛けた爆弾を作動させ
役に立つようにしたのさ」
ヨナはその言葉に怒りビンタした。
ヘルツは怒るように返した。
「お前はもうウチをやめてもいい!
もう俺の前に顔を出すな! 次出したら殺すぞ」
「言われなくてもハナっからそのつもりよ!」
ヨナは除隊した。そして1人あてもなく旅に出て
フリーの傭兵になった。
一方つむぎとオルガもこれに嫌気が差したのか
この後抜けてフリーの賞金稼ぎになるのであった
このことを思い出してたヨナ。
ゼロはその様子を見て注意する
「ヨナ、オルガのこと考えてたのか?
ぼーっとしてるとお前もやられるぞ」
「分かってるよ。なぁゼロ?」
ヨナは注意されたあとゼロに聞いた
「この任務終わったら結婚しよっか?」
ゼロはびっくりして言い返した。
「何言うか!いきなり!」
「嘘だよ!あんたにはソフィアがいるから
出来るわけないじゃん」
笑いながら冗談を言うヨナ。
しかしヨナの心にはヘルツに対しての
復讐しか無かった。
ゼロたちは歩いてる中バイクの集団に囲まれた。
そしてどいつもこいつもイカれてる暴走族の
集団だった。




