つむぎの想い
ここはソフィア王国。ここの女王であるジュリア
ことソフィアは心配していた。それに気をかける
サビエラ。
「どうなさいました。ジュリア様」
「ああ、サビエラね。実は心配でね」
「ゼロですか? あんなやつ野垂れ死ねば
いいんですよ」
「わ、私はそこよりもほら、つむぎとか
があんなことこんな事しないか」
「と申されると?」
動揺してるソフィアの言葉にサビエラは
分からなかった。
「も、もういいわよ! 今はひとりにして」
サビエラはその場を去りソフィアは考え事を
していた。
(あの時あったハワードさん今無事なのかな…)
そしてここはウルマリア。
黒龍の牙を退団したハワードはゼロに出会い
そして爆発して跡形もなく消えた。
「ゼロ!」
アスナを始めみながゼロの名を叫ぶ
しかしゼロは無事だった。
「ゼロ無事なのか?」
アスナは心配する。しかしゼロはアスナに対して
あたる。
「そんなとこじゃねぇ! 俺の身代わりに
誰かが… !」
ゼロは見てしまった。それは血だらけになり
片腕がないつむぎを
「ゼロ…助かったんだね…」
「なんでお前が…」
「何か…あると思って…ボクは…駆けつけたんだよ」
「なんでお前が! そんなのアスナに…」
「どけっ!」
オルガがゼロを突き飛ばす。
「つむぎ! しっかりしろ!」
「オルガ…ボク後悔してない…ゼロとひとつに
なれるから…」
「何言ってるんだ! 待ってろ今万能薬を…
つむぎ!つむぎ!」
つむぎは既に死んでいた。目をつぶり眠るように
死んでいた。
ゼロはアスナに感情的に言う。
「お前、前にソフィアたちを復活した
ことあるだろあれをなぜ使わない!」
「既にやった。だが何故か効かないんだ」
「そうか…あいつは俺の力になることを
選んだのか」
「えっ?」
落ち着いたゼロの言葉にアスナは反応した
次の瞬間つむぎは砂のようにとけて消えていった。
「これはどういうこと?」
ヨナがゼロに聞く。
「つむぎは…俺とひとつになった。
感じるあいつは俺の中で…」
次の瞬間ゼロに強力なパンチがくらった。
それはオルガのものだった。
「何馬鹿なこと言ってるんだ! ふざけるな!
何がひとつになっただ! つむぎは死んだんだ!
お前のせいでな!」
オルガは泣きながら言う
オルガはゼロをもう1回殴ろうとするが
アスナが止める。
「落ち着け! 砂のように溶けたつむぎにも
なにか理由があるはずだ」
「黙ってろクソ悪魔が!」
アスナを振り払うオルガ。しかしナタリアが
動きを止めた。
「少しは落ち着いたら? もしゼロの口から
納得いかなかったらその時ボコればいいわ」
オルガは落ち着いた。するとオルガに何か語りかける
(オルガゼロに乱暴しないで。ボクはほんとに
ひとつになったの。詳しくはゼロに聞いて)
オルガに聞こえたのはつむぎの声だった。
オルガはゼロから話を聞くことにした。
ゼロは透明テントを使い人目が見えないとこで
みんなに話をした。
「みんな知ってると思うが前に魔王を倒した時
おれは25人の乙女の力を借りた。
そしてその女はみんな死んだ。
その中にはヒカリもいる。なぜ復活したかは
俺にも分からないが」
ゼロは話を続けた。それは自分の力によるもの
だった。
それは以前ソフィアや1部のメンバーには話したが他のメンバーには詳しくは話してない内容だった。
今いる豪邸の女性たちはゼロが集めた
ハーレムという役割だけでなく
自分の力であり自分の支えになるものたち
と語った。
そしてその娘たちはゼロと一緒にいる際は
永遠の命が保証されるが
ゼロが死んだら共に死ぬ内容であった。
ヨナはその内容に疑問視する。
「その辺は噂で聞いてたけども、
じゃあなんでつむぎは死んだんだ?」
「つむぎは俺の力になったんだ。完全に
俺の力になるためにはその者が1度死に
力全てを俺に与えなければ行けない
前のメンバーがみんな死んだのは
この横にいるこいつを倒すまでに
俺を守るために死にそして
その力を吸収したんだ」
ゼロの返しにナタリアは返す
「じゃあ永遠の命ではないじゃない」
「いや力になったのだ。今は
そして目的が果たせばつむぎは…」
「どうなるの?」
「さぁな。前の女たちは全て消えてしまった」
「結局死んでんじゃない!
私たちは使い捨てなの?」
ナタリアやヨナはゼロを問い詰める。
するとオルガは怒りを抑え言う。
「だが、ここにはもうつむぎは居ない。
お前の妙な能力に殺されたんだあいつは!
お前さえいなければ」
「遅かれ早かれお前たちは奴らに殺されたぞ
俺の力になれば…」
「うるせぇ! 私はもうあんたとは組まない!
私一人であいつを倒してやる!」
オルガはテントを出て立ち去った。
ゼロは疑問に思う。
「あいつって誰?」
ナタリアはそれに答えようとするがヨナが答えた。
「ヘルツね」
「知ってるの?」
ナタリアはヘルツを知ってることにびっくりする。
ヨナは答える。
「知ってるわ。つむぎもオルガもね。
私たちはかつて同じ傭兵団に所属してたのよ。
そしてその上司がヘルツだった。
わたしらはヘルツに拾われたんだ
そして兵士として育て上げられた。
私は彼のことを父のように尊敬していた
だけど彼は用済みの部下に魔法をかけたり
爆弾を仕込んで人間爆弾にしてたわけ」
「爆弾のことは知ってたけど、あなたたちと
ヘルツにそんな関係があったとはね。
でも、 あんたらと一度敵になったとき
再調整されたわ。爆弾にはされなかったけど」
「ナタリア。あなたは本当なら使い捨てで
死ぬはずだったけどそれはゼロのおかげかもね
彼の言ってた不死の命。つまり今のあなたが
ゼロの従者だから」
ナタリアはヨナの言葉に少し赤くなりムキになって
言った。
「はぁ? そんなわけないでしょ」
ゼロはヨナとナタリアの話に割り込もうとした
「今そんな話してる場合じゃねぇよ
とりあえずそのヘルツってやつを
どうにかしないとだ」
するとクイナが言い出す。
「私も何か不安なのです。
何か嫌な予感がするのです」
「どうした?クイナ」
ゼロはクイナを心配する。
「兄が…何かをしそうで」
「そうか。なら今からお前は別行動だ
兄貴を探してどうにかしてこい」
「いいのですか?」
「お前を連れてきたのは元々それが目的だ
兄貴の方に迎え」
「ありがうございます。ゼロさん
私はまだ死ぬつもりはありませんが
あなたのために力を使いたいと思います」
クイナは去っていった。
「クイナは素直だな」
照れるゼロにナタリアとヨナはじーっと見ていた。
するとアスナが疑問に思う。
「なぁ、さっきの私の復活の魔法が聞かなかったのはつむぎのお前の力になるって思いが強かった
からか?」
「そうだよ。それがどうした」
「いや、聞いただけ
あともうひとつ聞きたいが私も
お前の従者か?」
「一応そうなってるのかな? でもお前は
俺の奴隷だよ。
お前の魔王の力を利用するためのな」
「な、なんで私はそんな扱い酷いのだ!」
すると目付きが変わったゼロが話す。
「お前自分が何したかわかるのか?
おれはヒカリが言った通りお前を許しておけない
ただ魔王の力が欲しいその気になれば
お前には死んでもらい吸収してもいいが
実際生きて色々やって貰った方が
都合いいからな」
アスナは少し脅える。そしてゼロは言う
「ソフィアに不思議な力があることがわかった今
お前もパズスのように狙うかもだが
何かあったら電撃だけじゃ済まさないぞ
わかったか?」
「そんなことするわけないじゃないか!」
アスナはゼロに反発する。ヨナは2人の言い争いを
止める
「今はみんなでヘルツを止めるのとオルガを探すのが先だ」
ゼロは落ち着きを取り戻し
ヨナの言う通りにするべくテントを折りたたみ
ヘルツの元へ向かった。
一方タカトはある場所に向かってウルマリアを出たのだった




