その名もソフィア王国
カーミラは偵察のため豪邸の土地に来た。
しかし、そこは空き地となっており
エルフの森しかなかった。
「これはどういうことだ?
豪邸や牧場があると聞いたが全てがない
あるのは近辺にある森だけだ」
カーミラはあることを思いつく。
「そうだ燃やしてやろう」
カーミラは魔力を使い森を襲撃しようとする。
すると大きい鷹が妨害する。
「ぐっ!」
(ここから立ち去りなさい)
するとカーミラの前にソフィアとおもわしき女性が
現れた。
「お前は確かパズス様の狙っている者か
ならちょうどいい」
ソフィアに触れようとするカーミラは
体が発火する。
「なんだこれは! あつい! あつい!」
「その炎は絶対消えない炎よくたばりなさい
悪しき魔族よ」
するとカーミラは燃え尽きる前にワープする。
「どうやら親玉が回収したようね
この森を守るためには私達もここに留まるわけにはいかないわね」
カーミラはパズスの魔法で回収された。
「カーミラ、油断は禁物ですよ。
あなたが捕獲しようとしたのは聖女ではなく
聖女の形をした幻、彼女の祖先にあたる存在です
あのものは貴方がかなうことはない
今回私が助けなければ貴方は灰になったたのですよ
反省しなさい」
「申し訳ありません。パズス様」
するとパズスは身支度をし外出をする様子だった。
「お出かけですか?」
「ええ、ちょっと人と会いに」
ガルムが聞き返すパズスはそのままワープした。
ファンダメンタ大陸、ここには19の国があった
ジュリアやディアナの収める中世の雰囲気のある
フェルア
治安の悪いマフィアの街ウルマリア
妖精の国シンフィア
金持ちが多い国ゴルディア
ハイテク文化を採り入れたサイバニア
ドワーフたちが住むオロトワ
ゴブリンたちが住むゲリーガ
エルフたちが住むファラーナ
獣人たちが住むビストリア
友好的なモンスターが住むモンスティオ
忍者が存在する隠れ里 シノービ
侍のいる国 ヒノモト
格闘家の多い国チャイナック
内戦の起きているロムチャック
神の教えに忠実なジェノン
エリート主義の国ハイテコン
愛と欲望の繁華街が有名なギラネオン
西部劇のような国 コーヤー
そして魔族の国フェノムナン
これと別に鎖国されている謎の島国コードTがある
このコードTはハイテコンやサイバニアとものの
売買を除けば
ファンダリア大陸の国々とは一切関与しない
神秘の国だった
エリアT以外のこれらの国の首相が集う
会議が開催されていた。
議題はファルシオーネの魔女狩りについてである
メガネとオールバックが特徴のハイテコンの首相エリックが尋問する。
「今回、あなたの御母様であられる
先代女王ファルシオーネ様による魔女狩りについて
どのようにお考えでしょうかディアナ王女
いえ、ディアナ女王」
「今回の件は邪悪な魔族によるものです。
魔族は神秘の力をもつ少女たちの力を手に入れ
何かを企んでます。次期魔王となるため」
ディアナが言い切るとゴルディアの首相
アブラスが言う
「それでは魔族が悪者みたいですな。ねぇ
ルシファーさん」
魔族の長ルシファーは黙っていた。
ゲリーガの首相、ケネスは言う
「魔王がいない今、1部の魔族が魔王に
なりたがってるとききますがねぇ?」
するとルシファーはケネスを睨む。
ケネスが苦しむ。
「辞めないか。ルシファー魔王代理」
そういうサイバニアの首相UFOマン
ルシファーは魔力を使うのをやめ、ケネスを解放する
それをオロトワの長のグレムルとファラーナの
長、ヒルデはやれやれという感じで見ていた。
ビストリアの首相フェンリルは言う。
「魔族を悪者にするということは我々亜人扱い
されている獣人のメンツにも関わる」
モンスティオの長サラマンダーも賛同していた。
シノービの頭、ハンゾウとヒノモトの大名ヒデヨシ
はそれを黙って見ていた。
アブラスはさらに言う。
「そういえばあなたの妹さんである。ジュリア王女は仲間とともに村を滅ぼしたと聞いたが。
あいつはやはり魔女じゃないのか?
災いをもたらす魔女」
ディアナは心の中では怒っていた。
だがこらえ、言い返す
「あれは勇者一行を陥れるため誰かが村人を
唆したと我が王国のものがしらべあげました。
もしかしてあなたかしら?」
アブラスはディアナに歯向かおうとさらに言い返そうとする
すると止めに入った男性がいた。
「アブラス様。彼女は1度村人に殺され、
それを勇者様は連れの魔法使いの能力を使い
復活させました。村人はその後彼らを襲ったため
殺戮ではなくこれは正当防衛です」
「な、なんだと若造が!」
「勇者ゼロ一行は王都の次に大きな街で
戦闘を起こしましたが、そちらも聖女の力
により事なきを得ました。王都も彼らがいなければどうなってたことか」
弁解したのはディアナの婚約者アインだった。
アインは水色の髪をした。清々しい青年で
剣技も魔法も長けていた。
するとエリックが質問する
「なぜそこまでしっている?」
「私は以前から彼を知っていたからです。
彼の行動は熟知済みです」
エリックはスパイなどでアインが情報を探っていると解釈した。
すると今まで無口だったルシファーが口を
初めて開いた
「もうよい…まるで魔族が悪役のようになっている
前の魔王の所業も、パズスに関しても
あやつらが勝手にやった事だ。」
エリックがそれに言い返す
「ならば今すぐそのパズスとやらを見つけて
処罰するべきでは?」
「それができるならとっくにやっている。
あやつの他に次期魔王を狙ってやるが
多いのだ。その原因を作ったのは
ディアナ女王の仲間ではないのか?」
ディアナは少し動揺する。アインが庇うように言う
「勇者がやったのは人間のため…」
「私は女王に聞いてるのだ!」
すごい気迫で言うルシファー。ディアナは答える
「確かに勇者ゼロは今私の妹ジュリアの元にいます
彼は彼にとって良いと思ったことをしただけ
かつての魔王の力を自分のものにし
それをどう使おうとしてるかそれは私にも
分かりません。
しかし、もし騒動の原因が彼なら私は彼に
それらのケジメをつけるよう言い聞かせます」
するとルシファーは少し黙り答えを返す
「わかった。今回の会議は終わりだ
勇者一行とファルシオーネ女王の件は
真犯人を見つけたら不問にしよう」
「ありがとうございます」
ディアナは感謝をする。エリックは納得いかない様子だった。
会議が終え、全員解散した中ディアナにアインが
話しかける。
「大丈夫だったかい?」
「ええ、アイン様が助けてくれたから
良かったです」
「当然のことだよ。悪いのは勇者と戦ってる
魔族だ。ファルシオーネ様もおそらくその者に
唆されたのだろう」
「アイン様。私たちのことは大丈夫です。
仲間も沢山いるし。それよりもあなたの国の方が
心配です」
ディアナはアインの身を案じる。
「ありがとう。でもあそこの治安を悪くしてるのは
凶悪なならず者たち。あのもの達が強大な
力を手に入れた。 君たちを襲った黒龍の牙は
元々治安部隊だった。だがいつの間にか
ならず者が集まり、暗殺集団になってしまった。
我が父も諦め、国は無法地帯になり
ならず者が支配してる世界になった。
僕はあそこをフェルアのようにしたい」
アインの決意に感動するディアナ。
「アイン様。私の勇者は黒龍の牙に戦いを
挑もうとしてます。もしその時がきたら…」
「ディアナ…僕はその時はどちらの味方になるか
分からない、だがあの勇者にはなにか
魅力を感じる。その時がきたら及ばずだが
力になるよ」
こうして2人の話は終わった。
一方帰りがけのルシファーの後ろにて
一人の男が現れた。
「よく、我の前に姿を現したなパズス!」
「おや、気づいてましたが次期魔王」
「アスタロトが死に、魔族に平和が訪れたと
思ったらお前がややこしい事するから
大変になっている」
「そうですかね? 魔王として絶大な力を
蓄えるために聖女の力は必要ですよ?代理。」
「私じゃ役不足と? 」
「はい。」
ルシファーの問いに笑顔で答えるパズス
ルシファーは攻撃しようとするがその場には
パズスはいなかった。
「あやつが何をしようが、これを勇者や
アスタロト…いまはアスナと言ったか
あやつらが見逃さないはずだ」
ルシファーはそう悟り帰って行った。
一方ゼロ達が引越しをした島。ここでは偽ソフィアに
変装したサンドラによって襲撃され
中破して補強していた豪邸のグレードアップが
開始されていた。
豪邸はドワーフとリディア、ベル、セラ、ヨナ、クイナ当たりを中心にみんなで協力していた。
その中、食料を確保するためゼロは釣りをしており
ソフィアがその隣にいた。
ソフィアはゼロの釣りをしている間、あることを
考えていた。
それはディアナが国家間の会議に出る前の
出来事を思い出していた。
ゼロはミドリたちに話した25人の乙女の力を
手にして魔王を倒したことを
ソフィア、エリーゼ、ディアナ、サビエラに
話す。
「ちょっとそれどういうこと! それじゃアンタに
私たちが命をかけろと?」
エリーゼは普通に文句を言う。
「うるせぇな。みんなに言うとショッキングに
なるから言った方がいいヤツだけ集めたのに
やっぱお前連れてくるんじゃなかった」
エリーゼは何か言いたそうだったが我慢する。
サビエラが言う。
「だがこれだけよりお前の師匠やエルフの女も
来た方が良かったのでは?」
「先生やボケエルフは既に知ってるよ」
するとソフィアが嫌そうな顔をして言う。
「ゼロ? ウルスラは私のひいおばあちゃんの
お友達なのよ。その言い方ないでしょ」
「ああ、ソフィアのこと普通にソフィアって
呼んだのはウルスラがソフィーナが別にいること
がわかったからって理由だっけな。
あの時は驚いたよ」
この話にディアナが挟む。
「で、私だけに言ったのは受け入れやすそうだから
でしたよね。これって知らないとあとから
大変なのでは?」
「まぁそうだが今は言えない。そのうち
みんなに言うさ」
ソフィアはこのようなことを思い出していた。
釣りをしてるゼロを見てる中。ゼロに話す
「ゼロ?」
「どした? ソフィア」
「お義母様の秘密って何?」
ソフィアの問いにギクッとするゼロ
「あれは…ハッタリだよ。写真は
秘密と関係ない」
するとソフィアは1枚の写真を出す。
ゼロは驚愕する。
「これお母様が持ってきたやつ。私が城にいた時
あなたがシャワー覗いてた時撮ってたのね」
するとソフィアはそれをビリビリに破く。
「あーっ。勿体ない!」
「勿体ないじゃないわよ! なんで私ばっか
覗くのよ!」
ソフィアに責められるゼロ。するとゼロは照れながら言う。
「それは…君が綺麗だからだよ」
ソフィアは顔が赤くなる。するとソフィアは聞く。
「確かあなた女王と結婚したかったよね?
私か最初から王族だって知ってたの?」
「いや、違う。普通に一目惚れだよ
綺麗な子だなと思ったんだよ」
「そう、ありがとう」
照れるように礼を言うソフィア。ソフィアは
恥ずかしそうに言う。
「実は私あなたのことが好きになりかけてるのかも
最初は怖かったけど、村の時庇ってくれて
でもそのあと他の女の子と仲良くしてるのが
嫌だから出ていったのかも…」
ゼロは黙って聞いていた。すると魚が
釣竿にかかった。
ソフィアはゼロの持ってる釣竿を一緒に掴む
ゼロは照れるものの一緒に大きな魚を引き上げた。
ソフィアとゼロの仲良さをアスナは見ていた。
アスナは少し納得が言ってなかった。
自分より扱いのいいソフィアに対して。
魚を吊り、部屋で休んでたゼロ。そこに
ヒカリが部屋に入る。
「どうしたんだいきなり?」
ゼロが聞くとヒカリは椅子に座り話す。
「ゼロ、あなたがソフィとくっつこうと
パティと子供作ろうが
他の女の子とイチャイチャしても構わない。
でも、アスナはだけはとっとと殺して欲しいの」
「な!」
ゼロは驚愕する。
「どうしてだ? あいつはもう魔王じゃない
あいつは奴隷だ。あいつの元魔王という
人脈と残された魔力を利用すればいいじゃないか」
「ウルフやキューラみたいに下克上狙ってるし
ほかの魔族からも狙われてるんだよ?
あと魔力ってあんたが吸収したから
使えないんじゃないの?」
「吸収しただけで使うことは出来ない。
俺の命が危なくなるとどういうことか
一時的にあいつのとこに戻るんだ」
「それだったら尚更だよ
アスナはみんなの仇。アスナをこのまま
生かしてるとあなたの大好きなソフィだって
どうなるか
せっかくソフィがあなたのこと
好きになったんだし勿体ないよ」
「たしかにな」
ゼロは悩んでいた。かれにとってアスナは奴隷であり
人間としては見てない上元魔王である彼女は
人質にできる。そして一部の強力な魔法を使うことができるというのが彼の考えだった。
やがて数時間すぎ
豪邸の人々は集った。そこには帰ってきたばかりの
ディアナもいた。
ソフィアが皆に話す。
「皆さん、私は今まで一人の村娘として
生きてきました。ですがこれからは
みんなと一緒に力を合わせて生きていきたいと
思います。 そこで提案をします」
ソフィアは少し間を置いて話す。
「ソフィア王国の建国を宣言いたします」
一同はどよめく。
ゼロが言う。
「ちゃっと待て! 国を作るってどういうことだ?」
「領土はこの島の面積全てです。 原生動物は
ウルスラに任せてます。開発もその動物たちに
配慮するつもりです。このことはお姉様とも既に
話をしています。
島の面積は領土としてのノルマはクリアしています。
ここに住む人もここにいる人達全員としています
ですが国家政府としての機能とがまだ足りておらず
他の国々がこの国を国として認めないと
いけないのです
そこで皆さんには協力してもらいます」
「協力?」
アスナが疑問に思う。
「ある程度ここの市民を増やして欲しいのです。
要は外交みたいなものです。
別の国市民とここの繋がりを持ちここが国として
ほかの国々に認知されることが目的です。
政府の成り立ちや本格的な外交はお姉様がパイプを
繋げてくれます。私自身も力を尽くします。
暫くはフェルアの一部としてしばらく居ますが
いずれはお姉様と相談し、独立国家ソフィア
としたいのです」
するとアスナは聞く。
「なぜ国を作る? そんなにしてまで必要か?」
「国を作るのはここにいるものを守るため
あなたは良い魔族ですが、パズスのような
敵がまた来るかもしれない。
暫くはここの存在も秘匿してます。
みんなを守り、そして私は…
愛する人が女王と結婚したいという望みを
叶えたいのです」
アスナとゼロはそれがゼロのことに気づく。
(ソフィア、俺のために…)
ゼロは少し動揺する。後ろでポニーテールの髪で
メガネをかけたソニアと名乗ってる時の
ディアナ女王が言う。
「良かったじゃない? あなたの望みがかなって」
「俺はもっと大きい国の女王と結婚したいんだよ
それによって権力を手に入れる
そのつもりだったんだ」
「ここもいい国になると思うわよ。
あなたたち次第だけど。政府の方は
私のとこか一部派遣する予定よ」
ソニアはこうゼロに言い残しその場を通り過ぎた。
ソフィアは決心していた。そしてそれをアスナが
じっと見つめていた。
さらにそれをヒカリが見ていた。
(ソフィ。あなたがゼロと結ぼうが女王になろうが
そんなことはどうでもいい。でもその女は
魔王だった女よ。いい魔族なわけが無い
私はいずれそいつを殺さなければならない)




