ナタリアはそういう女だ
ゼロ、エリーゼ、リディア、パティは豪邸へ戻ることにした。
ゼロはナタリアをおんぶしていた。
ソフィアことジュリアは城からも決別したが
ゼロの所には戻れなかった。
ゼロの考えをまだ許してなかったからである。
「俺がハーレムを作ることにそんなに文句あるのか」
「そりゃそうでしょうよ。女の子沢山いる中じゃ
ソフィ、ヤキモチするもん」
エリーゼがゼロにそういう中、ゼロは疑問に思う。
「てことはソフィはやはり俺のことが好きなんだよな
じゃあ、なんであんなに酷く嫌うのか?」
「それはいきなり服を剥がして、ソフィに迫っちゃ
誰でもそうなるでしょ」
それを聞いたパティはこう思った。
(大胆です! 私の時もそんな感じなのは
ゼロさんのアピールなのだろうか)
豪邸に着いたゼロだが半壊になってる豪邸を見てびっくりするゼロ!
「なんじゃこりゃ!」
すると門番をしているウルスラが警戒する。
ゼロは聞く
「何があった? ウルスラ」
警戒するウルスラ。ウルスラは槍を構えて疑う。
「なんだよ! ウルスラ何があったんだよ」
するとイスルギが近づく
「ウルスラこやつは本物の勇者だ」
「なぜ分かるのだ」
「ウルスラの特徴をなにか言ってみろ、勇者」
イスルギに聞かれるゼロは答える。
「ウルスラの脇には少し大きめのホクロが…」
するとウルスラはゼロの喉の槍を突き立てる。
そして照れながら言う。
「それ以上言うな! 通れ!」
ゼロは死ぬかと思ったと言うぐらいの感じで
ドッキリしていた。そしてエリーゼに白い目で
見られていた。
豪邸の敷地内に入ったゼロはアスナに話しかけられる
「ゼロ!お前がいない間に色々あったんだぞ!」
「見りゃわかるよ。こっちも王女様を連れてくことはできな…」
アスナに現状を報告しようとするゼロはヒカリを
見て目を疑う。
「どうした? 結局ソフィアと女王は同一人物か?」
アスナの声に耳を貸さずヒカリの元へ行くゼロ。
「やぁ! ゼロひさし…」
ヒカリが挨拶するとおぶってるナタリアをその場ではなし、ヒカリを抱きしめる。
「いたっ! 何するんだ! 」
ヒカリに抱きついたことにより抱えてたナタリアを
地面に落とすゼロ。
腰が地面について目を覚ますナタリア。
そこにはゼロがヒカリに抱きついていた。
「ちょ、ちょっといきなり何するの
みんな見てるじゃん」
「なんでお前が…ここに…」
少し泣きながら照れてるヒカリを抱きしめるゼロ。
そこにつむぎが見ていた。
「何してんのかな? ゼロ」
「あ、これは、その。それよりも!」
周りがじーっと見てる中ゼロはごまかす
「なんでこんなことになったんだ?」
誤魔化したゼロにアスナが言う。
「お前がいない間、ソフィアに化けたオカマが
豪邸めちゃくちゃにしたんだよ」
「なるほど、それなら思い当たる節がある
そうだろ?ナタリア。いや、俺らと会った時は
ナターシャって名前だっけな」
「えっ?」
エリーゼはゼロの言葉に驚く。ナタリアは
少し笑い反論する。
「なんのことだい? それは私の妹の名前だろ」
「俺は1度見た女性の特徴は覚えてる。
匂いや、ホクロの位置、胸の大きさ、ちく…」
するとアスナがゲンコツする
「言わんでいい!」
ナタリアにエリーゼが聞く
「ホントなの? ナタリー?」
「ホントだったらどうすんだい?
私を恋敵とでも」
「そんなことはどうでもいい!
今からお前を拷問する」
そういったのはゼロだった。ゼロはナタリアを地下室に連行していた。
ナタリアは磔にされ、半裸の姿にされていた。
「これが拷問かい? 呆れたねスケベ勇者」
「これこそが屈辱。俺はこの状態でお前の前で
極上ステーキを食べる」
そばにいたアスナはひいていた。ナタリアは
こいつぶっ殺してやるというような殺気を放っていた
アスナが聞く。
「オカマ野郎に情報流したのはお前か?」
「さあね? ぎゃあああ!」
ナタリアに電撃が走る。
「ちゃんとした答えを言わないとアスナほど出ないけど、死ぬぐらいの電気が流れますよ、ナタリーちゃん」
「ふざけんな! このカス勇者! あああっ」
それでもナタリアは答えなかった。すると
アスナとパンを持ってきたエリーゼが磔から
ナタリアを解放し、毛布をかけた。
ナタリアは気絶していた。
「なんだよ!まだ楽しみが残ってたのに!
恥ずかしめと空腹のダブルで苦しめようと」
エリーゼはそういうゼロを睨みつける。
そしてアスナと共に別室に移動した。
別室ではナタリアは服を着ていたが椅子に
縛り付けられていた。
部屋は地下牢の個室のようなところで
アスナとエリーゼがそこにいた。
ナタリアは目を覚ます。
「あたしを助けたつもりかい? エリー?
あたしはその気になったらあんたを殺せるよ」
するとエリーゼがナイフを向ける。
「私もその気になれば殺せる。あなたは
ソフィを傷つけた。だから許せない
でも聞きたいことがあるの」
ナタリアは鼻で笑い仕方ないかと言う感じで諦めた。
エリーゼが聞く。
「ホントにアナタはナターシャなの?」
「それを聞いてどうするのよ。私がナターシャだったらどうすんの?」
「確かめたいのよ、なぜ名前を偽ってたのか」
「あんたらをつけてたって言えばいいのかしら
私はソフィアがあそこにいるのを知って
フランツに近づいた。しかしソフィアと勇者に
罪を着せるため、アンタらを殺すよう
村人たちと取引をした。
私は頼まれた身だがあの村長は私も殺そうと
した。
私は殺されてたまるかと思い逃げようとしたが
もう少し様子を見るため、殺されたフリをしたの」
するとナタリアは何かをエリーゼに投げる。
「アンタがあの時ガザガサ何か探してたのは
バレバレよ。これあんたがフランツから盗んだ
ピアスの片方。あんたにやるよ」
「なんであんたが」
「さぁね? まぁ売ろうとしたのかもしれないし
そうでもないかもしれないし
あの後そこのアンタ、魔王だっけ?
あんたに巻き込まれる前に逃げたのよ」
するとアスナは質問する。
「さっきの質問だがお前がここを知らせたのか?」
「さぁ?」
すると巨大な鉄拳のようなものがナタリアの
横をかすれる。壁にヒビがはいる
「私は機嫌が悪いんだ。ソフィアばっかり構って!」
ナタリアはさすがにアスナを恐れたのか
白状した。
「その通りだよ魔王さん。私はある組織の人間だが
そのことを話したらあのライデンみたいに
やられちゃう」
「心配するな」
そう言ったのはゼロだった。
「お前は俺の仲間だ。そんな呪いとっくにない」
「はぁ? 私があんたの仲間だってふざけ…」
「また電撃浴びたいのか? それともアスナに殺されるかどっちがいい?」
ナタリアは逆らえなかった。
「まぁあんたらに殺されるぐらいなら
言ってやるわ。私がついてたのは…うっ…」
ナタリアは突然血を吐く。
(やはり呪いがまだ)
ゼロは急いでナタリアを助けようとする。
「黒龍の…牙…」
ナタリアはその場で気を失う。
ナタリアは夢を見ていた。それは自分が暗殺者として訓練されてる様子だった。
「あぁ、これが走馬灯ってやつ…」
すると思い出の中にフランツといたことや
エリーゼと夜の街であったことを思い出す。
「これは…嘘の思い出…私は何をやってるのかしら」
するとナタリアは目を覚ました。
「ここは!」
「気が付いた?」
そこには水を待ってきたエリーゼがいた。
「なんであんたが」
ナタリアが言うとエリーゼが言う。
「私がここへ運んでみんなに治してもらった。
ベルが呪いを解いてくれたみたいで、
その後レフィーナおばさん、いえフィオナさんが
呪い予防をかけてくれたの」
「フィオナ? 確かソフィアの本当のお母さんかしら」
「そう、私、さっき見て驚いたの
死んだはずのおばさんがいて、私にとって
おばさんはもう1人のお母さんだから」
するとそこから誰かが歩いてくる。
「おばさんは酷いわね。エリー」
「おばさん!」
そこにフィオナが現れた
ナタリアが言う。
「アンタは確かモンスターの餌食になったと
生きてたの?」
「ええ猫になってね。あなたは私の娘を
殺そうとした。エリーと同じく許せないけど
さっき襲ったアイツらの情報をいってくれたら
あなたのこととりあえずは許してあげる」
するとナタリアは反発する。
「アンタら私をそこまで味方にしようとするの
なんでなの?」
「ナタリー! 私はあなたのことを仲間としか
思えないの! ここにいたら裏切りの罪で
あなたは殺される。もしそれなら…私が!」
するとナタリアは諦めて答えることにした。
ナタリアが言うには黒龍の牙は暗殺者の集団である。
ナタリアはかつてソフィアを襲ったパズスに
依頼されたことを話した。
エリーゼは聞く。
「なぜソフィを?」
「それはそちらにいるお母様が知ってんじゃないの?」
ナタリアはフィオナを見て答えた。
「ソフィには私の魔法使いの血と王族の血があります。
パズスという悪魔はそれを取り込もうとしたのかと
ココ最近少女が狙われてるようですね。あなたたちといたパティもそれで酷い思いをしたようで」
「じゃあまたソフィ狙われるの?」
エリーゼがフィオナに聞く
「その可能性はあるわね。でもこれだけいれば
大丈夫よ。そういえばソフィは?」
「城からも去って、それからどこかに行った。」
するとフィオナは顔色を変える。
「まずいわね。また狙われたらどうしようか」
するとそこでゼロがノックせずドアを開ける。
するとエリーゼが蹴る。
「ノックぐらいしろや。このエロ勇者。
ナタリー下着姿なんだから」
胸を隠すナタリアをちらっと見てるゼロは言う。
「ソフィをとり戻すぞ! ヒカリから聞いたんだよ。夢で会ってるらしいんだ」
エリーゼ達は不思議がる。
「あんたソフィいなくて頭おかしくなったの?」
エリーゼが聞くがゼロは反論する。
「違うほんとにそうなんだよ!
ヒカリとフィオナには協力してもらう」
するとエリーゼが自分も行くと言う。
「ダメだ! お前にはやってもらうことがある
そこにいる捕虜を見張っとけ」
「捕虜!?」
驚くナタリア。そしてフィオナが言う。
「そうね。何かあったらエリーに対処してもらいたいし、それと」
ゼロに近づくフィオナは言う。
「私の娘に手を出すのやめてくれません?」
「やだなお母さん、誰からそれを」
「気安くお母さんって呼ぶな!」
ゼロはフィオナにボコボコにされる。
一方王国ではディアナを叱っていた
女王ファルシオーネがいた。
「ディアナ、なぜ逃がしたのです。」
「お母様、私にはジュリアを止められません。
ジュリアはもうここには来ません。
どうか見逃してください」
「なりません。あのものは呪われた子なのです。
あの子の正体が国民に分かったらどうするのです?」
「なぜお母様はそこまで…」
「黙りなさい! あなたは下がりなさい」
ディアナは女王の元を去る。
するとノールを呼ぶはファルシオーネ
「ジュリアを殺すよう次の手のものは?」
「はい、もちろんです。彼女が犯罪者に殺される
ように手筈を打ちますとも」
その頃、ジュリアことソフィアは
街をさまよっていた。あたりは夜になっていた。
ソフィアは酒場に来た。そこで男に声をかけられる
「ん?あんたどこかで?」
自分が王女ジュリアと思われたソフィア男が言う
「間違いない! ミスコン2位の女だ。
こんなとこで会うとは」
「えっ?」
「俺、審査員なのよ。あんたにここで会えるとは」
男は喜ぶ。するとソフィアは聞く。
「なぜ私を選んだのですか?」
「まぁ体としては他の子に負けるが
なんて言うのかな、内面に非の打ち所がないというか、全体的に綺麗に感じたから俺は投票したんだよ」
ソフィアは嬉しかった。すると男は
金貨を1部ソフィアにあげた。
「これもってけ。外は冷えるからな」
するとコートをあげる男。ソフィアは感謝し
酒場を出ていった。別の男が言う。
「あの子、王女に似てないか?」
「まさか、王女のファンで真似してんだけだろ」
夜道を歩くソフィアは考えていた。
(私がいたらみんなに迷惑をかける。私は
いちゃいけないんだ。殺してくれるなら
いっそ…)
すると後ろから誰かがソフィアを捕まえる。
気がついたソフィア。そこには辺り1面人気が居ないところだった。
ソフィアはパンツ以外全て脱がされていた。
ソフィアは胸を隠す。
そこには男3人がいた。
「おい、この女王女に似てないか?」
「いや、ミスコン2位の女だろ」
「どっちでもいいさっさとやろうぜ」
ソフィアは恐怖のあまり怯えていた。
しかしもう諦めていた。
(私1度酷い目にあってるのよね…
あの出ていった夜に…
もういいのよ私なんて)
豪邸を出て、盗賊に襲われたことを
思い出したソフィア
するとふとゼロに襲われたことを思い出す。
涙が出てしまい、やっぱり自分はまだ生きたい!
と思った
「助けて! 誰か! 嫌だ!こんな人達になにか
されるならゼロなんかにされた方が!」
叫ぶソフィアを笑う3人。すると3人の男は倒れた。
ソフィアは胸を隠す。胸を隠したソフィアに誰かが
コートをかけ、ソフィアの肌を隠すようにする
「これはあなたのコートです」
それは金髪のオールバックの男性だった。




