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カーネーション革命

作者: 家紋 武範

 1974年4月25日。ポルトガルの首都リスボンにて、禁止されていた歌「グランドラ・ヴィラ・モレーナ」がラジオから流れた。


 これがきっかけで、アントニオ・デ・スピノラ将軍率いる国軍運動(MFA)がクーデターを()こし、マルセロ・カエターノによる独裁政権を倒したのであった。


「兵士の皆さん、カーネーションをどうぞ」

「やぁありがとう」


 この革命はスピノラ将軍の意思により、ほとんど無血で行われた。カエターノは包囲され、なす術なしに投降することしかできなかったのだ。


 市民は喜び、カーネーションを持って兵士たちを労った。兵士たちは誰ということなく、その花を銃口に挿したのだ。


 この筒は命を奪うものではない!

 自分たちの命を! 自由を守るためのものだという心の現れであろう。


 ポルトガルの4月25日は『自由の日』としてカーネーションを飾られる。




 最近のきな臭い情勢と、母の日を近くして、こんな平和的な革命とカーネーションの話もしてもたまにはいいでしょう?

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― 新着の感想 ―
[気になる点] カーネーション革命のお話を懐かしく拝見しました。 フィクションとして書かれているのかもしれないのですが、カーネーション革命のを主導したのはサルゲイロ・マイア大尉ではないでしょうか。別…
[良い点] これはいいエピソードを教えていただきました。 なるべく戦をしない戦国物を書いているんですけど、こういう象徴的なシーンもちょっと考えてみようかな。
[良い点] 無血革命はすごいですよね。 頭脳も段取りも人心掌握もばっちり必要です。 戦争でないと世界を変えられない、武力で変えようとする人に対し、武器を供給するしかない、何かと無力感に包まれる今日この…
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