表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
法則  作者: 鞍璽蛙埜
1/3

プロローグ


だから言ったんだ。

深入りするなって…



自分自身に言い聞かせながら俺はとにかく全速力でバイクの元へ駆けていた。

「よし…」

イグニッションキーを回し、セルフスターターボタンを押せばすぐにエンジンは鼓動をはじめ俺の駿馬になってくれる…

そして、予想通りにエンジンは掛かり官能的なエキゾーストノートを奏でたところで俺は乱暴にクラッチを繋ぎ急発進する。

自分より前に生を受けた25年前のバイクといえど750ccの排気量と70馬力そこそこのエンジンを搭載した駿馬は瞬く間に高速道路であっても一発で免許がなくなる、そんなスピードに達していた。


「へっ…いくらぶっ飛んだ奴でも流石にこの速度じゃ…」

乗り物に乗っていなければ追いつけないだろう?

と、呟こうとしてバックミラーをみた俺はとても…

いやあるいは、本能では感じ取っていたのかもしれない。




「やぁ、少年。その程度の速度なら、私でもこのように追いつくことが出来るのだよ?」


そう、頭の中に直接響く不思議な声という意思が叩きつけられた…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ