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87小節目
「だから、何?」
いつになくルルカが冷たい口調で答える。
「あたいは義務を果たしたよ!
立派にこの大地も浄化した。
祖国に行くのは、本当に自分のための理由であって
どんな事情があっても
世継ぎなんかなる気もないし
興味もない。
勝手にあたいの未来を決めつけないで!
あたいの未来はあたいのもんでしょう?」
「もう、いいよ。
もう、お互い傷つけ合うのはよそう。
ルルーカレツィア様」
「「「え!」」
ハルフォードの言葉に、一同びっくりして固まった。
きっとにらみ、怒り出す。
「なんでばらすの?
せっかくのってきたとこなのに〜
あ〜あ、しかたないわね!
では、種明かしをいたしましょう」
そう言ってにっこりほほ笑むルルカは、
どこか大人びていて、まるで別人のようだった。




