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84小節目

「ちょっと待って!

大事なこと、聞いていい?」


ルルカか唐突に質問した。


「どうぞ、何なりと」


使者は余裕を持って答えた。


「あたい、リリア設定なんだけんど、なんてバレたの?

それと、

あたいじゃなくてりーちゃんのほうが、上品だし世継ぎ候補に向いてんじゃね?」


「確かに。

まずは、ルルカ姫の存在を知ったのはこれです」


使者が出したのは、夢魔退散のお守りとして売られていた似顔絵だつた。


「我が国の商人がこの国を訪れた際、目にして王宮に報告してくれたのです。

このお顔は、礎となられた我が国の女神像と瓜二つてすから」


ーあちゃあ〜!そんなことでバレるんかい?!

 肖像画を作ることを断固拒否したから像だけでも作らせろ!つて

 懇願されたんだよね、あの時…

 そんなに似てたんだ、


心の中でつぶやいていたのを暗黙の了解とみなし、使者は話を続けた。


「もう一つは、簡単です。

リリア姫はこの国の若君と婚約が成立されておりますのでお迎えできません。

ルルカ姫には王配をめとっていだき、エスファルディアの礎となって頂く所存です」



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