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83小節目
「俺も行く!」
ライガードが叫んだ。
「私もついていくぞ!」
グラディアスも叫んだ。
呆れた顔で、ルルカが二人をバッサリときる。
「ダメダメ!
おとしゃま、そろそろみんなのところに戻らないと、おばばが暴走始めるよ!
ぐらさんも、ロイさんがいつ目覚めるかわかんないから側についててやんなきゃ!」
「ルルカア〜」 「ルルカ嬢」
二人とも残念そうな反応を見せるものの事情が事情だけに
諦めざる負えなかった。
パチパチパチパチ。
突然拍手がして、祖国の使者が言葉を紡いだ。
「さすがですね!
相手に信頼されていることといい、
合い手を従わせられるカリスマ性といい、
君主としての素質をすでに発揮なされているのですね!」
「ヌンシユ?それ、何?
祖国の名産品?」
「くんしゅ、その国の王様ノコトダヨ…」
呆れたハルフォードが解説をいれる。
「おー様のコト?なんであたいがおー様?」
不思議な顔をして尋ねると、使者の口から思わぬ発言が飛び出した。
「ルルカ姫、あなたは我が国の世継ぎ候補なのです」




