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79小節目
「我が祖国、エスファルディアでは王位継承を巡り、
諍いが起ころうとしているのです。
詳しいことはもうしあげられないのですが、
ルルカの持つ月刀がカギを握っているのです。
このままだと、ルルカの身に危険が及ぶかもしれません。
彼女自身、浄化によって膨大な力を消費しており
これ以上はの無理は出来ません。
そこで、警告も兼ねて
私が出向いてきました」
ルルーカレツィアの話は、回りのものに、
新たな衝撃を与えた。
この国を癒したばかりだというのに、
今度は自分の祖国の問題に巻き込まれるとはー
「それで、ルルカにどうしろというのですか?」
ライガードが声もあら気に質問する。
「このまま、祖国へ向かいます」
「ちょっとまったあ!
一人で行ったこともねえ祖国のために
危険にさらせというのか‼」
「俺が付き添います」
ハルフォードが宣言した。




