77小節目
そこへ、マルーカが訪れて告げた。
「まあ、ハルフォード!
ルルカさんは大丈夫なの?
取り急ぎですが、お食事の準備が整いましたので
皆様、食堂へどうぞ!
そうそう、(あほ)おー様は、暫く出入り禁止!
よし、と言うまで出現禁止です!」
ふっ。
王様は、素直に帰って行きました。
王様は、知っているのです。
王様は、分かっているのです。
この人に逆らうと、美味しいご馳走に二度と出会えなくなると。
寂しがり屋の王様は、いつもぼっちだったので、
みんなとワイワイ出来る楽しさを知ったので、
もうぼっちにはもどりたくない!と、強く願いました。
特に、女神様の入れてくださる至上の飲み物を毎日飲みたい‼
と思うようになってからは、こっそり精霊界で積んだ朝咲きの花を
こそっと女神様に届けたのでした。
ーオーさん、何かまた、地雷ふんじまったんだろうなあ〜気の毒に…
黙り込んでいたハルフォードは、フーッとため息を付き、腕の中の乙女に声をかける。
「お邪魔虫は消えましたよ!
いい加減、下ろしたいのですが…」
腕の中の乙女はパチッと目を開け、ふふふと笑うと
ニッコリ微笑んだ。
「皆様、初めまして。
ルルカの先祖のルルーカレツィアと申します。」
「「「!」」」
グラディアス、ライガード、マルーカの三人は目を丸くして
ルルーカレツィアをみつめたまま固まってしまったのであった。




