68小節目
ーいつ分離できたの?
不思議だったから、たずねてみた。
ーあなたの月刀の舞を見た時から少しずつ。
ーじゃあ、あの時も?
夜中見回っていた時、出会ったことを思い出す。
ーどうしてあの時、浄化しなかったのですか?
ーあんたの手作りスイーツが食べたかったんだもん❤
グラさんてば、いっつも自慢してたんだよ!
本当は、ハルフォードやグラディアスを悲しませたくなったから。
悲しみでいっぱいのまま、本人を昇華させたくなかったから。
ふっと寂しげに微笑むと、青年はポツリと告げた。
ー私は、グラディアス様が大好きで、大嫌いでした。
ハルフォード様が可愛くて、憎らしかった。
ーだって、いとこなのに、自分だけ世界中の不幸を背負ったみたいな
境遇だったからでしょ?
ーお気づきでしたか…
ー後ろのお墓がお父さんのお墓でしょ?
せめて、この場で浄化してほしかったから
罠にかけたんしよ?
青年は、苦笑いを浮かべて告げた。
ー何もかも、お見通しでいらっしゃる。
では、なぜ、私を浄化できてないのですか?
月刀の力は、つきたはず…
そこで、えへん、とルルカは胸を張って答えた。
ー覚醒したんだ!あたい!
だから、




