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67小節目

「好きだかんね!」 ズン!


叫んだ本当の気持ちと、貫いた感触が同時だった。



パアアアアアアア。



急に辺りが白一色に染まり、何も見えなくなった。



ーうえん、うえん、うえん、うえん…

ー子どもの鳴き声?


ふと顔を上げると、視線の先に小さな男の子が、膝を抱えてうずくまり

声を押し殺して泣いている。


ーぼうや、おいで。


両手を広げて、呼びかける。

ぱっと顔を上げ、子どもは警戒する。


ーおねいさん、誰?

ールルカ

ー?

ーいいから、おいで

ーたたくの?母さまみたいに

ーちがう。その逆

ー逆?

ーギューンって、する

ーぎゅう?


ニコッと笑って、ぐんとてをひろげる。


ーおいで!ロイフェルリート!


ぱっと顔を輝かせ、だっと腕の中に飛び込んてきた幼子をぎゅっと抱きしめる。


ーよくがんばつたね!

ーうん

ーよく我慢したね!

ーうん

ーもう、大丈夫だよ!

ーうん

ーもう、一人じゃないよ!



幼子は顔を上げると、すっと下がり、ルルカを見つめてはかなく微笑んだ。


「もう、良いのですよ、舞姫どの。

私を浄化してください」


そこには、青年の姿に戻った世継ぎの君とよく似た側仕えの姿があった。


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