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50小節目

「ふう〜ん、あい、だね」


マルーカ、ミスカがウンウンと頷く。


照れ隠しからか、ナギがミスカに話題をふる。


「そういえば、ミスカ、花束の君の正体は分かりましたか?」

「花束の黄身?えっ、それ、新しい玉子料理?」

「「「············」」」


三人が黙り込んだところで、ツッコミが入る。


「3日置きに届く花束の送り主のことですよ!

これだから、おこちやまは…

いつまでたってもかくせ」


「おすわり!!」


しろわんこがルルカの横でびしっとおすわりをする。

じろっとねめつけてから、また、話しだした。


「オーちゃんに頼めば?

花束のお花さんに直接聞いてくれるよ!」


「お呼びかな?」


そこへドロンと精霊王が現れた。

しかも、しろわんこからずっと離れたところに。


「どうして分かったのですか?白状なさい!」


マルーカが詰問する。


「はい!教えてもらいました」

「誰に?」

「それは、そのー、」


ルルカが場の読めない発言をする。


「あそこの大きな緑さんに頼んで教えてもらっているんだよ!」

「ルルーカレツィア!」

「だから〜それは〜ご先祖様だっちゆうの!」


「なんでここに載っている名前が出てくるんだ‼」


今度は書物片手にハルフォードが参戦してきた。

突然消えた精霊王を心配し探しに来たのだった。


みんなが勢揃いしたなか、静けさをやぶる大声が響いた。


「ハルフォード、グラディアス様はコチラにおいでか?」


「おとしゃま‼」「騎士様‼」


ルルカとナギが同時に叫び、えっと言う顔で見合う。


「「もしかして…」」


「兄上がどうかなされたのですか?」


ハルフオードが声をかけると、深刻な顔をして風の長が答えた。


「寝室から忽然と姿を消してしまわれた」

「なぜ…」


呆然とする一同に、精霊王が爆弾発言をする。


「宿り主が動きだしたのじゃ」





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