52/118
49小節目
ここは、中庭の陽だまり。
今まさに女子会の真最中。
しろわんこはお腹いっぱいで、ルルカの膝枕でお昼寝中である。
今日の話題は、ひょんなことから恋バナとなった。
「へえ〜、ナギねいさんは騎士団に憧れの人が
いたんだね!」
いつも無表情なナギが、今日だけは少し乙女の顔をして
はにかんでいる。
「とにかくお強くて…
剣の大会では、いつも圧倒的な勝利を勝ち取られたものでした」
ミスカがその先を知りたくて、質問する。
「その方は、どうなされているの?」
少し顔をくもらせ、寂しげに答えた。
「ある日、突然退団なされました。」
「なぜ?」
「かぜの噂で、子育てに専念なされていると…」
ルルカが驚いて尋ねた。
「え!男でもこども産めるんだ‼」
「「「産めません!!!」」」
三人同時に否定した。
「ご親友の忘れ形見だそうです」




