インテルメッツォ2
「そろそろついた頃かねえ〜」
おばばの独り言にリリアが反応する。
「皆さん、お元気でいらっしゃるでしょうか…」
感慨にふけるリリアをちらっとみて、薬の調合を続けながら尋ねる。
「ルルカと変わるかい?
今からでも行って来るがいい」
ふるふると首をふり、一言。
「まだです!」
ーおや?
ムリです、と言うかと思ったけど
" まだ " と答えたところをみると、
ちったあ根性がついたね!
ここに残ってから、好き嫌いなく出された食べ物は
残さず食べるように努力してる。
それから、長代理をしている者から剣の基礎を習い始めた。
まだ剣の重さで、てがブルブルしているそうだけど。
おばばの薬草に関する厳しい指導にもついてきている。
もともと飲み込みが早いから、教えがいがある。
それに、みんなが寝静まった後、月刀を使って舞の稽古をしている。
ー目的は、見え見えなんどけどね…
王都は、精霊王が起きたおかげで結界が強化された。
それに、大事な愛弟子にちょっかい出さないように、
銀鈴狼も送りこんだ。
ーあとは、ヘタレぼうずの出方しだいだね…
「さあ、残りの調合もやっちまうよ」
「はい!」
今宵は新月。
夢魔が悪さをしないように、詩を奏でる。
♬おやすみなさい、おやすみなさい〜




