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41小節目
夜の見回りを始めてから、初めての新月を迎える。
満月からこっち、また、夢魔と遭遇したのは数えるほど。
精霊王いわく。
ー最初の舞でかなり浄化か進んだのじゃ。
しかし、油断は禁物。
新月には最も活発になるからの…
その朝、おばばから便りが届いた。
ー助っ人を送る。
「助っ人?誰が来るんだろう?」
ルルカは朝からわくわくして落ち着かない。
精霊王もまたそわそわして落ち着かない。
「オーちゃん、何か心当たりあんの?」
ルルカの問に対して、精霊王はキョロキョロしながら怯えていた。
「何だか、とてつもなく悪い予感がするのじや!
もしかして…来た‼」
そういうなり、精霊王はドロンと消えようとしたが、何かに服を引っ貼られ
すってんころりと豪快に転げた。
「ぐうえええ〜」
おまけにかえるがひしゃげたような声を出した。
ーもしかして!
ハルフォードは、悪いよかんがして…
「わああ!かわいいわんころちゃん❤」
ルルカがキャイキャイと騒ぎ立てている。
来た!やって来た!!
不思議なことに、ハルフォードにも見えていた。
あの、ワンコロが…




