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2 小節目
「王都に夢魔に取り憑かれた人々が続出してるらしい」
「なぜ結界がある王都で出没するのでしょう?」
「結界? そんなもんとっくの昔に消失してるさ!」
巫女長様が意外そうな顔をした。
「確か王都は精霊王を守護精霊とした主神殿があるのでしょう?」
おばばば呆れ顔でそっけなく答えた。
「怠慢なのさ、 あいつらは」
「タイマン? えーどこにあるの? その食べ物❤
王都にいったら食えるのかい、おばば?」
ルルカがそこに反応し、 またおばばに叩かれていた。
ールルカさんと私、なんか似てるかも…
求婚と球根を勘違いしたことが私もありますもの。
心の中でリリアがちょっぴり前の痛い思い違いを思い起こしていると、
突然話の矛先を向けられた。
「リリア、 あんたが世継ぎの君の婚約者として王都に潜入おし!」
「ヘっ」
突然の提案に固まってしまったリリアだったが
「「無理無理無理無理無理無理無理無」」
両サイドで同じリアクションをしているルルカと巫女長様に
少し拗ねた眼差しを送る。
そうしたら、おばばは驚く提案を告げた。
「じゃ、リリアの代わりにルルカ、王都にお前が行くんだね」




