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14小節目
いきなり手首をつかまれ、つかんだ相手をねめつける。
「痛いじやないか!
さっさと離しやがれ、この%@#∆※׉√」
聞くに耐えない罵詈雑言を相手に浴びせる。
だが、相手はどこ吹く風で全く動じない。
むしろ離すまいとぎゅっと握りしめ直す。
いちど目をとじ、作戦を変える。
目を開くと同時に、かつてハルフォードを陥落させた極上の笑みを浮かべて
首をちょっとかしげてお願いする。
「お離しくださいお兄様。
ルルカのお、ね、が、い❤」
そうして、バチンとウインクしてみせた。
その途端、相手がパッと手を離し、冷酷な表情になる。
「そなたは何物だ!
ルルーカレツィアではないのか?」
ルルカは一瞬で理解し、呆れた顔をして答えた。
「それ、あたいのご先祖様だよ!セイレーオーさま…」




