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96小節目
久しぶりの再会は、けして感動的なものではなかった。
「私をだまして楽しんだの?」
「姉さま…」
「あなたって、本当に最低な妹ね!
私がどんな気持ちであなたのいない長い時間をすごして来たと思う?
あなたの予言の申し子を、どんな気持ちで育てて来たと思う?
ルルカをどこにやったの?
返して!返してちょうだい‼
わたしの大事な」
「ごめんなさい!」
姉の叱責を妹精霊が突然さえぎった。
「違うの、違うのよ…
ただ、大切な姉さまがずっとつらい思いをしてきたことを
しったから、誤りたかっただけなの…」
ルルーカレツィアはそう告げると、下をむいて黙り込んだ。




