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魔族のチート魔王ゼノン登場


 玉子とは 安価で美味い 食べ物ぜ


    By 第二玉子


うぅーん、事態は変わらないしとりあえず役職第二玉子を鑑定して見るか。


第二玉子:サタンダーモンが役職を設定するときに文字を間違え、本来なら第二王子と書かれるはずだったもの。

なので肉体を持ちえた者にこの玉子という役職がついた前例などあるはずも無いため、

この役職が与える影響などは不明。

この玉子は強力な生き物として羽化するかもしれないし、玉子のまま終わっちゃうかもね♪


・・・

・・・・・

・・・・・・・

あの駄目神幼女出てこぉい!!!!!

文字間違いってなんだよ!

ちなみに第二王子を鑑定すると、

第二王子:魔王の男子の子供

この役職を持つものは数字が若ければ若いほど、魔王が滅んだ際、

魔王が保持していた加護を引き継ぐことが出来る


いやいやいや、今世の父親に死ねとは言わないけどさ、

第二王子の方が絶対魔族の希望になれたよね!

だって加護二つ持ちになれる可能性あった訳だし。


無いわ、この間違い無いわ。


転生者はまんま転生者だった。


と完全に鑑定に意識を持っていかれていると、

パチン!!

痛あぁぁぁぁい!!!臀部超痛い。

「姫様、駄目ですまだ泣きません」

「そ、そんな、なんて、なんてこと」

パチン!!

痛い、いや、ものごっつ痛い!!

パチン!!パチン!!パチン!!

駄目だ、涙が出ちゃう、赤ん坊だもん。

「びえーん」

「姫様、赤子が、赤子が・・・」

「ええ、聞こえてるわ。初めまして私の赤ちゃん、そして希望の子」

泣きじゃくる俺を母イレーナは微笑みながら抱きしめてくれた。


「おぉー、遂に産まれたか」


そう聞こえたと思ったら禍々しいオーラを纏った黒い恰好で羊の角みたいなの生やした浅黒い男が目の前に現れた。


「はい、私たちの子です」


ってことはこの男は魔王ゼノンか。

早速鑑定。


名前:ゼノン

年齢:155歳

種族:魔族[魔王]

属性:闇

レベル99


HP:65500

MP:30000

攻撃力:500

魔力:3892

防御力:900

俊敏:500

加護:サタンダーモンの加護

特技:闇魔法[極] 瞬間移動 余の後ろに立つことを禁ずる ふ、そっちはただの残像だ 魔法の理に最も近い者



えっと、一人他と違う次元に居るんですけど・・・


なんだよ、HP65500って!!

ドラ○エの世界にネ○グラン○ン現れたんだけど!!


いやいやいや、俺要らないよねこれ。

こんな化け物でも倒せない相手なんて絶対無理じゃん、駄目じゃん、逃げるしかないじゃん!!!


てか、特技が、特技が中二病過ぎる。

闇魔法[極]:闇魔法で攻撃時威力三倍、魔法習得率3倍

とりあえずチート確定だわな。

余の後ろに立つことを禁ずる:殺気を纏った相手が三メートル以内の背後を取ることは出来ない

何これ?暗殺とか不意打ち通じないじゃん!!!

全くゼノンを倒せるイメージが湧かない。

ふ、そっちはただの残像だ:攻撃を受けた際50%の確率で残像と入れ替わる

・・・

スパ○ボの分身か!!!

魔法の理に最も近い者:属性関係なく全ての魔法の威力1.5倍


・・・

玉子は考えることを止めた。


いや、だってこんなのどうやって倒すのさ?

いやいや、このチートでも倒せないジャスティス君の意味が分からない。


「うむ、まだ小さいがしっかり魔族の象徴の角が生えておる」

ゼノンパパが俺の頭に付いてるであろう角をニギニギ。

あ、何か触られてる感触あるわ。

「それに、イレーナに似た立派なしっぽが生えておる」

と今度はしっぽをモフられた。

悲報、俺人間辞めてることに今頃実感する。

「うむ、この子は必ず強い戦士になるだろう。よし、ダダよ、鑑定石を持ってこい」

「はっ」

頭の無い鎧が何か石を持ってきた。おそらくデュラハンだろう。

頭無いのに何処から声を出しているのだろうか?気になる。


ゼノンパパは俺のぷにぷにの手を取ると、ダダの持ってきた石の上に乗せた。


「ステータスオープン」

お、空中に俺のステータスが表示されている。

「第二玉子?第二王子じゃなく?」

ですよねぇ。

「うん?転生者?」

あ、速攻で転生者であることがばれた。


次のお話は明日の20時に更新します

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